現役力士パラメータ


昭和 平成 現役

2005年1月

上位陣 back  home 新鋭外国勢  


三役常連力士

琴光喜 栃乃洋 土佐ノ海 琴ノ若 旭天鵬 玉乃島

  琴光喜  小結(元関脇)<右差し寄り投げ・押し>佐渡ヶ嶽  29 183/158
C10 C11

掬い投げ 3b

右下手投げ3c

上手投げ    3b

モロ差寄り3b

下手出投げ3c

突っ張り 2c

モロ手突き2c

ハズ押し 2c

はたき  3b

小手投げ 2c

内無双  3e

肩透かし   3c

がぶり寄り2d

巻き替え  3c

外掛け   1d

突き落とし3b

<立合>

体当たり4a

張差  2d

モロ差 2b

カチ上げ3c

突き落し2c

頭c肩b胸a

手c変化c

<体>

上体柔軟

アゴ上り

差し身

速攻

両肘痛

 

<心>

ムラッ気

強引

勝負弱い

まった

立合不安定

 

C10 C11
C11 C11
B12 D09
D09 C11

  学生相撲で数々のタイトルを引っさげ、鳴り物入りで入門。順調に出世して12年5月入幕を果たすが、場所前の故障で全休。11月の実質新入幕の場所で鮮烈なデビューを飾る。終盤まで1敗で優勝争いに加わると、上位にも全く怯まず、横綱武蔵丸に長い相撲の末に内無双から出し投げで大金星を挙げる等武蔵川の横綱大関4人衆を総なめ。貴乃花に敗れ、割の組まれなかった曙に1差で及ばなかったが、大活躍が認められ三賞を3つとも受賞した。上位に定着し、13年9月にはあっさりと平幕優勝をやってのけた。11月9勝し、14年1月は51組の大関2人とともにはげしいV争いを展開。12勝したが大関昇進は見送られた。ところがこれ以降順風満帆に見えた土俵に暗雲が立ち込める。翌3月張り手でアゴを骨折。故障が癒えた9月は12勝と意地を見せ関脇に復帰するが今度は両肘が悪化。16年1月13勝など大勝ちするが単発で、なかなか大関のチャンスは来ない。17年5月三役で13勝し今度こそと意気込むが7月負け越してフイ。前半良くても連敗して平凡に終わる場所も多い。

 

  栃乃洋  前頭(元関脇) <左四つ投げ・突押> 春日野 31 186/166
C10 C10 左下手投げ4b

左掬い投げ4a

モロ手突き3c

小手投げ 2b

下手出投げ3c

突っ張り 2c

突き落とし3c

右おっつけ2c

はたき 2c

小手捻り 2c

左腕返し 3c

モロ差寄り3c

がぶり寄り2d

巻き替え 3c

いなし 2b

巻き替え2c

<立合>

左差し 3a

張差  2d

モロ手突き2b

カチ上げ 3b

いなし2c

頭b 肩a

胸b 手c

<体>

差し身

土俵際

左半身

柔軟

左肘痛

<心>

ムラッ気

上位キ-

 

 

C10 D09
E07 B12
C10 D09
D08 C10

 幕下付出しで入門。同郷の出島とは長年のライバル。9年入幕し連続敢闘賞で11月三役へ。上位に定着して金星を稼ぎまくる割には安定して勝ち越せずずっと平幕。魁皇の投げに武器の左肘を壊されたのが響いた。13年1月ようやく小結に戻ると技能賞の活躍で新関脇。その後また平幕上位にいて年1回くらい小結、上位を脅かす存在として健在。金星はついに11個。若乃花・曙・武蔵丸から3つずつ、朝青龍から2つ獲得している。が金星を挙げた場所は負け越しが多く、殊勲章は3回だけ。自身が主役になることはほとんどなかったが、16年9月は魁皇を1差で追いかけて千秋楽、大チャンスだったが琴ノ若に敗れ自ら脱落してしまった。どうしたことか17年は絶不調。怪我で休場して幕尻に落ちると、大勝かという期待と裏腹に連続負け越しで役9年ぶりに十両落ちした。

 土佐ノ海 前頭(元関脇) <突き押し・右四つ> 伊勢ノ海 32 18/144
C10 D08 おっつけ 3a

ハズ押し 3a

がぶり寄り2c

はたき  3b

モロ手突き3c

突っ張り 3b

突き落とし3c

いなし  3c

モロ差寄り1e

のど輪  2c

ぶちかまし4c

引き落とし2c

がぶり寄り2d

はねあげ  1d

モロ筈押し3d

 

<立合>

ぶちかまし4a

モロ手突き2d

突き落とし2d

はたき 2d

 

頭a 肩d

手c変化c

<体>

速攻

掛り

膝痛

腰痛

 

 

<心>

上位キ-

シンプル

突っかけ

対変化×

 

C10 B12
D09 D08
E07 D08
E06 D08

 学生時代は四国では玉春日と争い、全国では東の尾曽(武双山)、西の山本(土佐ノ海)と謳われた大物。7年7月新入幕。十両筆頭で14勝して上がったため、7枚目に位置して早速上位と当てられたが7勝と健闘。翌場所11勝で敢闘賞、前頭筆頭に躍進すると曙・貴乃花から立て続けに金星を奪い殊勲技能ダブル受賞、一躍大関候補に。武双山に追いついた。9年1月はまた曙・貴乃花から金星。三役復帰。このころには完全に上位キラーとして認知され、インタビュールームの常連に。5月新関脇で10勝して大関への足掛かりを作ったが星が安定せず、10年は不調、怪我もあって幕内で自己最低の9枚目にまで落ちた。ところが休場明けの11月、琴錦と平幕どうしのデッドヒートを繰り広げ、若乃花も破ったが14日目貴乃花に敗れ大魚を逃した。下位とはいえ自身最高の12勝で波に乗り、4場所で6個の金星を荒稼ぎ。11年7月から連続7場所三役を保って2度二桁をあげたが、上位に強いが下位に取りこぼすタイプでやはり大関を狙う安定感がなかった。年齢も30を超え、以後わりと番付の上下動が大きくなったがたまに三役を務める力はある。15年11月武蔵丸に引導を渡す、4年半ぶりの金星を挙げた。

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三役常連力士

琴光喜 栃乃洋 土佐ノ海 琴ノ若 旭天鵬 玉乃島

 

  琴ノ若  前頭(元関脇) <右四つ寄り投げ> 佐渡ヶ嶽 37 190/170
C11 D09 左上手投げ5b

小手投げ 3b

右上手投げ3c

モロ差寄り2d

出し投げ 2c

突っ張り 3c

モロ手突き3c

右腕返し 2c

はたき 2c

まわし切り2c

内無双 2e

浴びせ倒し2d

がぶり寄り2d

巻き替え 2c

極め   2d

引きつけ 3b

<立合>

カチ上げ3b

モロ手突2b

張差し  2c

突き落し2d

上手    2c

頭d肩b胸a

手b変化d

<体>

上体柔軟

重心高い

リーチ長

懐深い

外四つ

膝爆弾

長寿

<心>

ミスタ-1分

まった

 

D09 D08
F05 C11
D09 E06
F05 C10

 現役最年長関取。琴錦とは1場所違いで入門。この二人の良いところが合わされば大横綱と佐渡ヶ嶽ファンは言う。出世レースでは遅れたが、平成2年11月「琴の若」で新入幕。1場所で落ちたが、翌年3月に再入幕すると以来15年幕内の座を失ったことはない。連続幕内在位の記録も史上3位。目指せ高見山、目指せ前人未到100場所。入幕当初は大勝もなければ大負けもなく、中位をウロウロしていた。7勝1敗から負け越したこともあった。5年9月新小結となり、この頃から上位に定着しだす。7年7月小結で9勝、2大関を破って初めての三賞・敢闘賞を得る。8年3月は突然初日から連勝し、貴乃花との全勝対決には敗れたが、初めて幕内で2ケタを上げ2度目の敢闘賞。7月は貴乃花から初金星を得ると曙からも奪って殊勲賞。上位にも物怖じしなくなり、金星も増えていったが、成績は相変わらずで平凡だった。三十路を迎えた10年、7月2年ぶりに2ケタ勝って敢闘賞を得ると、琴乃若と改めた翌場所も殊勲賞の活躍、さらに琴錦が優勝を果たした11月は小結で10勝。晩成の大器が本領を発揮し始め、新関脇でも勝ち越し。この頃が全盛だったか。12年左膝を故障すると何度も再発し、巨体の負担がかかる膝と相談しながらの土俵となる。それでも休場直後以外はずっと前頭一ケタはキープしているのだから大したものだ。十両落ちが危ぶまれたのは15年、朝青龍を小手投げで倒した際に上腕を痛め、12枚目となった公傷明け、早々に勝ち越しと思われた寸前で左膝をまた故障、靭帯はぼろぼろで医者が歩けるのも不思議という重傷。35歳、親方も引退を勧めたが、公傷制度最後の適用でなんとか助かり、進退賭けた16年3月を11勝敢闘賞の活躍で乗り切り、また上位に復活した。平成17年は安美錦戦で顔から落ちて投げの打ち合いを制し、敢闘賞候補にも挙がったが、11月13日目佐渡ヶ嶽親方の停年退職に伴い引退となった。幕内保持には余裕があり、名物力士の引退を惜しんで二枚鑑札を求める声もあったが認められなかった。最後の一番は駿傑の変化に敗れた。感極まって号泣、インタビューにも三言と答えられなかった。

 右四つ左上手の型があるが、懐が深いので上手さえ取れれば左四つでも十分。上手投げの冴えは晩年になって磨かれた感がある。朝青龍を裏返した投げしかり、右四つになればかなりの割合で上手投げで転がす。立合いはリーチを生かして突っ張ってから四つになる。そのまま突き切るときもある。非力非力とは言われていたが、なかなか力強い相撲を見せている。下半身は膝が限界に近く、いなされたり速攻を受けると脆い。

※ミスター1分 慎重な取り口、勝ち味が遅いことで有名で、長い相撲の末に勝つことが多かったためこんなニックネームが。

 

  旭天鵬  前頭(元関脇) <左四つ・右四つ寄り> 大島 31 192/154
D09 C10 上手投げ  4b

吊り寄り 3c

モロ差寄り2d

吊り   3c

突っ張り 1d

がぶり寄り2c

腕返し  2c

前ミツ寄り2d

はたき 3b

引きつけ 3b

渡しこみ 2d

肩透かし 2c

ひねり  1e

巻き替え 1c

打っ棄り 2d

出し投げ 1d

<立合>

左差し 2a

張差  2c

モロ手突2b

上手  2d

はたき 2c

頭d肩b胸b

手b変化c

<体>

懐深い

肩越し

逆四つ○

晩成

<心>

まった

 

 

 

D09 E07
D08 C10
D08 E07
D09 C10

 旭鷲山とともにモンゴル人力士の第一陣として入門。脱走事件なども乗り越えて10年1月新入幕、しばらくエレベーターをしていたが、11年5月からは定着した。12年1月敢闘賞を得て上位進出するが、上位だと敷居が高く何度も跳ね返された。慣れるのに時間がかかるのがこの人らしい。14年1月新小結となるが進境はなかった。きっかけをつかんだのは9月の貴乃花からの金星だった。この一番では今までにない速い攻めが進退を賭ける大横綱に通用した。この場所初めて4枚目以内で勝ち越し、以後上位定着。三役にも定着とはいかないが常連といえる地位を占めている。15年は新横綱朝青龍に初めて土をつけるなど活躍し4場所で3度敢闘賞を受賞した。このところやや後退傾向と思われたが、また三役で勝ち越した。

  玉乃島  前頭(元関脇) <左四つ寄り・押し> 片男波 30 186/158
C10 C10 右おっつけ4a

モロ差寄り2c

突っ張り 3b

左のどわ 2c

右上手投げ2d

モロ手突き2c

腕返し  2c

いなし  2d

はたき 2c

引きつけ2c

しぼり 2c

はねあげ2c

小手投げ1d

すそ払い1e

ハズ押し2d

外掛け  1d

<立合>

ぶちかまし3a

かちあげ 2b

モロ手突き2b

左差し  2c

突き落とし2d

頭a肩c胸d

手b変化d

<体>

前傾

足首痛

 

 

<心>

突っかけ

上位-

 

 

 

C11 C10
D08 D08
D08 D08
E07 D09

 12年11月玉ノ洋で新入幕。再入幕の場所で、横綱玉の海の大関時代までの四股名である「玉乃島」を名乗ると11勝して敢闘賞。2場所後は優勝を争い12勝でまた敢闘賞で一気に小結。偉大な四股名の期待に応えた。しかし右足の故障に苦しみ低迷。幕尻まで落ちてようやく復調。15年ごろから上位に定着すると朝青龍、武蔵丸から金星。11月の敢闘賞で新関脇。三役でまだ勝ち越しはなく、安定して勝ち越せないが、調子に乗れば大勝できるタイプで16年5月、17年3月と12勝。平幕で12勝以上を3回も記録するのはかなり珍しい。

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三役常連力士

琴光喜 栃乃洋 土佐ノ海 琴ノ若 旭天鵬 玉乃島

 

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