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東関部屋 所属
高砂
改称
昭和61年
現師匠
高見盛
前師匠
潮丸
開祖
高見山
勢力
 
実績
 C
伝統
  D


概略

 史上初めて優勝を飾った外国人力士、ハワイ出身の高見山が高砂部屋から独立して誕生。
 初の外国人横綱・曙、人気力士高見盛が出るなど一代で盛り上げ、弟子の元幕内潮丸に継承された。

主な力士 (赤は現役。優は優勝、三は三賞、金は金星)

  横綱  曙(優11)
  小結 
 高見盛(殊1敢1技2金2)
  幕内  潮丸
  十両  大喜、高見藤
、華王錦

四股名の特徴・その他

 師匠名から「高見」を冠することが多い

 一時多くの力士が続いたハワイ勢の系譜は早々に途絶えた。

■歴史

ハワイ出身関脇高見山  元横綱前田山の高砂がスカウトしたハワイ出身の巨漢力士。当時は特異な存在だったが、日本人顔負けの辛抱強さで40年代前半から50年代の終わりまで活躍、長く幕内在位の最多記録を誇っていた。金星も当時1位の12個を記録している。力士生活晩年には日本国籍も取得し、引退後は東関を襲名。61年に独立して史上唯一の外国出身師匠となる。分家の少ない高砂部屋だが、同年富士櫻の中村も独立を果たしている。二人は長年に渡って高砂部屋を支えたライバルだった。

横綱曙太郎   出身のハワイからスカウトしてきたのが曙。2メートルを超える体格だが、相撲経験はなく足が長すぎるという欠点があったが、師匠顔負けの適応力で同期の若貴兄弟と出世争いを展開。圧倒的な馬力で平成4年に初優勝し小錦に続く大関へ、5年には外国人初の横綱となった。ヒザの怪我で苦しみながらも長く綱を張った。

後続が不在  二子山部屋や武蔵川部屋が複数の上位力士を抱えるなか、曙は孤軍奮闘、上位総当りを強いられた。部屋勢は上位どころか幕内力士も続かず、ハワイ出身の大喜が一時十両を務めただけだった。そこへ出てきたのが日大出身でアマ横綱の高見盛。12年に幕内に昇進し、初めて部屋の力士が曙の露払いを務めたが、ヒザに大怪我を負って幕下陥落。まもなく曙が引退して援護射撃はできなかった。

ロボコップフィーバー  部屋付となった年寄・曙の指導もあって、怪我から復活した高見盛は、15年には金星2つを挙げるなど活躍し三役にも昇進。不器用な仕草や気合を入れるポーズが人気を呼び、大人気となった。主戦場は幕内中下位となったが、長きにわたり角界に欠かせない人気者だった。

曙の離脱、潮丸が継承  高見盛がブレイクした15年、突然曙親方が退職。格闘家へ転向した。日本国籍を取得しており、停年後は東関部屋を継ぐものと思われていただけに、師匠のショックも大きかった。平成21年に高見山の東関は停年を迎え、引退したばかりの元幕内潮丸が後継者となった。潮丸はアンコ型の体型で器用な相撲を取り、最高位は前頭10枚目に留まったが、部屋唯一の中卒から叩き上げの関取として白羽の矢が立った。23年には継承後初の関取となる華王錦が十両に。学生相撲出身として最も遅い所要10年60場所、32歳だった。

師匠急逝、閉鎖へ   高見盛は長らく奮闘したがついに引退。関取不在ながらも復活を期して部屋を新設してこれからというとき、元潮丸が病気のため亡くなった。特例で1場所は八角部屋預かりの実態ながら東関部屋所属で繋ぎ、元高見盛を後継として一門で調整し、何とか部屋を存続したが、本人は全く自信がなく、1年間の暫定師匠の期間を全うしたが、ほかに後継者も現れず、惜しまれながら閉鎖となった。

 

 

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