現役力士パラメータ
ベテラン力士
玉春日 前頭(関脇) <突き押し> 片男波 33 182/150 | ||||||||
重 | E06 | 寄 | E06 |
突っ張り 3a 上突っ張り2b おっつけ 3a ハズ押し 2c モロ手突き3b いなし 4a のどわ 3b はたき 2b |
モロ筈押し2c
肩透かし 2c 突き落とし2c 引き落とし2c はねあげ 2b 張り手 2d モロ差寄り1d がぶり寄り1e |
<立合>
ぶちかまし2b モロ手突き2b モロハズ 2b
頭a 肩d 胸e 手b |
<体>
上体柔軟 まわりこみ 土俵際 膝痛 |
<心>
冷静
スロ- スタ-タ
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力 | D08 | 押 | D09 | |||||
速 | D09 | 投 | F05 | |||||
技 | C10 | 粘 | C10 | |||||
バ | D08 | ス | E07 |
柔軟な体で土俵際押し込まれてからが本領。反り返りながらもはねあげて回り込む。
ライバル土佐ノ海に負けず劣らず上位にあって活躍した。金星7が勲章。
年齢からか、往年の押しの威力やスピードはなくなったが、粘りといなしのタイミングでカバー。
しかし故障勝ちとなって十両と幕内を往復している。体さえ良ければまだまだ幕の力はある。
旭鷲山 前頭(小結)<左四つ・右四つ投げ突き押し> 大島 32 180/142 | ||||||||
重 | E07 | 寄 | E07 |
上手投げ 4a モロ手突き3b がぶり寄り2b 引き落とし2d はたき 4b のどわ 3b 内無双 3d 引っ掛け 3c |
掛け投げ 3c
出し投げ 3c 外無双 1e 張り手 2b 足取り 2c 小股 2b ひねり 1d 下手投げ 2c |
<立合>
モロ手 3a 張差し 2d 上手 2d いなし 2d はたき 3c 頭a 肩b 胸c 手b |
<体>
引き足 引き癖 まわりこみ 幻惑 膝払い 足癖 |
<心>
強引 ツラ相撲 ムラッ気 まった じらし 幻惑
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力 | D09 | 押 | E07 | |||||
速 | C10 | 投 | C10 | |||||
技 | C10 | 粘 | E07 | |||||
バ | C10 | ス | C10 |
現役中もっとも分析しにくい力士。モロ手で押し上げて引くのが「型」
小兵だった新鋭の頃はモンゴル相撲よろしく動き回って手取り足癖で「技のデパートモンゴル支店」
従来の相撲からは考えられない技でしばしば実力者を苦しめた。
綱取りの若乃花、連続出場記録を走っていた寺尾もその変幻な動きに故障をもらった。
たまに思い出したように前進相撲を見せるが、逆に相手が意表を突かれるようだ。
最近は上位で大負けが目立つが、いつの間にか戻ってくる。三賞常連
琴 龍 元前頭筆頭<左四つ・右四つ・突き押し>佐渡ヶ嶽 33 184/143 | ||||||||
重 | E07 | 寄 | D08 |
突っ張り 3a 上手投げ 3b 吊り 3c モロ差寄り2c モロ手突き2c 上手出投げ3c 外掛け 2c はたき 2b |
腕返し 2b 極め 2d 肩透かし3c 首投げ 1d 引き落とし2c 掬い投げ2b 切り返し1e 足取り 1e |
<立合>
ぶちかまし2b モロ手突き2b 張差し 2c カチ上げ 2b はたき 2d 頭b 肩b 胸b手b変化e |
<体>
上体硬い 太鼓腹 晩成 アゴ上り 膝痛 |
<心>
まった 仕切り遅い
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力 | D09 | 押 | D08 | |||||
速 | D08 | 投 | D08 | |||||
技 | D08 | 粘 | D08 | |||||
バ | D08 | ス | D09 |
古武士の風格を持つ玄人好みの相撲を取った琴龍。幕内は51場所勤めたが、途中十両落ちもあって幕内陥落での引退は意外だった。病気によって気力の衰えが決意させたようだ。
大関貴ノ浪、小城錦らと同期の62組。脱走騒ぎなど出世には時間がかかったが6年に十両。貴ノ浪は既に大関。2年後新入幕となった。4場所目の9年1月2ケタを上げて敢闘賞を受賞したが、これが最初で最後の三賞。2ケタ10勝を上げたのもこれを含めて2回だけと地味な力士生活だった。長く幕内中位でがんばったが、遂に三役には届かず。平幕上位で勝ち越せなかった。しかし金星は3個挙げている。11年1月は貴乃花を当たってすぐのはたきで仕留め、1年後の1月は武蔵丸を破った。3度目は目立つ金星だった。十両から再起してきて休場明けの場所、相手は8場所ぶりに復帰した横綱貴乃花。5日目、琴龍が猛然と突っ張って出ると、後退した貴乃花の足が流れるところを肩透かし。すわ引退かと報道陣の数と注目は過熱し、殊勲の琴龍にもマイクが向けられたが、「自分のことで精一杯で相手のことを考える余裕はない」とあっさりしたコメント。
基本は左四つでの寄り、投げだが、右四つも突き押しも取れる万能型。その割には、型のある相撲振りに見えた。丸太のような腕、筋肉質。引き付けが強くて、古風な「吊り」は本人の自覚以上に注目された。さらに二枚蹴りの妙技も稀に披露した。
体は硬かったが、怪我に強いという印象で、13年3月に魁皇の小手投げで肘を壊すまで連続出場していた。しかしそれ以後は右膝などの怪我に見舞われた。が、それ以上に内の病が体を苦しめていたようだ。いかにも長持ちしそうで、まだまだ取れるとみられていただけに、兄弟子琴ノ若より先に引退してしまうとは意外だった。
ベテラン力士
時津海 前頭 <右四つ寄り投げ> 時津風 31 184/136 | ||||||||
重 | E06 | 寄 | D08 |
上手出投げ3b 前褌寄り 3b モロ差寄り2d 掬い投げ 2b ひねり 3c 上手投げ 3a 下手出投げ2c 引き落とし2b |
腕返し 2c
下手投げ2c 極め 1d おっつけ2b 引きつけ2b いなし 2c 打っ棄り1d 巻き替え2b |
<立合>
右差し 2b 前褌 2c 張差し 1d カチ上げ 2c 上手 3c 頭a 肩b 胸c手c変化d |
<体>
まわりこみ 鴨の入首 勝ち身遅い
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<心>
小人気
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力 | D09 | 押 | F05 | |||||
速 | D09 | 投 | C10 | |||||
技 | C10 | 粘 | D08 | |||||
バ | E07 | ス | D08 |
右四つ本格四つ相撲。目方がない分右下手からの芸が多そうだが、意外に力強い。
プチ異能力士。胸を合わせて上手を引き、がっぷりで力を出す。
若手の頃は頭を相手の脇に入れて持ち上げて寄る変わった力士だったが、今は見せなくなった。
出し投げ、ひねりの技術も秀逸。かつてはなぜか懸賞が多いことでも知られた。
この頃、やや手を抜いていると指摘され、二度十両落ちも経験。奮起が期待される。
海 鵬 前頭(小結) <左四つ投げ・押し> 時津風 31 178/124 | ||||||||
重 | F05 | 寄 | E06 |
左下手投げ4a 内掛け 4c 掬い投げ 2b おっつけ 2b 突っ張り 2b 上手出投げ2c 巻き落とし3b いなし 3b |
肩透かし
2c
はたき 2c 切り返し 1d 突き落とし2b 張り手 2b モロ差寄り2c ハズ押し2c 蹴返し 2d |
<立合>
左差し 2b 前褌 2c 張差 2c かっぱじき2c いなし 3c 頭a 肩c 胸e手b変化c |
<体>
土俵際 差し身 敏捷 重心低い 足癖 肘痛 晩成 |
<心>
気迫
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力 | E06 | 押 | E07 | |||||
速 | C11 | 投 | C10 | |||||
技 | C10 | 粘 | D09 | |||||
バ | E07 | ス | E07 |
当代きっての小兵、技能相撲
左下手を取って食い下がると、下手投げが十八番。武蔵丸を仰天させた内掛けのキレも抜群。
徐々に速攻相撲を向上させ、低い重心から押し、いなしが多くなった。
一時十両に落ちながら再起、馬力がついて上位復活かというところで足首を真後ろまでひねる大怪我。以降十両でも精彩がない。復活なるか
闘 牙 十両(小結)〔 <右四つ寄り投げ> 高砂 31 184/136 | ||||||||
重 | D08 | 寄 | F05 |
上突っ張り3b のど輪 3b はたき 4a モロ手突き2b 掬い投げ 3c 張り手 3b 引き落とし3a 突き落とし2c |
腕返し 1d 小手投げ1d 極め 1e おっつけ2c いなし 2c とったり2c まわし切り1c 肩透かし1d |
<立合>
モロ手突き2a カチ上げ 2c いなし 3c 頭d 肩d 胸d手a変化d |
<体>
まわりこみ 腰高 土俵際 間合い○ 引き足 引き癖 リーチ長 |
<心>
小人気
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力 | D09 | 押 | D09 | |||||
速 | E06 | 投 | E07 | |||||
技 | D08 | 粘 | E06 | |||||
バ | E07 | ス | E07 |
もみ上げがトレードマークの高砂部屋らしい巨漢。
平成10年新入幕。すぐに上位に定着、勝ち越しもしないが大負けせず、地力を感じさせた。
しかし12年交通事故をおこして謹慎の形で全休、十両落ちを経験した。
復帰すると勿論すぐ幕内上位に戻った。15年連続2ケタ勝利で小結昇進。これが唯一の三役だった。
この頃には叩きもトレードマークとなり、もみ上げ隆の鶴の登場でそっくりさん対決で盛り上がるなど人気実力とも絶頂。
しかし直後の武双山戦で肩を痛めると、一気に衰退。2度幕内復帰を果たしたが、苦戦。
リーチを生かした上突っ張り、のど輪からのはたきが絶妙。自分の間合いを持っている。
四つは苦手だが、左掬い投げが意外と強烈で逆転もある。
貴乃花、若乃花、武蔵丸の3横綱を故障させた破壊力を持つ(ただし3番とも負け相撲で)。
いかにも怪我しなさそうな相撲だが、腰の故障で苦しんでいる。
大負けして十両の尻まで落ち、引退の危機にあったが、11月十両優勝で鮮やかに復活。
しかし腰の故障は入門前から、そもそも相撲を始めたのも腰が悪くて柔道をあきらめたからという程だ。
(結局翌場所休場でふたたび下位におち、3月は2勝しかできず幕下転落。引退説を否定していたが、気力は戻らず5月場所前引退発表した。)
(18年5月追記)
ベテラン力士