現役力士パラメータ
平成18年
<home><データについて><17年><19年><平成><昭和>
実力者
岩木山 小結 <突っ張り・左四つ寄り> 境川 30 185/175 | |||||||||
型4対応2 速攻4遅攻2 間合3 気合1攻勢2柔軟1直線3 前進型 敢闘型 | |||||||||
重 | B12 | 寄 | D09 |
上突っ張り3a がぶり寄り3c モロ手突き2c 右上手投げ2d のどわ 3b ハズ押し 3c モロハズ 2c 渡しこみ 2d 左腕返し 2c |
はたき 2c 突き落とし2c 掬い投げ 2d 内無双 2e ひねり 2d 小手投げ 2d 浴びせ倒し1d ぶちかまし3c 極め 2d |
<立合> ぶちかまし 3a モロ手突き3b 体当たり 2c かちあげ 1d のどわ 2d 張差し 1d 頭b肩c胸c 手b変化e |
<心> 晩成型 連敗癖 |
<技>
ワキ甘い 出足 |
<体> 額大きい 腰高 ケガ○ |
力 | C10 | 押 | C10 | ||||||
速 | D08 | 投 | D08 | ||||||
技 | D08 | 粘 | E07 | ||||||
バ | D08 | ス | E07 |
雅山と幕内最重量を争う巨漢。体の割に足腰はしっかりしていて簡単には落ちない。立合い大きな額を生かした当たりはド迫力。突っ張りや左を差しての出足に威力があるが、やや重心が高いのと、脇が甘めなのがもったいない。意外に器用で捻り技もあり、内無双も披露。大学卒業後迷った末に入門した「遅れてきた51組」で、土俵年齢はまだ若い。馬力に磨きをかけて、ここ最近の不調を脱したい。 澤井ら期待の若手が目白押しの境川部屋・部屋頭としての働きも期待される。
垣 添 小結 <押し・モロ差寄り> 武蔵川 28 177/136 | |||||||||
型4対応2 速攻5遅攻1 間合2 気合3攻勢3剛健1直線2 突貫型 技能型 | |||||||||
重 | E06 | 寄 | E06 |
モロハズ 3b おっつけ 3a ハズ押し 3c 突っ張り 2c のどわ 2b 突き落とし3b はたき 2b 引き落とし2c いなし 2c |
はねあげ 2c モロ差寄り1d 掬い投げ 2d 小手投げ 1e 渡しこみ 2d 巻き替え 1d ぶちかまし3c モロ手突き1d 上透かし 2d |
<立合> ぶちかまし3a おっつけ 2b モロハズ 2c かっぱじき1d はたき 1e 突き落とし2d 頭a肩d胸e 手d変化d |
<心> 突っかけ 気迫 シンプル |
<技>
速攻 挟みつけ 詰め× 対長身○ |
<体> 前傾 重心低い アゴ上り つき膝 |
力 | C10 | 押 | C10 | ||||||
速 | C11 | 投 | E07 | ||||||
技 | D09 | 粘 | D09 | ||||||
バ | E07 | ス | D08 |
小兵ながら真っ向からの押し相撲に徹する。かつてのF1相撲・琴錦に一番近い。低い重心をさらに屈めてぶちかまし、懐に入ってモロハズ押しで一気に出る。逆転技も良く決まるが、自分も前に落ちることが多いのがもったいない。真っ向勝負は素晴しいが、やはり上位相手だと馬力負けする。下位相手には、モロ差など廻しを取っての攻めがあれば安定感が増しそうだ。まずはモロ差しの寄りを強くしたいところ。決まり手の多くは押し出しの正攻法。立合いは両手をついて静止してから立つ模範の形。真正直すぎて星につながらないことも多いが、そろそろ三役復帰を。
実力者
出 島 大関 <押し・右差し寄り> 武蔵川 32 181/160 | |||||||||
型5対応3 速攻5遅攻2 間合2 沈着1攻勢3柔軟2直線3 前進型 敢闘型 | |||||||||
重 | D09 | 寄 | C10 |
モロ差寄り3b がぶり寄り2d モロハズ 2c ハズ押し 2d おっつけ 2b 右差し寄り 3b 腕返し 2d のどわ 3c 突っ張り 2d |
上手投げ 2d 掬い投げ 2b 掛け投げ 2d モロ手突き2d はたき 2d いなし 2b 巻き替え2c 極め 2d 渡しこみ 2d |
<立合> ぶちかまし4a 右差し 3b 体当たり 2d モロ差し 2c かちあげ 2d 突き落とし2d 頭a肩c胸c 手e変化d |
<心> 強引 早熟型 |
<技>
出足 差し身 詰め×
|
<体> 体質柔軟 右膝痛 両脹脛痛 |
力 | C10 | 押 | C10 | ||||||
速 | D09 | 投 | D08 | ||||||
技 | D08 | 粘 | D08 | ||||||
バ | E06 | ス | E07 |
優勝経験もある元大関。ようやく故障禍からは逃れたものの、肝心の出足が下降気味で成績が振るわない。「出る出る出島」の名文句を呼んだ出足を武器に関脇で優勝して大関に。13場所務めたが、故障や蜂窩織炎で陥落。その後さらに故障が続き、出れば2ケタ勝つがまた故障、と散々だった。それでも平幕が長くなったとは言え上位から中位にあって健闘を見せている。柔かい体で、差して出る取り口は変わらない。一時は足の故障がひどくて出足が止まればそれまで、という状態だったが、ようやく状態も回復し、四つになっての粘りが出てきた。朝青龍戦でも粘りを見せて、17年3月には黄金廻しに初めて手をかけ、やぐら気味の掛け投げで脅かした。土俵際逆転あり立合の変化あり、元々動きの良い力士だけに、しぶとい相撲でもう一花咲かせたい。
北勝力 関脇 <突き押し> 八角 29 183/153 | |||||||||
型4対応2 速攻5遅攻1 間合4 気力2攻勢3剛健2直線2 突押・撹乱型 爆発型 | |||||||||
重 | E07 | 寄 | E06 |
右のどわ 4a モロ手突き3b 上突っ張り3c はたき 2b 引き落とし3a 突き落とし2c おっつけ 2d ハズ押し 2d いなし 2c |
張り手 1e 左腕返し 1e がぶり寄り1e 閂 1d まきかえ 1e ぶちかまし2d 左のどわ 2c 突っ張り 2c 小手投げ 1e |
<立合> モロ手突き3a 右のどわ 3b ぶちかまし2c 左おっつけ1d はたき 2d 突き落とし 2d 頭a肩e胸e 手c変化d |
<心> 突っかけ 人気 ビッグマウス ムラッ気 ツラ相撲 淡泊 引き癖 |
<技>
引き足○ ワキ甘い 出足 チョン立ち 立合不安定
|
<体> 前がかり リーチ長 腰高 腰痛 |
力 | C10 | 押 | C11 | ||||||
速 | D08 | 投 | F05 | ||||||
技 | E07 | 粘 | E06 | ||||||
バ | E07 | ス | E07 |
突然爆発的な活躍を見せたかと思えば淡泊に負け続けたりと、これぞ押し相撲という力士。ハイライトは16年5月。3大関を倒した勢いで横綱朝青龍の35連勝をもストップ。のど輪の威力は無敵で勝ち進み、13勝1敗で迎えたが、千秋楽は硬くなって平幕優勝を逃した。一躍大関候補に名前が挙がったが、翌場所新関脇で3勝12敗。その後はさっぱりおとなしくなってしまったが、18年1月、今度は下位だったが一時単独トップに立つなど12勝の活躍。ところが翌場所1勝14敗の大敗。びっくり箱が次に飛び出すのはいつだろうか。立合いが静止できず、腰高で突っかける形のため、じらされて思いどおりに立てないと、全く押せず叩いて自滅する相撲に陥る。何度かこの課題には取り組んでいるのだが、相手に合わせてしまっても調子が出ず、覚えられて自分のペースでも立たせてもらえない。特に外国出身力士には執拗にじらされており、前述の16年5月千秋楽でも新入幕白鵬に散々じらされて立合いのいなしに落ちた。得意は右のど輪で、立合いモロ手突きからそのままの出足で一気に持っていくのが理想。長いリーチで前かがみで突くため先制攻撃を仕掛けられるので、まず一歩押し込めれば叩きも効果を発揮する。相手の取り口に合わせた相撲に活路を見出したい。
実力者
安美錦 前頭 <右四つ・食い下り・押し> 安治川 28 185/129 | |||||||||
型3対応4 速攻4遅攻3 間合1 沈着2攻勢1柔軟2変幻2 業師・スピード型 殊勲・技能型 | |||||||||
重 | F05 | 寄 | D08 |
右下手出投4c おっつけ 2b 前褌寄り 2c 引き落とし3c 外掛け 3c 上手投げ 3b 掬い投げ 3c ハズ押し 2b 足取り 2d |
ひねり 3c 大逆手 2e いなし 3b 裾払い 2c 肩透かし 3c モロ差寄り2c 引っ掛け 2c 巻き替え 2c 下手投げ 3c |
<立合> ぶちかまし2a 右差し 3b 前褌 2c 左上手 2c 張差し 2e いなし 2c 頭a肩d胸d 手d変化c |
<心> 上位キラ- 策士 晩成型 |
<技>
相撲勘 土俵際 足癖 まわりこみ 食い下がり |
<体> 前傾 敏捷 体質柔軟 両膝痛 肘柔軟 |
力 | E07 | 押 | D08 | ||||||
速 | C11 | 投 | C10 | ||||||
技 | B12 | 粘 | C10 | ||||||
バ | D09 | ス | D09 |
貴乃花に引導を渡した力士としての実績を持つ技能力士。武蔵丸、朝青龍からも金星を奪っている。右を差しての食い下がり、出し投げがうまく、「土俵際の魔術師」とも。初めての上位戦白星も武双山の押しを俵伝いに回って右下手出し投げで飛び出させた。貴乃花には出して横へ回って裾払いで脅かして遂に送り出し、武蔵丸は前褌を引いて正面から寄り切った。そして朝青龍には突きを残して右上手で食い下がり、掬いに来たところを外掛けで尻餅をつかせた。今年3月、綱取りのかかった栃東には、わざと左上手を取らせる作戦で右下手半身に構え、しぶとい相撲に持ち込んで引き落とした。上位にとっては非常にやっかいな業師。ただ、突き押しの千代大海には軽量を突かれて通用していない。技能相撲だけでなく、最近は重心低く押して出るスピード相撲も増えて地力を増した。右膝の怪我で十両落ちも経験、前へ出る力をつけて戻ってきた。圧巻は17年11月、高見盛にモロ差しを許しながら、右上手から大逆手の大技で逆転。これから18年は新三役を窺がう年になる。両膝のサポーターが外れない。負担がかかる相撲だけに、心配である。