現役力士パラメータ


  昭和 平成 現役

 実力者  back   home    2005年3月 中堅力士


ベテラン力士

玉春日 旭鷲山 琴龍 時津海 海鵬 闘牙 

  玉春日  前頭(関脇) <突き押し> 片男波  33 182/150
E06 E06

突っ張り 3a

上突っ張り2b

おっつけ 3a

ハズ押し 2c

モロ手突き3b

いなし  4a

のどわ  3b

はたき  2b

モロ筈押し2c

肩透かし  2c

突き落とし2c

引き落とし2c

はねあげ 2b

張り手  2d

モロ差寄り1d

がぶり寄り1e

<立合>

ぶちかまし2b

モロ手突き2b

モロハズ  2b

 

頭a 肩d

胸e 手b

<体>

上体柔軟

まわりこみ

土俵際

膝痛

<心>

冷静

 

スロ-

スタ-タ

 

 

D08 D09
D09 F05
C10 C10
D08 E07

 柔軟な体で土俵際押し込まれてからが本領。反り返りながらもはねあげて回り込む。

ライバル土佐ノ海に負けず劣らず上位にあって活躍した。金星7が勲章。

年齢からか、往年の押しの威力やスピードはなくなったが、粘りといなしのタイミングでカバー。

しかし故障勝ちとなって十両と幕内を往復している。体さえ良ければまだまだ幕の力はある。

 

  旭鷲山 前頭(小結)<左四つ・右四つ投げ突き押し> 大島 32 180/142
E07 E07

上手投げ 4a

モロ手突き3b

がぶり寄り2b

引き落とし2d

はたき  4b

のどわ  3b

内無双  3d

引っ掛け 3c

掛け投げ 3c

出し投げ 3c

外無双  1e

張り手  2b

足取り  2c

小股   2b

ひねり  1d

下手投げ 2c

<立合>

モロ手  3a

張差し  2d

上手  2d

いなし 2d

はたき 3c

頭a 肩b

胸c 手b

<体>

引き足

引き癖

まわりこみ

幻惑

膝払い

足癖

<心>

ラ相撲

ムラッ気

まった

じらし

幻惑

 

D09 E07
C10 C10
C10 E07
C10 C10

 現役中もっとも分析しにくい力士。モロ手で押し上げて引くのが「型」

小兵だった新鋭の頃はモンゴル相撲よろしく動き回って手取り足癖で「技のデパートモンゴル支店」

従来の相撲からは考えられない技でしばしば実力者を苦しめた。

綱取りの若乃花、連続出場記録を走っていた寺尾もその変幻な動きに故障をもらった。

たまに思い出したように前進相撲を見せるが、逆に相手が意表を突かれるようだ。

最近は上位で大負けが目立つが、いつの間にか戻ってくる。三賞常連

 

 

  琴 龍 元前頭筆頭<左四つ・右四つ・突き押し>佐渡ヶ嶽  33 184/143
07 D08

突っ張り 3a

上手投げ 3b

吊り   3c

モロ差寄り2c

モロ手突き2c

上手出投げ3c

外掛け  2c

はたき  2b

腕返し 2b

極め  2d

肩透かし3c

首投げ 1d

引き落とし2c

掬い投げ2b

切り返し1e

足取り 1e

<立合>

ぶちかまし2b

モロ手突き2b

張差し    2c

カチ上げ 2b

はたき  2d

頭b 肩b

胸b手b変化e

<体>

上体硬い

太鼓腹

晩成

アゴ上り

膝痛

<心>

まった

仕切り遅い

 

D09 D08
D08 D08
D08 D08
D08 D09

 古武士の風格を持つ玄人好みの相撲を取った琴龍。幕内は51場所勤めたが、途中十両落ちもあって幕内陥落での引退は意外だった。病気によって気力の衰えが決意させたようだ。

大関貴ノ浪、小城錦らと同期の62組。脱走騒ぎなど出世には時間がかかったが6年に十両。貴ノ浪は既に大関。2年後新入幕となった。4場所目の9年1月2ケタを上げて敢闘賞を受賞したが、これが最初で最後の三賞。2ケタ10勝を上げたのもこれを含めて2回だけと地味な力士生活だった。長く幕内中位でがんばったが、遂に三役には届かず。平幕上位で勝ち越せなかった。しかし金星は3個挙げている。11年1月は貴乃花を当たってすぐのはたきで仕留め、1年後の1月は武蔵丸を破った。3度目は目立つ金星だった。十両から再起してきて休場明けの場所、相手は8場所ぶりに復帰した横綱貴乃花。5日目、琴龍が猛然と突っ張って出ると、後退した貴乃花の足が流れるところを肩透かし。すわ引退かと報道陣の数と注目は過熱し、殊勲の琴龍にもマイクが向けられたが、「自分のことで精一杯で相手のことを考える余裕はない」とあっさりしたコメント。

 基本は左四つでの寄り、投げだが、右四つも突き押しも取れる万能型。その割には、型のある相撲振りに見えた。丸太のような腕、筋肉質。引き付けが強くて、古風な「吊り」は本人の自覚以上に注目された。さらに二枚蹴りの妙技も稀に披露した。

 体は硬かったが、怪我に強いという印象で、13年3月に魁皇の小手投げで肘を壊すまで連続出場していた。しかしそれ以後は右膝などの怪我に見舞われた。が、それ以上に内の病が体を苦しめていたようだ。いかにも長持ちしそうで、まだまだ取れるとみられていただけに、兄弟子琴ノ若より先に引退してしまうとは意外だった。

 

ベテラン力士

玉春日 旭鷲山 琴龍 時津海 海鵬 闘牙

 

  時津海  前頭 <右四つ寄り投げ> 時津風  31 184/136
E06 D08

上手出投げ3b

前褌寄り 3b

モロ差寄り2d

掬い投げ 2b

ひねり  3c

上手投げ 3a

下手出投げ2c

引き落とし2b

腕返し 2c

下手投げ2c

極め  1d

おっつけ2b

引きつけ2b

いなし 2c

打っ棄り1d

巻き替え2b

<立合>

右差し  2b

前褌   2c

張差し  1d

カチ上げ  2c

上手   3c

頭a 肩b

胸c手c変化d

<体>

まわりこみ

鴨の入首

勝ち身遅い

 

<心>

小人気

 

D09 F05
D09 C10
C10 D08
E07 D08

 右四つ本格四つ相撲。目方がない分右下手からの芸が多そうだが、意外に力強い。

プチ異能力士。胸を合わせて上手を引き、がっぷりで力を出す。

若手の頃は頭を相手の脇に入れて持ち上げて寄る変わった力士だったが、今は見せなくなった。

出し投げ、ひねりの技術も秀逸。かつてはなぜか懸賞が多いことでも知られた。

この頃、やや手を抜いていると指摘され、二度十両落ちも経験。奮起が期待される。

 

  海 鵬  前頭(小結) <左四つ投げ・押し> 時津風  31 178/124
F05 E06

左下手投げ4a

掛け   4c

掬い投げ 2b

おっつけ 2b

突っ張り 2b

上手出投げ2c

巻き落とし3b

いなし  3b

肩透かし 2c

はたき  2c

切り返し 1d

突き落とし2b

張り手  2b

モロ差寄り2c

ハズ押し2c

蹴返し  2d

<立合>

左差し  2b

前褌   2c

張差   2c

かっぱじき2c

いなし    3c

頭a 肩c

胸e手b変化c

<体>

土俵際

差し身

敏捷

重心低い

足癖

肘痛

晩成

<心>

気迫

 

 

E06 E07
C11 C10
C10 D09
E07 E07

 当代きっての小兵、技能相撲

左下手を取って食い下がると、下手投げが十八番。武蔵丸を仰天させた内掛けのキレも抜群。

徐々に速攻相撲を向上させ、低い重心から押し、いなしが多くなった。

一時十両に落ちながら再起、馬力がついて上位復活かというところで足首を真後ろまでひねる大怪我。以降十両でも精彩がない。復活なるか

 

  闘 牙  十両(小結)〔 <右四つ寄り投げ> 高砂  31 184/136
D08 F05

上突っ張り3b

のど輪  3b

はたき  4a

モロ手突き2b

掬い投げ 3c

張り手  3b

引き落とし3a

突き落とし2c

腕返し 1d

小手投げ1d

極め  1e

おっつけ2c

いなし 2c

ったり2c

まわし切り1c

肩透かし1d

<立合>

モロ手突き2a

カチ上げ  2c

いなし   3c

頭d 肩d

胸d手a変化d

<体>

まわりこみ

腰高

土俵際

間合い○

引き足

引き癖

リーチ長

<心>

小人気

 

D09 D09
E06 E07
D08 E06
E07 E07

もみ上げがトレードマークの高砂部屋らしい巨漢。

平成10年新入幕。すぐに上位に定着、勝ち越しもしないが大負けせず、地力を感じさせた。

しかし12年交通事故をおこして謹慎の形で全休、十両落ちを経験した。

復帰すると勿論すぐ幕内上位に戻った。15年連続2ケタ勝利で小結昇進。これが唯一の三役だった。

この頃には叩きもトレードマークとなり、もみ上げ隆の鶴の登場でそっくりさん対決で盛り上がるなど人気実力とも絶頂。

しかし直後の武双山戦で肩を痛めると、一気に衰退。2度幕内復帰を果たしたが、苦戦。

リーチを生かした上突っ張り、のど輪からのはたきが絶妙。自分の間合いを持っている。

四つは苦手だが、左掬い投げが意外と強烈で逆転もある。

貴乃花、若乃花、武蔵丸の3横綱を故障させた破壊力を持つ(ただし3番とも負け相撲で)。

いかにも怪我しなさそうな相撲だが、腰の故障で苦しんでいる。

大負けして十両の尻まで落ち、引退の危機にあったが、11月十両優勝で鮮やかに復活。

しかし腰の故障は入門前から、そもそも相撲を始めたのも腰が悪くて柔道をあきらめたからという程だ。

(結局翌場所休場でふたたび下位におち、3月は2勝しかできず幕下転落。引退説を否定していたが、気力は戻らず5月場所前引退発表した。)

(18年5月追記)

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