現役力士データ
2020年（令和二年）
花のロクイチ世代ら30代力士たち。3人の大ベテランが去った。
| 基本データ |
四股名、最高位等の基本的なデータ 年齢はその年の誕生日後のもの（12/31基準）。 取り口：相撲の取り方を独自の分類で表記（「解体新書」参照） 型 ：得意とする形 得意技：公式のものに近い表記で 体格 ：身長は1cm刻み、体重は5kg刻みで掲載前後の平均的なもの。体格分類は「解体新書」参照 |
| パラメータ
持ち技リスト 特性 |
パラメータ 15～１（0.5刻み）で表示。（上位項目はランクを併記。29年から基準変更） |
| サブチャート | ■傾向 ●の数が指向の強さを表す。 （相撲ぶりは剛か柔か、型を徹底するか多彩な取り口か、速攻かじっくり理詰めか、 気性・取り口は動か静か、四つに徹すか突き・押しに徹すか、四つの左・右の傾向） ■Ｖ争いの展開（上位陣のみ）/活躍の傾向は、 得意・傾向が強い順に、＜ ○、△、×、無印＞で示す。 ■間合い:密 （密着した状態。がっぷり胸を合わせた状態） 接 （廻しには手がかかるが、胸は合わせていない状態。向付、半身など） 近 （体は接しているが廻しには掛からない距離。押し合い、前さばきの応酬） 離 （体が離れ、突っ張りに適した距離） 遠 （遠距離。前掛かりに腕を伸ばして届く距離） 得意とする順に、☆＞◎＞○＞△＞×で示す。 ■総合値：パラメータの平均値。矢印は前年との比較（0.1以内の微増減は「→」とする） |
| 解説 | 略歴・近況(2年1月時点) / 取り口・パラメータとスキルに関するコメント |
| 琴奨菊 最高位:大関 福岡出身 佐渡ヶ嶽部屋 36歳 | |||||||||
| 取り口：前進型 | 型：左四ツ右上手 | 得意手：寄り | 180cm/180kg 重量肉厚 | ||||||
| 体 格 |
C 9.5 | 懐 | 8.5 |
＜決め技＞ がぶり寄り4b 右上手投げ3c 右小手投げ3b 左四つ寄り4a 左前褌寄り3c モロ差寄り2d 突っ張り 2c ハズ押し 3b 掬い投げ 2d 突き落とし4c はたき 4c |
＜崩し技＞ 右おっつけ4c 引きつけ 3a 巻き替え 1d 肩透かし 3d 閂 2d 極め 4c 左腕返し 3c 廻し切り 3b のどわ 2c 渡し込み 2d 波離間投げ1e |
＜立合＞ 左差し 3a 右おっつけ2b 右抱え込み4b ぶちかまし3c 左前褌 3c 張差し 1d 体当たり 2c 両差し 2d 頭b肩b胸c 手e変化e |
＜心＞ 勝負弱い 息切れ 連敗癖 強引 |
＜技＞ 右ワキ甘い 左堅い 受身○ 引張り込み 突進 相四つ○ 外四つ○ 対変化× |
＜体＞ 重心低い 肩幅広い カタフン バッタリ 左上腕 右肩 両膝爆弾 |
| 重 | 10.0 | ||||||||
| 力 | C 9.5 | 馬力 | 9.5 | ||||||
| 怪力 | 10.0 | ||||||||
| 足 腰 |
E 6.5 | 安定 | 6.0 | ||||||
| 粘り | 6.5 | ||||||||
| 速 | E 7.0 | 出足 | 9.0 | ||||||
| 敏捷 | 6.5 | ||||||||
| 技 | E 7.5 | 技巧 | 7.5 | ||||||
| キレ | 8.0 | ||||||||
| 離 | D 8.5 | 突 | 7.5 | ||||||
| 押 | 9.0 | ||||||||
| 引 | 9.0 | ||||||||
| 組 | C 9.5 | 寄 | 10.0 | ||||||
| 投 | 8.0 | ||||||||
| 極 | 10.0 | ||||||||
|
剛●●●■●○○柔 |
型●●●■●○○彩 |
速○●●■●○○理 |
||||||
|
動○●●■●○○静 |
四●●●■●●○押 |
左●●●■●●○右 |
||||||
|
活躍 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
8.3↓ |
| △ | △ | △ | ◎ | ○ | △ | △ | × | |
| ★略歴 高校相撲出身。入幕2年目の18年から上位定着。当初は押しが中心だったが、部屋の先輩大関・琴風ばりのガブリ寄りが代名詞になって三役常連に。プレッシャーに弱い面もあり23年名古屋場所では目前で大関取りを逃したが、翌場所成功させた。昇進以降は故障による不調、調子を上げてはまた故障。特に25年11月に大胸筋を切った後は右の怪力を発揮できず苦しんだ。それでも徐々に鍛え直し、28年1月は3横綱連破し初優勝。実に10年ぶりの日本出身力士の優勝とあって時の人となった。その後は慢性化した両膝の不調もあり失速。1年後の29年初場所で5年守った大関の座を明け渡したが、以後も金星を稼ぐなど奮闘している。若手の手本となる姿勢で二所一門を引っ張る。 ★近況 【三賞2度フイ】春は中位で11勝と気を吐き、名古屋は1敗で首位タイの白鵬を14日目に後退させて、それぞれ三賞候補に名が挙がったが、千秋楽負けて逃した。見せ場はあったが、夏以降負け越しが続いて番付を下げた。白鵬に珍しく両差しを果たして圧勝したのはまだ実力のある証だが、秋、九州と中位で元気なく負け越したのが気がかり。 |
|
★取り口 上手を引き付けてのがぶり寄りが魅力。重心の低いどっしりした体型で、型にハマれば自慢の出足が横綱をも一気に運ぶ。左四つでの寄りが武器で、右は抱える形でもガブリながら前に出る。残すところを突き落としも体重が乗って強力。右四つ相手には争わず左前褌を取っての寄りも鋭い。元々は押し相撲、右おっつけが強く、外ハズでの突き落とし、つっかえ棒を外すような叩きも武器。 ★パラメータ・スキル解説 （10.2→9.2→8.6→8.3）後半にかけて中位でも安定して勝ち越せなくなった。馬力が落ちたか自慢の出足で一気に決められず、長引く相撲も増えた。終盤息切れする傾向も出ている。ただ、相変わらず右で抱え込んで持っていく出足は、時に往年の迫力を発揮する。両膝悪いが、悪いなりにテーピングで固めてうまく使い、踏ん張りは効く。相変わらず変化には脆いが、秋場所、高校の後輩・栃煌山が幕内残留へ一縷の望みをかけて動いた際は、見透かしたように一蹴した。 |
| 豊ノ島 最高位:関脇 高知出身 時津風部屋 37歳 | |||||||||
| 取り口：技能型 | 型：左下手/モロ差 | 得意手：下手投、押し | 168cm/165kg 短躯肉厚 | ||||||
| 体 格 |
E 7.0 | 懐 | 6.0 |
＜決め技＞ 左下手投げ4b モロ差寄り4b 肩透かし 5c 下手出投げ3d 左掬い投げ4b ハズ押し 3b 吊り寄り 1d 外掛け 2c 切り返し 1e 上手出投げ3d |
＜崩し技＞ 渡し込み 2d まわし切り3c 下手ひねり2d かわず掛け2e いなし 4b 巻き替え 4b 右のどわ 2d 首投げ 2d 内掛け 1e はねあげ 3b |
＜立合＞ 左差し 3b モロ差し 3b 張差し 2d カチ上げ 2d 右ハズ 2d のどわ 1d もぐり 1e 頭d肩c胸a 手c変化e |
＜心＞ 逆境○ ツラ相撲 対速攻× 土俵際 |
＜技＞ 差し身 掬い差し まわりこみ 引き足○ 左半身 頭四ツ |
＜体＞ 巨腹 足腰柔軟 反り身○ 重心低い 右足爆弾 左ヒジ 腰痛 怪我× |
| 重 | 7.5 | ||||||||
| 力 | E 7.0 | 馬力 | 7.0 | ||||||
| 怪力 | 7.0 | ||||||||
| 足 腰 |
F 6.0 | 安定 | 6.0 | ||||||
| 粘り | 6.0 | ||||||||
| 速 | E 7.0 | 出足 | 7.5 | ||||||
| 敏捷 | 7.0 | ||||||||
| 技 | C 9.5 | 技巧 | 10.0 | ||||||
| キレ | 9.0 | ||||||||
| 離 | D 8.0 | 突 | 6.5 | ||||||
| 押 | 8.0 | ||||||||
| 引 | 10.0 | ||||||||
| 組 | D 8.0 | 寄 | 7.5 | ||||||
| 投 | 9.0 | ||||||||
| 捻 | 7.5 | ||||||||
|
剛○○●■●●●柔 |
型○●●■●●○彩 |
速○○●■●●○理 |
||||||
|
動○●●■●●○静 |
四●●●■●○○押 |
左●●●■●○○右 |
||||||
|
活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
7.5↓ |
| △ | △ | △ | △ | ◎ | ○ | △ | × | |
| ★略歴 高校相撲を経て角界入り。身長不足で第二検査での合格だったが、2年半で入幕。当時は身体も小さく定着に時間を要したが、19年1月に12勝を挙げると、翌場所初日は上位初挑戦で身長差35センチの琴欧洲を下手投げに下して鮮烈な印象を与え、三役に昇進。2度目の三役では二桁勝って殊勲賞を獲得し、大関候補にも名前が挙がった。22年は謹慎で十両に落ちるが、14勝で制して復帰すると、翌場所幕内でも14勝し決定戦に進んだ。24年の後半から平幕暮らしが多くなったが、印象的な相撲で上位で存在感を発揮し三賞は10回。28年1月は好敵手・大関琴奨菊と千秋楽まで優勝を争い関脇に復帰したが、大怪我に見舞われ幕下まで陥落も、31年に3年ぶりに再入幕。琴奨菊との再戦を目標に奮闘している。 ★近況 アキレス腱断裂からの再起はまさに地獄ロード。十両にはすぐに戻ると思われたが、目前で2度故障休場して一時は35枚目に落ちるなど2年の幕下暮らしを強いられた。30年九州で十両に復帰すると、連続二桁で31年春再入幕。しかし勝ち越しには届かず。幕内最年長となった秋場所ではアキレス腱の不調で1勝しかできず休場し再転落。再度復活はなるか。 |
|
★取り口 上背はないが頭は下げず、上体の反らされても相手の攻めを受けつつ左を差し込む。左下手からの投げや肩透かしなど高い技能を発揮する。故障から復帰後は、差して粘るのは苦しく、押し相撲で決める攻めの取り口が増えている。 ★パラメータ・スキル （8.9→8.1→...→7.5）小柄ながら腹は立派に出ており腰は重い。左差し中心の技巧派も、故障により元来強みだった粘りや多彩な技は発揮できなくなったが、低く押して前に出る相撲に注力、巧みな引き技を交えつつ星を稼ぐ。 |
| 栃煌山 最高位:関脇 高知出身 春日野部屋 33歳 | |||||||||
| 取り口：技能型 | 型：モロ差/左押付右筈 | 得意手：寄り、押し | 188cm/150kg 長身筋肉 | ||||||
| 体 格 |
D 8.0 | 懐 | 8.0 |
＜決め技＞ モロ差寄り4b 右差し寄り3a 掬い投げ 3b 肩透かし 3b 上手出投げ3c 上手投げ 1d 突き落とし3b モロ手突き2d 引き落とし2d はたき 3c |
＜崩し技＞ 右ハズ 3a 左おっつけ4b 右おっつけ3c 波離間投げ1e 巻き替え 3d 腕返し 3b 跳ね上げ 3c のどわ 3c モロハズ 2c もろ手突き2c |
＜立合＞ 右差し 3b 左おっつけ3a 両差し 3b 右ハズ 3c モロハズ 2c 右おっつけ2d 体当たり 1d いなし 1e 頭a肩d胸e 手d変化e |
＜心＞ 対長身× ツラ相撲 速攻 ムラっ気 円熟 立合遅い |
＜技＞ 挟みつけ 差し身○ 前捌き 掬い差し |
＜体＞ 体質硬い 反り身× 右足首 両ひざ 肩脱臼癖 左肩 |
| 重 | 8.0 | ||||||||
| 力 | D 8.0 | 馬力 | 8.5 | ||||||
| 怪力 | 8.0 | ||||||||
| 足 腰 |
F 6.0 | 安定 | 6.0 | ||||||
| 粘り | 6.0 | ||||||||
| 速 | E 7.5 | 出足 | 8.5 | ||||||
| 敏捷 | 7.0 | ||||||||
| 技 | C 9.5 | 技巧 | 10.0 | ||||||
| キレ | 8.5 | ||||||||
| 離 | D 9.0 | 突 | 8.5 | ||||||
| 押 | 9.5 | ||||||||
| 引 | 9.5 | ||||||||
| 組 | D 8.0 | 寄 | 9.0 | ||||||
| 投 | 7.0 | ||||||||
| 捻 | 6.0 | ||||||||
|
剛○●●■●○○柔 |
型○●●■●○○彩 |
速●●●■●○○理 |
||||||
|
動●●●■●○○静 |
四○○●■●●○押 |
左○○●■●●○右 |
||||||
|
活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
8.0↓ |
| ○ | ○ | × | ○ | ◎ | ○ | △ | ||
| ★略歴 高校相撲で覇を競った豪栄道と同期入門。先んじて入幕を果たして19年春敢闘賞デビュー。当初上位の壁に苦しんだが、22年から通用し始め9月には新関脇で11勝。一気に抜け出す期待もあったが、連敗癖が祟って大負けすることも多く安定しなかった。24年5月は上位総崩れの中12勝して決定戦に進んでいる。25年以降はほぼ三役に定着し、何度となく二桁勝利も挙げた。三賞・金星各６。30歳過ぎて衰えが見え始め、遂に74場所在位した幕内から転落。 ★近況 【稀勢に引導も陥落】幕尻近くから再起して上位でも勝ち越し、初場所は前頭筆頭。同学年の稀勢の里から3個目の金星を獲って引導を渡した。白鵬をあと一歩まで追い詰めるなど存在感を取り戻しつつあったが、三役復帰は逃した。春場所3勝に終わって大きく後退すると、以降も負け越し続き。秋場所は千秋楽琴奨菊相手に珍しい変化を見せたが通じず、あえなく十両転落。13年ぶりの十両では10勝して1場所で幕内復帰。老け込むのはまだ早い。 |
|
★取り口解説 おっつけ、ハズで押すか、差して寄る速攻相撲。挟みつけるようなおっつけで出る力と、二本のぞかせて出る巧さを持ち合わす。掬うように差す技能が秀逸。派手さはないが質実剛健な相撲ぶり。若い頃はほとんど引いて勝つことがなかったが、近年は押し込んだところでさっと引き落とす緩急も見せている。 ★パラメータ・スキル （9.5→8.7→8.0）番付が下げ止まらず数値も低下。胸が合うと体の硬さもあって懐の深さや腰の重さを発揮する場面は少ない。馬力型から技能派に徐々にシフト。出足は鈍ったが、足を止めても前捌きは名人の域。前傾での突き押し速攻よりも体を起こして捌く相撲が多くなり、前に落ちることは減った。 |
| 妙義龍 最高位:関脇 兵庫出身 境川部屋 34歳 | |||||||||
| 取り口：スピード型 | 型：右差し左筈/押付 | 得意手：押し、寄り | 187cm/150kg 均整筋肉 | ||||||
| 体 格 |
E 7.5 | 懐 | 8.5 |
＜決め技＞ 右差し寄り4b 突っ張り 3b 両差し寄り3c 上手出投げ2d モロハズ 3c 突き落とし4b 上手投げ 2d 前褌寄り 3b 掬い投げ 2d 首投げ 2d |
＜崩し技＞ ハズ押し 4a おっつけ 4b いなし 3c はたき 3c 右のどわ 3c はねあげ 3c 突き付け2c 掛け投げ 1e 肩透かし 2d まわし切り2d |
＜立合＞ ぶちかまし3c 右突き放し3b 右差し 3d 両差し 3c 前褌 2c 左おっつけ3c カチ上げ 2d 頭a肩c胸d 手d変化d |
＜心＞ 尻上がり スロ-スタ-タ 初日× シンプル 詰め× 速攻 |
＜技＞ 前捌き 差し身 出足早 付け込み |
＜体＞ 重心低い 肩幅狭い 胴長 反り身× 筋肉質 左ヒザ 右足首 右足 |
| 重 | 6.5 | ||||||||
| 力 | E 7.5 | 馬力 | 8.0 | ||||||
| 怪力 | 7.0 | ||||||||
| 足 腰 |
D 8.5 | 安定 | 8.5 | ||||||
| 粘り | 7.0 | ||||||||
| 速 | C10.0 | 出足 | 11.0 | ||||||
| 敏捷 | 9.0 | ||||||||
| 技 | C10.5 | 技巧 | 10.0 | ||||||
| キレ | 10.5 | ||||||||
| 離 | C 9.5 | 突 | 7.5 | ||||||
| 押 | 9.5 | ||||||||
| 引 | 9.5 | ||||||||
| 組 | E 7.5 | 寄 | 9.5 | ||||||
| 投 | 6.5 | ||||||||
| 捻 | 6.5 | ||||||||
|
剛○●●■●○○柔 |
型●●●■●○○彩 |
速●●●■●○○理 |
||||||
|
動●●●■○○○静 |
四○○●■●●○押 |
左○○○■●●○右 |
||||||
|
活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
8.7→ |
| ○ | △ | △ | × | △ | ◎ | ○ | △ | |
| ★略歴 21年に幕下付出でデビュー。新十両で膝に重傷を負い三段目下位まで落ちたが、すぐに再十両を果たすと連続優勝で突破。入幕後は速攻が冴えてすぐに上位で通用し、10場所で技能賞5回を受賞。三役でも二桁勝つなど高校のチームメートだった豪栄道と大関を争う存在に。上位陣を苦しめ、常に安定した成績を残していた。しかし27年九州に関脇で2勝13敗と崩れると、以後故障もあってジリ貧となり、一時十両転落。ここでひと踏ん張りして三役復帰を果たした。 ★近況 【上位維持】初場所で小結に復帰したが、3場所連続負け越しで中位転落。今度はそこで踏ん張った。秋は右足を痛めて途中休場したが再出場、14日目栃ノ心に大関陥落となる黒星をつけて楽日に給金直し。翌場所も2枚目で勝越しと若手が台頭する上位で奮戦。夏場所は優勝候補の鶴竜から金星取って波乱を起こし、上位キラーぶり健在を示した。 |
|
★取り口 ハズ、おっつけを効かせた突き押し、または右差し、両差しの寄りで一気に出る速攻が持ち味。おっつけからの差し身が秀逸。上背はあるが起きたり胸が合うと苦しいタイプ。スピードを活かせるよう、まともには組まずに勝負をつける。 ★パラメータ・スキル (8.8→8.1→8.6→8.7)馬力、出足は全盛期ほどでないが、持ち直した。深い膝の曲がりを保ったまま動ける足腰の強さも、少し戻ってきた。組んでも胴の長さを活かして上手を与えずに寄る速さ、巧さがある。秋場所では、懐の深い正代に得意のもろ差しを許しながら右は首を抱えたまま体を預けて強引に寄り切り、相撲巧者らしからぬ迫力も見せた。 |
| 松鳳山 最高位:小結 福岡出身 二所ノ関部屋 36歳 | |||||||||
| 取り口：突貫型 | 型：左差し右上手/突張り | 得意手：突き、投げ | 177cm/140kg 小兵中肉 | ||||||
| 体 格 |
E 6.5 | 懐 | 6.5 |
＜決め技＞ 突っ張り 5b 右上手投げ4a 上手出投げ4b 下手出投げ3d 掬い投げ 3b モロ差寄り3c 上突っ張り4b 右前褌寄り2c はたき 3c 小手投げ 3d 下手投げ 2c |
＜崩し技＞ 張り手 4b ハズ押し3c 喉輪 3b 肩透かし2c 裾払い 2d 巻き替え 2c 左腕返し 2b モロ手突き3b 右突き放し3c 渡し込み 2d 内無双 1e |
＜立合＞ モロ手突き3a モロ差し 3c 左差し 3c 張り手 4c 右突き放し3c 右のどわ 2d 右上手 2d 右前褌 1e 突き落とし2d 頭c肩b胸c 手b変化d |
＜心＞ 上位キラ- 気迫 仕切り遅い つっかけ 尻上がり 晩成型 対長身○ 対小兵○ 壊し屋 円熟 |
＜技＞ 俵伝い まわりこみ 回転○ 差し身 足払い |
＜体＞ 重心低い 上体柔軟 リーチ伸 ユルフン バッタリ 色黒 |
| 重 | 7.0 | ||||||||
| 力 | E 7.5 | 馬力 | 7.5 | ||||||
| 怪力 | 8.0 | ||||||||
| 足 腰 |
D 8.0 | 安定 | 7.5 | ||||||
| 粘り | 9.0 | ||||||||
| 速 | C 9.5 | 出足 | 9.5 | ||||||
| 敏捷 | 10.0 | ||||||||
| 技 | C 9.5 | 技巧 | 9.0 | ||||||
| キレ | 10.0 | ||||||||
| 離 | D 9.0 | 突 | 9.5 | ||||||
| 押 | 8.5 | ||||||||
| 引 | 9.0 | ||||||||
| 組 | D 8.0 | 寄 | 7.5 | ||||||
| 投 | 9.5 | ||||||||
| 掛 | 9.0 | ||||||||
|
剛●●●■●○○柔 |
型○●●■●●○彩 |
速●●●■●○○理 |
||||||
|
動○●●■●○○静 |
四○●●■●●○押 |
左○●●■○○○右 |
||||||
|
活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
8.6↑ |
| ○ | △ | × | ○ | ◎ | ○ | △ | ||
| ★略歴 遅咲きの大卒力士。18年に入門、幕下で苦労した上に、賭博事件で謹慎処分2場所とずいぶん道草を食った。しかし復帰すると連続幕下優勝、一気に入幕した。松谷から四股名を改めた新入幕場所で10勝、翌24年には上位定着。11月、敢闘賞の活躍で三役へ躍進した。闘志あふれる相撲でしばらく上位で活躍したが、30歳になったあたりから急に力が落ちて上位から消えた。27年には十両で低迷しかけていたが、劇的に復活。また大物食いぶりを発揮している。30年5月は殊勲賞の活躍で4年ぶりに三役復帰。 ★近況 【中位停滞】上位戦があったのは初場所だけで、髙安を突き落としに破ったが5勝10敗。翌場所は7枚も落とされ10枚目で低すぎる番付に思えたが、以後中位で一進一退。上位対戦圏に戻れなかった。幕内最年長クラスになったが、まだ若々しい相撲を見せており、横綱大関と戦う姿が見たい。 |
|
★取り口 上背はなく現代では小兵の部類に入るが、モロ手突きから真っ向突っ張り、左四つで胸を合わせても力強く、豪快な右上手投げや巧みな出し投げも持っている。出し投げの前に内掛けの方向に足を払ってけん制しておくのが独特の妙技。引き技で勝つことは少ないが、ここぞの場面では思い切って決める。厳しい張り手も繰り出す。 ★パラメータ・スキル (8.3→8.4→8.6→)停滞したが最後は連続勝ち越し。特に衰えは見せない。いかつい風貌で張り手も交えた気迫のこもった相撲を取るが、激しく突っ張りつつもワキは固めたままで相手の差し手を防ぐなど、独特な工夫を見せる。差し身もよく、両差しにも入ることも多いが極められがち。立ち上がりの悪いタイプだったが、前年は好スタートもあった。炎鵬に潜られても首を極めにいったり、反り技に乗らず潰したりと見事に小兵を捌く一方、大きな相手には突いて、二本差して、出し投げで崩してと動きを止めずに翻弄。ファイター型だったが、円熟の域。 |
| 碧 山 最高位:関脇 ブルガリア出身 春日野部屋 34歳 | |||||||||
| 取り口：パワー型 | 型：突っ張り | 得意手：突っ張り | 191cm/195kg 大型肉厚 | ||||||
| 体 格 |
B12.0 | 懐 | 11.0 |
＜決め技＞ 突っ張り 4a 右のどわ 4b モロ手突き4c はたき 4a 右四ツ寄り3c 左前褌寄り2d 小手投げ 3c 左上手投げ2d 突き落とし3b 素首落とし2d |
＜崩し技＞ 掬い投げ1d ハズ押し 3c いなし 2c 蹴返し 1e 肩透かし 1d 上突っ張り3b 首投げ 1e 極め 2d |
＜立合＞ 左おっつけ2b 右のどわ3b カチ上げ3c ぶちかまし3c 右差し 2d 張差し 1d モロ手 2d はたき 2d 抱え込み2d 頭b肩d胸c 手c変化d |
＜心＞ 対上位× 引き癖 ツラ相撲 土俵際 尻上がり 帳尻 手つき× 強行 |
＜技＞ ワキ甘い 呼び込み |
＜体＞ 腰高 粘り腰× 腰痛 左ひざ 右足首 |
| 重 | 12.5 | ||||||||
| 力 | C10.5 | 馬力 | 10.5 | ||||||
| 怪力 | 10.5 | ||||||||
| 足 腰 |
E 6.5 | 安定 | 6.5 | ||||||
| 粘り | 6.5 | ||||||||
| 速 | E 6.5 | 出足 | 7.0 | ||||||
| 敏捷 | 6.0 | ||||||||
| 技 | E 6.5 | 技巧 | 6.5 | ||||||
| キレ | 6.5 | ||||||||
| 離 | C10.5 | 突 | 11.0 | ||||||
| 押 | 10.0 | ||||||||
| 引 | 10.0 | ||||||||
| 組 | E 7.0 | 寄 | 7.5 | ||||||
| 投 | 6.5 | ||||||||
| 極 | 7.5 | ||||||||
|
剛●●●■●○○柔 |
型○●●■○○○彩 |
速●●●■●○○理 |
||||||
|
動●●●■●○○静 |
四○○●■●●○押 |
左○○○■●○○右 |
||||||
|
活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
8.5→ |
| △ | ○ | ○ | × | △ | ◎ | ○ | ||
| ★略歴 久島海が興した旧田子ノ浦部屋に入門。23年11月の新入幕では敢闘賞。師匠の急逝で春日野部屋に移ると、稽古相手にも恵まれて力をつけ、24年9月には新三役。大きな壁に当たることなく出世した。破壊力ある突き押しで、特に大関時代の稀勢の里を苦しめて存在感を発揮、幕内上位に定着した。26年九州では新関脇にも昇進したが、三役定着には至らず。徐々に定位置を下げて30年には故障で十両転落も経験したが、ようやく低迷を脱し4年ぶりに三役復帰。 ★近況 【三役復帰】久しぶりに好調。31年初場所は後半失速し負越したが、役力士との対戦がなかった春は12勝して自身3度目の敢闘賞。三役復帰を果たした夏は負越したが2大関を破る。名古屋では久しぶりに上位総当たりの中で勝ち越した。ただ、最後は連続負け越しと下降気味。 |
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★取り口 ズシッと当たってから猛烈な突き、押し。最近は一気に前へ出られずすぐに引くシーンが目立つが、案外決まる。中に入られれば力まかせの小手投げでつぶす。根は右四つで捕まえてしまえば体力を活かせる。ごくまれに前褌取って頭をつけたり足を飛ばしたりと割と器用な一面も。立合いのバリエーションも豊富で、頭で当たるか、カチ上げ気味に当たるか、手を出していくか。いずれも二の矢での突き放しを狙う。 ★パラメータ・スキル解説 （8.4→8.4→8.4→8.5）31年は前半好調で三役にも復帰したが、後半失速してあまり数値は伸びず。かつて猛威を奮った剛腕の突き押しはやや威力が落ちて、まともに押し負けることも増えたが、重さと腕力が活きて叩きの威力は強く、巨体のわりに土俵際で意外に機敏な逆転技もみせる。黒星が先行しても気持ちを切らさないのが美点で、大負けは少ない。上位陣には案外分が悪く、金星は25年に日馬富士から挙げた１つだけ。ただ、髙安には勝ち越している。 |
| 宝富士 最高位:関脇 青森出身 伊勢ケ濱部屋 33歳 | |||||||||
| 取り口：堅牢型 | 型：左差し右押付 | 得意手：寄り、押し | 186cm/165kg 中型中肉 | ||||||
| 体 格 |
C 9.5 | 懐 | 9.5 |
＜決め技＞ 左四ツ寄り4a モロ差寄り3c 突き落とし4c 左下手投げ3c 上手出投げ3c 右小手投げ3c 引き落とし3c 右上手投げ2c 左掬い投げ3c 右四ツ寄り2d |
＜崩し技＞ 左前褌寄り2c 左腕返し 3b 右おっつけ4b いなし 3c 巻き替え 2d 右しぼり 3c モロ手突き2d 極め 3d あてがい 3c 左突きつけ2d |
＜立合＞ 体当たり 3b 左固め 3b 右おっつけ2b 左差し 2c モロ差し 1c 右上手 1d 右抱え込み2d はたき 1e 頭c肩c胸a 手d変化e |
＜心＞ 晩成型 ツラ相撲 慎重 スロ-スタ-ト 尻上がり 勝ち身遅い 帳尻 |
＜技＞ 左半身 前捌き 土俵際 左堅い |
＜体＞ 額大きい 体質硬い 重い腰 立ち腰 右足首 |
| 重 | 10.0 | ||||||||
| 力 | C10.0 | 馬力 | 8.0 | ||||||
| 怪力 | 10.5 | ||||||||
| 足 腰 |
E 7.0 | 安定 | 6.5 | ||||||
| 粘り | 7.5 | ||||||||
| 速 | E 7.0 | 出足 | 6.5 | ||||||
| 敏捷 | 7.0 | ||||||||
| 技 | E 7.5 | 技巧 | 7.5 | ||||||
| キレ | 7.5 | ||||||||
| 離 | E 7.5 | 突 | 7.0 | ||||||
| 押 | 8.0 | ||||||||
| 引 | 9.0 | ||||||||
| 組 | C10.0 | 寄 | 10.0 | ||||||
| 投 | 9.0 | ||||||||
| 極 | 9.5 | ||||||||
|
剛●●●■●○○柔 |
型●●●■●○○彩 |
速○○●■●●○理 |
||||||
|
動○○●■●●○静 |
四●●●■●○○押 |
左●●●■●○○右 |
||||||
|
活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
8.4↑ |
| △ | ○ | ○ | ○ | △ | △ | × | ||
| ★略歴 五所川原商高から近大、師匠同様の伊勢ケ濱部屋らしい経歴で入門。稀勢の里、豪栄道らと同学年。順調な出世ぶりで１年半で十両、４場所で突破し23年名古屋で新入幕を果たした。３たび陥落するなど幕内定着には苦労したが、25年春に11勝を挙げたあたりから力を発揮。26年後半は大関にも通用しはじめ、上位に定着。三役にもたびたび名を連ね、28年名古屋は初の三賞となる敢闘賞の活躍で翌場所新関脇となった。しかしこれをピークに三役から遠ざかり、幕内中位が主戦場となっている。 ★近況 【復調も番付停滞】5場所負け押しの30年と対照的に４場所で勝ち越し。しかし番付は勝越分しか上がらずなかなか中位を脱しなかった。名古屋は4場所ぶりに負越したが、８枚目だった秋場所では、中盤から7連勝と調子に乗り、12日目には優勝争いトップに並んだ。残念ながら3連敗で二桁、三賞には届かず。九州は3枚目で終盤崩れて6勝だったが、貴景勝、御嶽海を連破したあたりは地力を残しているところを見せた。 |
|
★取り口 左を固めつつ胸で当たって圧力をかけ、左四つに組むと力を発揮。右の上手を取ってがっぷりに持ち込むよりも、右からはおっつけたり、下がりながらの突き落とし、小手投げと自由に使う方が流れがある。したがって左差しを執拗に狙うので、右四つの力士との差し手争いが見どころ。突き押しの相手にはあてがいながら左をねじ込みつつ圧力をかけるが、右おっつけが決まればそのまま押し出すことも。 ★パラメータ・スキル (8.8→8.4→8.2→8.4)中位ではさすがの地力を発揮。得意の左を差すと腰の重さが発揮される。やや左半身になりやすく、下手からの投げやかいなの返しから攻めることが多いが、腕力があって逆転技も力強い。勝ち身は遅い反面、守りの強さが武器だが、起こされると体の硬さが出る。いつも狙いは左差し一辺倒だが、たまにだが右四つでも力強い攻めが出るようになった。 |
| 魁 聖 最高位:関脇 ブラジル出身 友綱部屋 34歳 | |||||||||
| 取り口：本格型 | 型：右四つ両上手 | 得意手：寄り、突き | 194cm/200kg 大型肉厚 | ||||||
| 体 格 |
B11.5 | 懐 | 11.5 |
＜決め技＞ 右四ツ寄り4a 両前褌寄り4c 突っ張り 3b モロ手突き3c 左上手投げ3c 右上手投げ2d 右掬い投げ2d 小手投げ 2d はたき 1d 首投げ 1d |
＜崩し技＞ 右腕返し 2c 右突き放し3c 左おっつけ2a 右おっつけ3c 巻き替え 1c 引きつけ 2b 極め 2c ハズ押し 2c モロハズ 2d 後ろもたれ1e |
＜立合＞ 体当たり 3b モロ手突き2b あてがい 2c 右カチ上げ2c 右突き放し2c はたき 1e 頭b肩c胸c 手c変化e |
＜心＞ ツラ相撲 詰め× 息切れ 対上位× 勝ち運 |
＜技＞ がっぷり○ ワキ甘い 引張り込み 被さり 外四つ○ |
＜体＞ 腰高 懐深い アゴ上り バッタリ 腰爆弾 右ひざ 右上腕 |
| 重 | 12.0 | ||||||||
| 力 | C10.0 | 馬力 | 10.0 | ||||||
| 怪力 | 10.0 | ||||||||
| 足 腰 |
F 5.5 | 安定 | 5.5 | ||||||
| 粘り | 6.0 | ||||||||
| 速 | F 5.5 | 出足 | 6.0 | ||||||
| 敏捷 | 5.5 | ||||||||
| 技 | E 6.5 | 技巧 | 6.5 | ||||||
| キレ | 6.5 | ||||||||
| 離 | E 7.5 | 突 | 9.5 | ||||||
| 押 | 7.5 | ||||||||
| 引 | 6.5 | ||||||||
| 組 | C 9.5 | 寄 | 10.0 | ||||||
| 投 | 7.5 | ||||||||
| 極 | 8.5 | ||||||||
|
剛●●●■○○○柔 |
型○●●■○○○彩 |
速○○●■●●○理 |
||||||
|
動○○●■●●○静 |
四●●●■●○○押 |
左○○●■●●●右 |
||||||
|
活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
8.0↓ |
| ○ | △ | × | ○ | ◎ | ○ | △ | ||
| ★略歴 日系ブラジル人力士。18年に19歳で入門、4年で十両に。23年春場所中止で幕内デビューは技量審査場所に持ち越されたが、いきなり9連勝の快進撃で敢闘賞を獲得。腰痛などで不安定だったが、その後平幕上位に定着。しばらく上位対戦のある地位では勝ち越せなかったが、28年に新三役を果たすと関脇にも昇進、3場所維持した。その後はケガが目立ち、十両落ち、三役復帰、再び十両へと上下動が激しい。 ★近況 【再転落】30年九州で小結に復帰も、以降故障がち。31年1月は1敗で折り返して10勝と盛り返したが、夏場所中盤、右差し手を突き付けた際に上腕の筋肉を切り、翌場所強行出場も9連敗して悪化、連続休場。十両8枚目まで落ちた秋は何とか踏み止まり、翌場所は優勝同点で新年には幕内へ復帰。満身創痍だが再起なるか。 |
|
★取り口解説 右四つ左上手十分。この形で組み止めれば、強豪もなすすべない。豪快な突っ張りの威力もある。どっしりした体をぶつける重い当たりから、胸を合わせて左上手を取れば、右は差せなくても強引に寄り切れる。捕まえきれないと崩されることが目立ち、投げにコロリとやられる場面も。また、完全に胸が合わないと、腰高の分寄り切れないこともある。痛めた右が回復途上で左上手が命綱。 ★パラメータ・スキル (8.6→7.9→8.6→8.0)急激に失地回復も、再転落。足腰が慢性的に悪い中、上半身にも怪我を負って右は胸の方まで痛み、自慢の怪力に頼れなくなって大苦戦。そんな状態でも十両では貫禄を見せたあたりは体力と四つ身の型。怪我も徐々に回復してきたか。 |
| 隠岐の海 最高位:関脇 島根出身 八角部屋 35歳 | |||||||||
| 取り口：本格型 | 型：左差し右上手 | 得意手：寄り,投げ | 191cm/160kg 長身中肉 | ||||||
| 体 格 |
C10.5 | 懐 | 11.5 |
＜決め技＞ 左四つ寄り5b 右四つ寄り3c 上手投げ 3b 小手投げ 4b 下手投げ 3c 掬い投げ 3c モロ手突き3c 上手出投げ2c 突き落とし4c 首投げ 2d |
＜崩し技＞ 巻き替え 3b 閂 3c おっつけ 2c あてがい 3c 投げ寄り 3c 極め 4c ひねり 2c 逆とったり2e 小手捻り2e 左腕返し3b |
＜立合＞ 右カチ上げ3b 左差し 3b 右差し 2c モロ差し 3c モロ手突き2d 左おっつけ2d 右抱え込み2d 頭d肩b胸b 手d変化e |
＜心＞ 土俵際 投げ多用 詰め× 息切れ エレベ-タ 円熟 晩成型 |
＜技＞ 上手相撲 逆四ツ○ 引張り込み 体入替え |
＜体＞ 懐深い 左肩 右足指 |
| 重 | 9.5 | ||||||||
| 力 | C 9.5 | 馬力 | 8.0 | ||||||
| 怪力 | 10.5 | ||||||||
| 足 腰 |
E 7.0 | 安定 | 6.5 | ||||||
| 粘り | 7.0 | ||||||||
| 速 | E 7.0 | 出足 | 7.0 | ||||||
| 敏捷 | 7.0 | ||||||||
| 技 | D 8.0 | 技巧 | 8.5 | ||||||
| キレ | 7.5 | ||||||||
| 離 | E 7.0 | 突 | 7.0 | ||||||
| 押 | 6.5 | ||||||||
| 引 | 9.0 | ||||||||
| 組 | C10.5 | 寄 | 10.5 | ||||||
| 投 | 10.5 | ||||||||
| 極 | 9.5 | ||||||||
|
剛○○●■●●○柔 |
型○●●■●○○彩 |
速○○○■●●●理 |
||||||
|
動○○●■●●○静 |
四●●●■●○○押 |
左●●●■●●○右 |
||||||
|
活躍型 |
間合い |
総合値 |
||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
8.5↑ |
| △ | ○ | ○ | ○ | △ | × | × | ||
| ★略歴 平成17年、19歳で入門。恵まれた体で早くから期待され、4年で関取に。22年3月で新入幕、23年1月は11勝で敢闘賞。翌場所も3大関を破るなど活躍して上位に定着する。25年3月に2度目の敢闘賞を得て新小結。27年には新関脇に昇進。28年9月には初日から2横綱3大関を破っての6連勝、初の殊勲賞を受賞し再関脇。一皮むけたかと期待されたが、その後はまた下位との往復。永遠の未完の大器も30代中盤だが、時に大勝ちして存在感を発揮する。 ★近況 【あわや初優勝】久しぶりに1年間前頭一けたを維持。30年九州の11勝で上位復帰、初場所は豪栄道を破るなど好調だったが5連敗で負け越し。その後は停滞したが、近年恒例の年に1度の大活躍は令和でも健在。秋場所、ストレートで勝ち越し単独トップ。3連敗で一度は消えたかに思われたが、持ち直して再び首位に並ぶ。14日目は遠藤に惜敗したかと思いきや、強引に振った際に相手に踏み越しがあったいう微妙な判定に救われた。両関脇と3敗で並んで迎えた千秋楽は貴景勝との直接対決、惜しくも捕まえきれずに脱落。部屋勢初優勝は幻に終わったが、自身4度目の敢闘賞を受賞した。 |
|
★取り口 長身を利した四つ相撲。近年左四つが進化。腕もよく返り、上手を取れば盤石だが、取れなくても極める力があり、振り回して残せる。右肩で当たってからの左差し、もろ手を出してから差す動きなど、立合いには工夫が見える。突き押しには弱かったが、最近はモロ手を出して止めたり、下からあてがって威力を削ぐなど熟練の技で捌いている。 ★パラメータ・スキル （9.3→8.4→8.2→8.5）直近は上中位で推移、九州は筆頭で惜しくも負け越したが、衰えを自覚した発言とは裏腹に成績を見れば復調している。かつてはなまくら四つでワキが甘い印象だったが、両差し、巻き替えなど差し身も向上。連敗癖があるのが難点で、何度も急失速してため息を誘っている。十分に組んでも逆転負けするなど足腰が弱った感じはあるが、小手に振ったり突き落としたりとうまく体を入れ替える逆転技は健在。いい味を出している。 |
| 佐田の海 最高位:前頭筆頭 熊本出身 境川部屋 33歳 | |||||||||
| 取り口：正攻法型 | 型：右差し左押付 | 得意手：寄り、投げ | 184cm/140kg 軽量筋肉 | ||||||
| 体 格 |
E 7.0 | 懐 | 7.5 |
＜決め技＞ 右差し寄り5a 両差し寄り4c 左上手投げ3b 前褌寄り 3c 下手投げ 4c 掬い投げ 2c 上手出投げ3c 突き落とし3c はたき 3c うっちゃり 2d 小手投げ 2d |
＜崩し技＞ 外掛け 4b 右突き付け3b 右腕返し 3b 巻き替え 3c 左おっつけ3c 突っ張り 2c 渡し込み 2d 引っ掛け 3c 吊り寄り 1d 巻き落とし1d たぐり 2d |
＜立合＞ ぶちかまし3b 右差し 3b 左おっつけ3a 左前褌 2c モロ差し3b 右あてがい2c 右前褌 1d 右突き放し1c モロ手 2d 頭b肩c胸e 手d変化e |
＜心＞ 安定感 番付運○ チョン立ち ７－７ 行司泣かせ |
＜技＞ 差し身 出足早 |
＜体＞ 粘り腰 右足首 |
| 重 | 7.0 | ||||||||
| 力 | E 7.0 | 馬力 | 7.0 | ||||||
| 怪力 | 7.5 | ||||||||
| 足 腰 |
D 8.5 | 安定 | 7.5 | ||||||
| 粘り | 9.5 | ||||||||
| 速 | D 9.0 | 出足 | 9.5 | ||||||
| 敏捷 | 8.5 | ||||||||
| 技 | D 9.0 | 技巧 | 9.5 | ||||||
| キレ | 9.0 | ||||||||
| 離 | E 7.0 | 突 | 7.0 | ||||||
| 押 | 7.0 | ||||||||
| 引 | 8.5 | ||||||||
| 組 | C 9.5 | 寄 | 9.5 | ||||||
| 投 | 9.5 | ||||||||
| 掛 | 9.0 | ||||||||
|
剛○●●■●○○柔 |
型○●●■●●○彩 |
速●●●■●○○理 |
||||||
|
動●●●■●○○静 |
四●●●■●○○押 |
左○○●■●●●右 |
||||||
|
活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
8.1↑ |
| △ | △ | ◎ | △ | △ | × | |||
| ★略歴 父は出羽海部屋で昭和末期に活躍した小結佐田の海。中学を出て平成15年に入門、下積みは長かったが22年の名古屋で新十両を果たした。中位に定着していたが、足首を骨折して23年九州を全休。以後2年余幕下から抜け出せなかったが、ようやく再十両を果たすとわずか2場所で新入幕となった。そして26年夏場所、千秋楽に条件クリアの10勝目を挙げて敢闘賞に輝いた。先代佐田の海も新入幕で受賞しており、親子で記録は史上初。その後上位でも健闘を見せ、三役まであと一歩まで来たが、前頭筆頭から7場所連続負け越しと後退。幕内には再定着したが、親子三役の悲願は果たせていない。 ★近況 【安定】一時十両に落ちていたが、幕内に再定着。なかなか中下位を脱しないが、安定はしており相撲内容は上向き。再び上位で活躍することはできるか。 |
|
★取り口 伝家の宝刀・右差し速攻が生命線。頭からぶつかって右、或いは左も差し込み、時には外掛けも絡めてスピードに乗った寄りで魅せる。おっつけたりあてがいながら前に出つつ差し身を狙うが、突っ張って前に出ることもある。土俵際のきわどい相撲も多く行司泣かせ。攻めきれないと投げもあるが、呼び込んで自滅することも。右を差し十分だが、立合いは一度突いて出たり跳ね上げたりしてからが多い。ケンカ四つの相手にはあえて右前褌を狙ったりもする。 ★パラメータ・スキル (8.1→7.7→7.9→8.1)苦しんでいた足腰の故障と折り合いがついたか、踏ん張りが効くようになり、持ち前のしぶとい相撲が復活。軽量の部類だが、引き付ける力は強く、寄りの鋭さ、投げの強さがある。8-7や7-8が非常に多い力士。 |
| 千代大龍 最高位:小結 東京出身 九重部屋 32歳 | |||||||||
| 取り口：馬力型 | 型：両手突き | 得意手：突き、叩き | 181cm/195kg 巨漢中肉 | ||||||
| 体 格 |
C10.5 | 懐 | 7.5 |
＜決め技＞ 右突き放し5a モロ手突き4c 左突き放し3b はたき 4a 引き落とし4b のどわ 3c 突っ張り 3b 上手投げ 2b 上手出投げ2d 左四つ寄り2d 掬い投げ 2d |
＜崩し技＞ 左カチ上げ4c はねあげ2c 下手ひねり2d 吊り 1e 網打ち 1e ぶちかまし2d 両差し寄り1d 極め 1d うっちゃり1e 巻き替え1e 蹴返し 1e |
＜立合＞ 体当たり 5b 左カチ上げ4a 右突き放し4b モロ手突き3c ぶちかまし2e 張り手 2d はたき 3c 頭e肩b胸b 手c変化c |
＜心＞ 引き癖 強引 調整× ツラ相撲 上位キラ- |
＜技＞ 電車道 呼び込み 変化技○ |
＜体＞ 体質硬い バタ足 つきひざ 左肩 右足首 粘り腰× ケガ× |
| 重 | 11.5 | ||||||||
| 力 | C10.5 | 馬力 | 12.0 | ||||||
| 怪力 | 8.5 | ||||||||
| 足 腰 |
F 6.0 | 安定 | 6.0 | ||||||
| 粘り | 6.5 | ||||||||
| 速 | E 7.0 | 出足 | 7.5 | ||||||
| 敏捷 | 6.5 | ||||||||
| 技 | E 7.5 | 技巧 | 7.0 | ||||||
| キレ | 8.5 | ||||||||
| 離 | C10.5 | 突 | 10.5 | ||||||
| 押 | 10.0 | ||||||||
| 引 | 10.5 | ||||||||
| 組 | E 6.5 | 寄 | 7.0 | ||||||
| 投 | 6.5 | ||||||||
| 捻 | 6.0 | ||||||||
|
剛●●●■○○○柔 |
型○●●■●○○彩 |
速●●●■●○○理 |
||||||
|
動●●●■●○○静 |
四○○●■●●●押 |
左○○●■○○○右 |
||||||
|
活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
8.4↓ |
| △ | △ | △ | × | △ | ○ | ◎ | △ | |
| ★略歴 九重部屋には珍しい大卒力士で、幕下15枚目格付出しで入門。春場所が中止、待たされたデビュー場所で途中休場と多難なスタートだったが、すぐに立ち直り1年で入幕した。連続二桁で上位に進出した25年春は２大関と横綱日馬富士を３連破。名古屋で2つめの金星、九州では技能賞を獲って26年には新三役と順調だったが、相次ぐケガや病気に見舞われ三度十両に落ちるなど低迷。ようやく29年後半から巻き返し、三役にも復帰。 ★近況 【三役復帰ならず】一人二人は上位と当たる位置で勝ち越していたが、上が詰まりがちで番付は停滞。横綱戦は少なかった。実力者相手にも互角の勝負を演じ、上位に定着していたが、秋は貴景勝を破ったものの元気なく、口も切って2勝に終わり下位転落。ベテランと呼ばれる年代に入ったが未だ底を見せていない感がある。巻き返しを図りたい。 |
|
★取り口解説 左胸の辺りで体当たりしつつ強烈にカチ上げて突き放す立ち合いが武器。この当たりで起こしてのモロ手突きで圧倒、もしくはいきなりの叩きで決める。二の矢で足が送れるときは速攻が決まるが、不調時は大きく弾いた相手に足が追い付かず自滅も。最近、たまに左差して一気の寄りも見せる。 ★パラメータ・スキル （7.6→8.3→8.6→8.4）糖尿などで一時しぼんだが、一転激太りして200キロ近くに達した。圧力増して立合いカチ上げ気味に弾き飛ばす破壊力が戻った。動きもそんなに悪くなったようには見えないが、出足が間に合わず相変わらず「つき膝」をしてしまうのは、下半身の安定感の無さ。 |
| 勢 最高位:関脇 大阪出身 伊勢ノ海部屋 34歳 | |||||||||
| 取り口：正攻法型 | 型：右差し左押付 | 得意手：寄り、投げ | 195cm/165kg 長身中肉 | ||||||
| 体 格 |
C10.5 | 懐 | 11.5 |
＜決め技＞ 右差し寄り4b 右掬い投げ4c 右下手投げ4b 右小手投げ4b 上手投げ 3c 両差し寄り3d はたき 2b 突き落とし3c 上手出投げ2d 首投げ 1d |
＜崩し技＞ 右腕返し 4c 張り手 1c 引き付け 2b 極め 3c 右突き付け3c 跳ね上げ 3b ハズ押し 2c モロ手突き2c 左おっつけ2b 巻き替え 3c |
＜立合＞ 右カチ上げ3a 左おっつけ3b 右差し 2b ぶちかまし2c 体当たり 2c モロ手突き2b かっぱじき3c はたき 1e 頭c肩c胸c 手d変化d |
＜心＞ 投げ多用 詰め× ムラッ気 晩成型 人気 息切れ 甚句名人 強行 |
＜技＞ 差し身 呼び込み 引張込み 右半身 髷つかみ |
＜体＞ 前傾○ 肘柔軟 アゴ上り リーチ長 バッタリ 左肩 右ひじ 右足首 腰痛 ケガ× |
| 重 | 10.0 | ||||||||
| 力 | D 8.5 | 馬力 | 8.5 | ||||||
| 怪力 | 8.5 | ||||||||
| 足 腰 |
F 6.0 | 安定 | 6.0 | ||||||
| 粘り | 7.0 | ||||||||
| 速 | E 7.5 | 出足 | 8.0 | ||||||
| 敏捷 | 7.5 | ||||||||
| 技 | D 8.0 | 技巧 | 8.0 | ||||||
| キレ | 8.0 | ||||||||
| 離 | E 7.0 | 突 | 7.0 | ||||||
| 押 | 7.5 | ||||||||
| 引 | 8.5 | ||||||||
| 組 | D 9.0 | 寄 | 9.0 | ||||||
| 投 | 10.0 | ||||||||
| 極 | 9.0 | ||||||||
|
剛○●●■●●○柔 |
型○●●■●●○彩 |
速○●●■●○○理 |
||||||
|
動○●●■●○○静 |
四●●●■●○○押 |
左○●●■●●●右 |
||||||
|
活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
8.1↓ |
| ○ | ○ | ○ | ◎ | △ | △ | △ | ||
| ★略歴 17年に18歳で入門。6年も幕下で停滞していたが、23年11月新十両で優勝すると2場所で突破し入幕した。3度目の入幕となった24年11月に初めて勝ち越すと、以降上位から中位で活躍。気風の良い相撲ぶりで中位でも度々大勝ち、敢闘賞4回。26年には12勝して新三役。28年には新関脇。上位ではなかなか勝ち越せないが、時に大勝ちして敢闘賞4回。28年5月以降は三役、三賞に縁がないが、その間5つの金星を獲得した。 ★近況 【再起を】30年7月は金星も挙げたが最後の連敗で三役復帰ならず。翌場所筆頭で大負けして後退。31年1月は初日額が割れてガーゼを当てての土俵、7日目には張り手が顔面に入って痛々しかったが9勝。根性を見せたが、3月に蜂窩織炎を患ってから絶不調に陥り、3場所連続大敗。7年ぶりの十両どころか幕下転落の危機に追い込まれた。9月も序盤連敗して心配されたが、その後11連勝で8年ぶりの十両優勝。通算1000回出場を記録した翌九州も決定戦に進出して、あっという間に幕内復帰した。30代半ばになるが、足の状態が上がれば幕内上位にも戻れる力は残っている。 |
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★取り口 屈指の長身力士だが上手から引っ張り込む相撲ではなく、前に出ながら下から掬うように差して力を発揮する。立合いは相手に合わせて頭でも体でも当たっていくが、右は固めてぶつける。そのまま右を差し速攻、掬い投げが得意だが、入らない展開でも、思い切って右で小手に振ったりして打開。左四つで組み合ったり、突き押しで応戦する場面もよく見るようになった。 ★パラメータ・スキル (8.6→8.5→8.4→8.1)蜂窩織炎をきっかけにスランプに見舞われて大きく番付を落とし、進退も頭をよぎるほどのピンチだったが、何とか抜け出した。スケールの大きさとスピーディーさ、技のキレを兼ね備え、相撲ぶりに華がある。長身力士にありがちなワキの甘さや腰高といった弱点は見られないが、近年足腰が万全とはいかず、前に落ちることが多くなった。 |
| 德勝龍 最高位:前頭四 奈良出身 木瀬部屋 34歳 | |||||||||
| 取り口：パワー型 | 型：突張り/左四つ右上手 | 得意手：押し、寄り | 182cm/185kg 巨漢肉厚 | ||||||
| 体 格 |
D 9.5 | 懐 | 8.0 |
＜決め技＞ 左四つ寄り4a 突っ張り 3b 突き落とし3c はたき 2b とったり 4b 小手投げ2c 掬い投げ2c モロ手突き2c 右上手投げ2c 下手投げ1d |
＜崩し技＞ おっつけ 2b 左腕返し 2c 左突き付け2c 抱え込み1c たぐり 3c 首投げ 1e 掛け投げ1e 極め 4c |
＜立合＞ 左差し 2b 右おっつけ2c ぶちかまし2c モロ手突き2b 右抱え込み3c とったり 4c 張差し 2d 頭d肩d胸b 手c変化c |
＜心＞ ツラ相撲 策士 壊し屋 ムラっ気 対小兵○ |
＜技＞ 引張り込み ワキ甘い |
＜体＞ 腰高 巨腹 左ひじ 右足首 |
| 重 | 10.5 | ||||||||
| 力 | D 8.5 | 馬力 | 7.5 | ||||||
| 怪力 | 9.0 | ||||||||
| 足 腰 |
E 6.5 | 安定 | 6.5 | ||||||
| 粘り | 7.0 | ||||||||
| 速 | E 6.5 | 出足 | 7.0 | ||||||
| 敏捷 | 6.5 | ||||||||
| 技 | E 7.0 | 技巧 | 7.5 | ||||||
| キレ | 7.0 | ||||||||
| 離 | E 7.5 | 突 | 7.5 | ||||||
| 押 | 7.5 | ||||||||
| 引 | 7.5 | ||||||||
| 組 | E 7.5 | 寄 | 7.5 | ||||||
| 投 | 7.5 | ||||||||
| 極 | 9.0 | ||||||||
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剛○●●■●●○柔 |
型○○●■●●○彩 |
速○●●■●○○理 |
||||||
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動○●●■●○○静 |
四○●●■●●○押 |
左●●●■●○○右 |
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活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
7.6 |
| ○ | △ | △ | ○ | × | ||||
| ★略歴 明徳、近大と西の名門を経て21年に角界入り。圧倒的な強さで幕下上位入りしたが、そこから十両まで2年を要した。十両でも１年半ほど苦労したが、25年7月に新入幕。一度の陥落はあったが、27年5月には自己最高位の4枚目で初の上位挑戦、優勝した関脇照ノ富士を破る。しかしこの場所中負傷し惜しくも負け越し。その後は勢いを取り戻せず下降、十両が主戦場となっている。 ★近況 【幕内復帰も】29年11月に十両再転落後は下位まで番付を下げていたが、30年9月に十両優勝してようやく上向きに。31年5月には10場所ぶりに再入幕を果たした。しかし4勝11敗に終わって逆戻り。十両上位にありつつ、なかなか幕内復帰できなくなってきたが、2年初場所はギリギリ滑り込んで再入幕を果たした。もうひと踏ん張り。 |
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★取り口 大きな体を生かして突き押しで前へ出るか、左四つに捕まえて寄る相撲。左四つで腕を上げて寄る形は完成度が高い。掬い投げ、小手投げで振って崩しながら形を作る。逆転の突き落としも得意。立ち合い、いきなりのとったりなどの奇策もあるが、最近すっぽ抜けることも見られる。 ★パラメータ・スキル （7.7→7.6→…→7.6）重さと柔らかさに器用さを併せ持ち、機敏さも見せる万能型だが、多彩さが仇になって相手に先手を許すところもある。自ら前に出る相撲が減り、低迷が長引いている。久しぶりの幕内では通じず大負け。星取は連勝連敗が激しい。 |
| 東 龍 最高位:前頭十四 モンゴル出身 玉ノ井部屋 33歳 | |||||||||
| 取り口：本格型 | 型：右差し左上手 | 得意手：上手投 | 191cm/160g 長身中肉 | ||||||
| 体 格 |
C 9.5 | 懐 |
10.5 |
＜決め技＞ 左上手投げ4a 上手出投げ4c 右四つ寄り3b はたき 2c 引き落とし2c 右下手投げ2d 右上手投げ2d 掬い投げ 2c 吊り 2d 切り返し 1d |
＜崩し技＞ 引き付け 4b モロ手突き1d 小褄取り 1e 足取り 1e 極め 2d 渡し込み 1d はねあげ 3c ひねり 2d 浴びせ倒し1e とったり 1d |
＜立合＞ 右差し 2d 左上手 2b あてがい3b カチ上げ1c 左前ミツ2c 頭d肩d胸a 手d変化d |
＜心＞ 淡泊 投げ多用 |
＜技＞ 上手相撲 体入替え 引張り込み 膝送り |
＜体＞ 懐深い 立ち腰 リーチ長 右膝爆弾 |
| 重 |
8.5 |
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| 力 | D 9.0 | 馬力 |
7.0 |
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| 怪力 |
10.0 |
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| 足 腰 |
F 6.0 | 安定 |
6.5 |
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| 粘り |
6.0 |
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| 速 | E 6.5 | 出足 |
6.5 |
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| 敏捷 |
6.0 |
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| 技 | E 7.0 | 技巧 |
7.0 |
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| キレ |
6.5 |
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| 離 | E 6.5 | 突 |
7.0 |
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| 押 |
6.5 |
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| 引 |
7.0 |
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| 組 | D 9.5 | 寄 |
9.5 |
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| 投 |
10.0 |
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| 取 |
7.0 |
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剛○○●■●○○柔 |
型○●●■●○○彩 |
速○○●■●●○理 |
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動○○●■●●●静 |
四○●●■●●○押 |
左○○●■●●●右 |
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活躍型 |
間合い |
総合値 | ||||||
| 殊勲 | 大勝 | 安定 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
7.7→ |
| ○ | ◎ | × | × | × | ||||
| ★略歴 朝青龍らと同じ明徳義塾への相撲留学を経て九州情報大へ進み、中退して入門。幕下でややもたついたが丸4年で関取に昇進すると、十両2場所目には優勝同点の星を残して25年夏は新入幕となった。2度1場所で陥落し、3度目の正直と挑んだ26年7月は勝ち越しに王手を掛けながら逸ノ城に敗れた際、膝に重傷を負い翌場所まで休場。状態が上がらず4場所幕下で苦闘、ようやく十両に戻るが大勝はなく、なかなか幕内復帰のチャンスを活かせずに定住していた。 ★近況 【5年半ぶり入幕】概ね十両上位に在ったが、30年秋は13枚目まで後退。ここから這い上がって名古屋は筆頭で勝ち越し、史上2位の間隔となる30場所ぶりの幕内復帰を果たした。健闘するも後半疲れて残留ならずも、九州は4人の決定戦を勝ち抜いて筆頭で優勝し、１場所で復帰。自己最高位更新を狙う。 |
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★取り口解説 右四つに組み止めて、上手投げで仕留めるか寄り切るのが得意の形。立ち合いは胸で当たって右差し左上手狙いだが、やや動いて上手を取り、大きく体を開いて鮮やかに投げることもある。懐が深いので、左四つで右から投げることもできる。意外に足を取る技術も。突き押し相手には、あてがいながら片方を差し、片方で引っ張り込んで捕まえようとする。 ★パラメータ・スキル解説 (7.6→...→7.7)投げ、特に上手出し投げが多いのはさすが栃東二代の弟子。意外な小技もあるが、懐の深さ、上手からの引き付けが武器の四つ相撲。成績には波が少ないが、右ひざが悪く、状態に左右されるところはある。圧巻の強さを見せたと思えば、あっけなく土俵を割ることも目立つ。 |
（他のベテラン勢）
豊 響 幕内復帰を狙うも徐々に番付を下げ休場で幕下転落。幕下も長くなったが、上位を維持して諦めずに復帰を狙っている。
臥牙丸 十両でも持ち味の馬力を発揮できなくなり一時幕下転落。現役続行し、1場所で復帰したが、九州は絶不調で休場し再転落。
旭秀鵬 すっかり十両に定着。中位をうろついている。
蒼国来 一時幕下まで落ちたがすぐ十両復帰。しかし幕内は遠くなってきた。
荒 鷲 30年11月に大敗、途中休場して陥落、十両下位で推移。秋には幕下に転落、九州は全休で下位まで落ちそうだ。
芳 東 元幕内の42歳。40過ぎてからは三段目に定着。幕下も遠ざかってきた。
＜引退＞
元関脇豪風、安美錦、嘉風 「平成名力士」に収録。
元幕内誉富士 29年九州では十両筆頭だったが、負け越し続いて名古屋で大敗、幕下に転落。そこでも下げ止まらず、序二段まで。最終は三段目で勝ち越して引退。