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二所一門 出羽一門 立浪一門
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春日野部屋の元関脇栃司が引退後まもなく独立して開設。以後20年弱の歴史の中でコンスタントに関取を生んでいる。 ■主な力士 (赤は現役。優は優勝、三は三賞、金は金星) 幕内 皇司、Y司、将司、磋牙司
■四股名の特徴・その他 師匠の現役名から「司」をもらう力士がほとんど。 固太りの体型からしぶとい押し相撲を取る力士が多い。師匠ゆずり。やはり学生が多い。 把瑠都と同期同郷の北欧司、黒海の弟・司海と欧州勢を入門させたが、なぜか居着かずすぐに帰郷した。 ■歴史 関脇栃司 学生相撲出身で昭和の終わりから平成初期にかけて活躍。番付の昇降が激しく幕内十両の往復が多かったが、意外に大物食いで金星も3個。独立を志向し、引退翌年の平成5年に内弟子を連れて部屋を興す。 大卒力士が早速関取へ 独立直後に幕下付出で日大コンビがデビュー。1年弱で扉を開けた大倭は1場所に終わったが、3年を要した皇司が意外に頑張る。3年遅れてやはり日大からデビューしたY司(出島、栃乃洋らと同期)に新入幕は先んじられたが、すぐに追いついた。 入幕11回 ともに初めての幕内は3場所に終わったが、皇司は3度目の入幕で定着し上位戦も経験。Y司も低迷を乗り越えて復帰するなどしぶとく頑張ったが、それ以上に皇司はしぶとく、何度も這い上がって入幕すること11度。老練かつ若々しい取り口で38歳まで現役を務めた。その晩年には第二検査を経た166センチの磋牙司も十両昇進。これも4年近くかかって前髪は擦り切れたいかにも苦労人という力士。 ホープ将司 大卒かつ晩成の力士が続いてあまり若さのない関取衆だったが、高卒で入門した将司は2年半あまりで関取となり、期待の星となった。24歳で入幕、いきなり10勝したが怪我重く定着ならず、十両で復調の気配を見せていた頃に事件は起こった。 八百長メール発覚 長く幕下で取っていた恵那司が十両力士の八百長の取次をしていたメールが発覚。調査の結果、部屋の将司が認定され引退に追い込まれた。
■現状・展望 ショックは大きかったが、唯一の関取となった磋牙司が踏ん張り直後に再入幕。小兵ながら正攻法で熱戦を演じ、敢闘アンケートの上位常連となっている。 これに続く力士の台頭が待たれる。
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