現役力士パラメータ

平成18年  

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外国勢

三役常連 back 実力者

黒海 露鵬 朝赤龍 安馬 時天空 白露山 春日王 把瑠都


 

  黒 海  前頭 <突き押し・左四つ寄り> 追手風   25  189/165
 型3対応2 速攻4遅攻2 間合3 気合3攻勢2剛健2直線2 パワー型 殊勲型     
D09 E07
モロ手突き3a
のどわ  3b
上突っ張り3b
右上手投げ2d
はたき   3a
張り手   2c
左腕返し  2d
左四つ寄り2d
小手投げ  2c
引き落とし2c
突き落とし2c
左掬い投げ2d
素首落とし2d
首ひねり 2d
引きつけ 2d
外掛け    1e
ひねり   3c
がぶり寄り2d
<立合>
かちあげ  3a
モロ手突き3b
ぶちかまし2c
張差し 1d
はたき 2d
       
        
頭c肩b胸a
手b変化d
<心>
ムラッ気
強引
まった
引き癖
<技>
ワキ甘い
まわりこみ
引き足
頭四つ

      
<体>
前掛り
腰高
バタ足 
右肘痛
左膝痛
 

      
B12 C10
D09 D08
E06 E07
E07 E07

 馬力のある突き押し相撲。上がってきた頃から大関陣をかなり苦しめ、武双山には3戦3勝で、引退に追い込んでいる。立合いかちあげてから突き放し、やや前傾で突きたてていくのだが、このとき脇が空いたまま肘のバネを使って突くような形になっているとよく批判される。肘に慢性的な痛みがあるのもそのせいか。それでも馬力は相当なもの。荒っぽい突き、叩き自体の威力があるし、組んでも腕力を利かせての投げ、ひねり、引きつけは強い。前述の武双山の最後の一番も右上手から豪快に投げ転がしたものだった。左差しからの逆転の投げも強いので捕まえても安心できない。朝青龍からは2つ金星を挙げているが、今年初場所は先に左四つ右上手を取ると、グイと引きつけて左のど輪で押し倒す見事な金星だった。ただ、相撲の粗さは相変わらずで、無用な引き技などチグハグな相撲で成績が安定せず、番付運のなさもあって三役へは後一歩届いていない。

 

  露 鵬  小結 <右四つ寄り・投げ・突押> 大嶽  26  193/147
 型2対応4 速攻2遅攻3 間合0 沈着1堅守2柔軟1変幻2 スケール型 敢闘型     
D09 D09
左上手投げ3b
はたき  3a
左前褌寄り3c
突っ張り 2c
モロ手突き3b
上手出投げ3c
おっつけ 2c
引き落とし3b
小手投げ  2c
がぶり寄り2c
引きつけ 3c
張り手  2d
吊り寄り  1e
突き落とし2d
巻き替え1d
極め      1d
首投げ 1e
下手出投げ1d
<立合>
張差し   3a
左前褌  1d
かちあげ2c
張り上手2c
はたき   3d
左上手 2d
頭d肩c胸a
手b変化c 
<心>
強引
じらし
引き癖
まった
 
 
<技>
変化技○
ワキ甘い
手つき
頭四つ
チョン立ち

 

<体>
腰高
懐深い
左足首痛

        

      
C11 D08
D08 C10
E07 E07
D08 E07

   ロシア人初の関取、三役となった大型力士。レスリング出身力士の特徴とよく言われるが、大型なのに頭を下げて構えられる柔かさ、一方で腰はあまり下りず、引き技を多用する。しかしここのところ引き技の決まり手は少なくなり、がっぷり右四つで胸を合わせる相撲が増えている。新しい武器は左からの上手投げ、大関初登場の琴欧州を裏返した力強さはスケール感に溢れていた。相四つで、腕の長い大関より先に上手を引き、遅れて取りに来るところを見事に投げた。出し投げも巧く、四つ相撲のテクニックはなかなか高い。離れてもこの腕力なら圧倒できそうだが、あまり突き押しは巧くなく、すぐ引く格好になってしまう。ただその引き技もレスリング仕込でかなり強力。頭四つの体勢になれば、上位陣も慎重にならざるを得ない。

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外国勢

三役常連 back 実力者

黒海 露鵬 朝赤龍 安馬 時天空 白露山 春日王 把瑠都

 

  朝赤龍    前頭  <なまくら四つ寄り・投げ・押し>  高砂  25  184/140
 型2対応4 速攻1遅攻4 間合2 沈着1堅守3柔軟2変幻3 業師型 敢闘・技能型    
E06 D08
右上手投げ3b
上手出投げ3d
下手投げ  2c
左前褌寄り2d
はたき     2b
突き落とし 3b
右おっつけ2d
引き落とし 3c
かわず掛け2d
内無双    2d
はねあげ 2b
小手投げ 2d
巻き替え  2d
下手出投げ1d
いなし  2b
たぐり  2c
突っ張り  1d
渡しこみ 2d
<立合>
モロ手突き2b
左差し   2b
張差し  2d
右おっつけ2b
足取り  1e
突き落とし2d
頭e肩b胸b
手c変化d 
<心>
慎重
ムラッ気
早熟型
 
<技>
まわりこみ
変化技○

        

 

<体>
重心低い
体質柔軟
右膝痛

        

        

      
D08 D08
C10 C10
D09 C11
D09 D09

   朝青龍の1年後輩で、同じくモンゴルー明徳義塾留学と渡ってきた。体は大きくないが、 しぶとさが身上。低い体勢であてがい、機を見ていなし、叩きで崩して攻める。最近は足の怪我で激しい動きが減り、引き技で勝ちを拾うことが多い。元来左四つの寄り、右上手投げを得意としているが、あまり型にはこだわらず右四つの相撲や離れての押しの展開でも取れる。課題は自分から前へ出る圧力、速攻相撲。体からしてそれを磨かないと上は狙えない。16年3月は旋風を巻き起こし、初日から連戦連勝、魁皇との全勝対決を制し12連勝、13日目やはり全勝の千代大海に敗れたとはいえ突き押し大関に全く引けを取らない大善戦で13勝2敗の好成績を挙げた。同年7月も千秋楽まで優勝を争った。あの頃の勢いはどこに行ってしまったのかと残念がられたが、18年5月、4大関を破る活躍で優勝を争い、新三役を決めた。

 

  安 馬 小結   <突張り・右四つ食い下がり> 安治川 22 185/113
 型3対応4 速攻4遅攻2 間合1 気力2攻勢2柔軟2変幻2 正攻法・業師型 技能型    
F05 E07
前褌寄り  3a
上手投げ 3b
のどわ   3c
突っ張り   2b
右下手投げ2b
突き落とし2c
はたき  2d
外掛け   2d
引っ掛け 2c
足取り   3c
打っ棄り  2d
モロ差寄り2d
モロハズ 2c
上手出投げ2c
腕ひねり 1d
首投げ   1d
二枚蹴り 1e
右しぼり  2c
<立合>
ぶちかまし3a
前褌   2c
右のどわ 3c
張差し 1d
左上手   2d
足取り 2e 
頭a肩e胸e
手c変化d 
<心>
気迫
突っかけ
チョン立ち
策士
人気

        
 
<技>

差し身

多彩

まわりこみ

手取り

もぐり

食い下がり

<体>
前傾
敏捷
右肘痛
 

      
D09 D08
B13 D09
C10 B12
C10 B12

        幕内最軽量ながら、正攻法の相撲と多彩な技で三役へ躍進したニューウェーブ。人気も急上昇中。立合いはほとんど頭から低く突っ込み、突き上げたり中に入って前へ出る。改めて立合いの強さは馬力だけでなくスピードと角度が重要だと思い知らされる。右四つだが、まだ型にはまった四つ身ではなく、浅く廻しを引いてスピード勝負に持ち込む。食いつけずに劣勢になっても最後まで勝負を捨てず、行司泣かせの縺れる相撲もしばしば。霜鳥に巻かれて空中で横回転しながらも着地を試みるなど驚異的なしぶとさ。往年の大関貴ノ花と重ね合わせるファンも多い。真っ向勝負一本と印象付けられるが、なかなかの策士。立合いにしても、琴欧州が右足で踏ん張れないと見るや、左足取りを狙ったり、張って横から上手を狙ったりと多彩である。

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外国勢

三役常連 back 実力者

黒海 露鵬 朝赤龍 安馬 時天空 白露山 春日王 把瑠都

 

  時天空 前頭 <右四つ寄り・足技・突張り>  時津風  27  187/140
 型3対応2 速攻2遅攻4 間合0 沈着1堅守1柔軟2変幻1 業師型 技能型   
E07 D08
内掛け   4c
突っ張り  3a
二枚蹴り  3d
肩透かし  3c
右四つ寄り2c
はたき  2b
裾払い   3c
引き落とし2b
足取り   3d
引きつけ  2c
巻き替え 2d
切り返し  2d
チョン掛け2d
蹴返し  2c
外掛け   2d
引っ掛け2c
上手投げ2c
腕ひねり1e
<立合>
モロ手突き2c
右差し  2c
張差し  2c
左上手  2c
いなし   2d
モロ差し2d 
頭d肩c胸a
手b変化e 
<心>
慎重
引き癖
晩成型
 
<技>
手取り
足癖
多彩
 
 
<体>
立ち腰
リーチ長
 

        

        

      
D09 D08
D09 D09
C10 C10
C10 C10

    外国出身かつ大学相撲出身という異色力士。モンゴル相撲と柔道経験があり、内掛け、二枚蹴りなど足技が冴える。さすがに幕内に上がってからはその頻度も少なくなったが、これは正攻法の相撲に挑戦しているため。右四つの相撲ばかりでなく、突っ張りも習得して前へ出る相撲が多くなった。この突っ張りは長身が生きて効果があり、差し手争いで有利になるだけでなく、そのまま押し出す力もあり、技能賞選出につながった。番付も上位に安定しそうだ。

 

  白露山 前頭 <右四つ寄り・投げ>  二十山  24  188/144
 型2対応3 速攻2遅攻3 間合0 気合1攻勢1柔軟1変幻1 スケール型 敢闘型   
D08 D08
左上手投げ3b
右四つ寄り2b
上突っ張り3b
はたき  3a
ひねり  2c
小手投げ3c
モロ手突き2b
突き落とし2d
掬い投げ 1d
張り手    2c
巻き替え  2c
下手投げ2d
廻し切り  1c
投げ寄り  2d
打っ棄り  1e
引きつけ 3c
のどわ  2c
引き落とし3b
<立合>
かちあげ2b
張り上手3c
モロ手突2d
左上手 2c
はたき 2d
小手投げ2e
頭d肩b胸b
手b変化c
<心>
ムラッ気
引き癖
じらし
 
<技>
ワキ甘い
土俵際
上手相撲
 
<体>
腰高
懐深い
リーチ長
 

        

        

      
C10 E07
E07 D08
E07 E06
E07 E07

    元大関北天佑の二十山部屋から初の関取。露鵬の弟で、史上初の外国人兄弟関取、幕内となった。露鵬ほどの体格はないが、やはり怪力。同じような相撲でスピード出世した。幕内では、下では2ケタは勝つが、上位では全く通用しなかった。もう一度出直しとなり、また2ケタ。腕力があって上手を取れば右でも左でも強いが、離れると叩きが多い。前髪はかなり後退しているが、まだ若手。これからの力士だ。

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外国勢

三役常連 back 実力者

黒海 露鵬 朝赤龍 安馬 時天空 白露山 春日王 把瑠都

 

  春日王 前頭 <右四つ寄り・投げ・足技>  春日山  29  183/149
 型3対応3 速攻1遅攻5 間合0 気合1堅守1柔軟1変幻1 怪力・荒技型   
D08 E07
左上手投げ3b
小手投げ 4a
内掛け 3d
掬い投げ 2c
右四つ寄り2c
がぶり寄り1c
極め    2b
下手投げ2d
ひねり  2d
引張り込み2b
二丁投げ  1e
突き落とし2d
打っ棄り  2d
引きつけ  2d
まわし切り2d
首投げ 2c
モロ手突き2c
掛け投げ3d
<立合>
カチ上げ2c
左前褌 2b
張差し  2c
ぶちかまし1c
左上手  2c
はたき  2d 
頭c肩b胸b
手c変化c 
<心>
強引
まった
晩成型
 
<技>
土俵際
ワキ甘い
打ち合い○
肩越上手
上手相撲
足癖
立合不安定
 
<体>
立ち腰
アゴ上がり
バタ足
右大腿痛

        

        

      
C10 E06
E07 C10
E07 E07
E07 E07

     現在唯一の韓国出身関取。韓国相撲シルムはモンゴル相撲同様立合いがなく、右四つがっぷりの形から始めるらしいが、やはり得意は右四つ、課題は立合いの当たり。当たり負けて下がってしまい、脇が空くところ差されて苦戦することが多い。しかし投げの強さがその不利を補う。左上手からの投げも強いが、廻しを取れない苦しい形でも小手投げがある。なかなか強烈で、風貌といい元関脇栃赤城を彷彿とさせる。しかしやはり前へ出られないことには上を望めない。強引な投げは足の故障を誘発し、幕内に定着しきれない一因となっている。それでも、この投げが春日王の魅力だ。たまに前へ出る力も見せるが、不安定。

 

  把瑠都 前頭 <右四つ寄り・投げ>  三保ヶ関  22  188/144
 型2対応3 速攻2遅攻3 間合0 気合1攻勢1柔軟1変幻1 スケール型 敢闘型   
C10 D08
上手投げ  3b
上突っ張り2b
はたき  3b
ひねり  2c
小手投げ 3c
はりま投げ3d
モロ手突き2b
突き落とし3d
吊り  1d
張り手    2c
引きつけ  4b
吊り寄り 3d
引き落とし3c
投げ寄り  2d
打っ棄り  2d
引きつけ 3c
のどわ  2c
引き落とし3b
<立合>
張差し 2c
モロ手突き2b
左上手 3b
かちあげ2d
はたき 3d
 
頭d肩b胸b
手b変化c
<心>
引き癖
強引
尻上がり
 
<技>
ワキ甘い
上手相撲
肩腰上手
 
<体>
腰高
懐深い
リーチ長
 

        

        

      
B13 E07
E07 D08
F05 D08
E07 E07

  怪物とはこのような力士を言うのだろう。入門からわずか2年。まだちゃんこの味も染みぬ間に新入幕、優勝争いに割り込み、大関戦を崩し、三役揃い踏みに加わった。新十両(史上3位の所要8場所)で12勝。スピード出世で最速入幕を視野に入れたが、初日早々まさかの虫垂炎で全休。幕下落ちするハプニングがあって記録更新はならなかったが、復帰した幕下で優勝、再十両では43年ぶりに全勝優勝。20連勝の快進撃で18年5月新入幕を果たす(史上2位の所要12場所)。そして新入幕でこの大活躍、史上2人目の新入幕優勝は逃したが、11勝4敗で敢闘賞。小錦旋風以来と騒がれた。小錦が黒船なら、さしずめバルチック艦隊といったところか。腰高で上から上手を取りにいくが、この怪物にセオリーは通用しない。下から二本差しても肩越し上手からはりま投げに引き倒したり、下っ端に稽古をつけるような突き落としであっけなく潰してしまう。千秋楽白鵬には一瞬の出し投げに敗れたが、7月の上位戦が楽しみだ。

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黒海 露鵬 朝赤龍 安馬 時天空 白露山 春日王 把瑠都

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