現役力士パラメータ

平成18年   

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ベテラン

実力者 back 中堅力士

栃乃洋 土佐ノ海 玉春日 旭鷲山 時津海 海鵬 栃乃花 北桜


 

  栃乃洋  関脇 <左差し寄り・投げ> 春日野   32  187/161
 型4対応2 速攻2遅攻5 間合1 沈着2堅守3柔軟2直線1 堅牢型 殊勲型    
C10 D08
左下手投げ4a
左掬い投げ4b
左下手出投4b
小手投げ 2c
右おっつけ2b
突っ張り  3c
のどわ   2d
モロ差寄り2c
突き落とし3b
はたき 2c
がぶり寄り3c
左腕返し 3c
巻き替え 2c
まわし切り 2c
左上手投げ1d
ひねり  2d
上手出投げ2e
極め  1d
<立合>
体当たり 2b
かちあげ 2b
左差し  3c
張差し  1d
モロ手突き2d
ぶちかまし1d
頭d肩b胸b
手d変化e
<心>
上位キラ-
 
<技>
左堅い
左半身

      
<体>
肘柔軟
右足痛

        
 

      
C10 D08
E06 C11
C10 D08
E07 D08

   石川県の同郷・出島とは古くからのライバル。やはり大学から幕下付出でデビュー、すんなり幕内上位に定着。三役常連、金星11の上位キラーとして鳴らした。昨年は故障で幕尻に落ち、この地位でも連続負け越しで十両落ち。急速な衰えが来たかと心配されたが、ケガの状態が回復するとさすが、13勝で十両優勝して幕内に復帰した。まだ暫くは幕内で活躍してくれそうだ。かつてやはり石川出身で大学相撲から角界入りした横綱輪島は左下手十分の取り口だったが、その影響かどうか知らないが、栃乃洋もまた左下手十分。半身に構えて長くなることも多い。左の差し手だけでなく、右からの攻めを求められて久しいが、やはり中心は下手相撲。宿命的に魁皇の投げで左肘を壊されたが、その技能は健在。下手投げは勿論、廻しが取れなくても掬い投げも強い。右から絞られて深く差せなくても驚異的な肘の柔かさで出し投げぎみに投げられる。右からの突き落としなど逆転技は強烈。逆に自分から攻める手は少ないが、専属で指導した千賀ノ浦親方(元舛田山)譲りの突き押しを習得し、朝青龍を一方的に突き出したこともある。千賀ノ浦独立に際し、移籍話もあったが、名門春日野の部屋頭の責任感がまさって残留した。

 

  土佐ノ海   関脇 <突き押し・右四つ寄り>  伊勢ノ海  34  186/146
 型4対応2 速攻4遅攻1 間合2 気合2攻勢2剛健2直線3 前進型 殊勲型    
D08 D08
ぶちかまし3b
ハズ押し  3a
おっつけ  3a
のどわ   2c
突っ張り 3c
はたき  2b
突き落とし2b
右四つ寄り2b
モロハズ 2c
いなし 2c
引き落とし2c
がぶり寄り1d
左上手投げ1d
右腕返し  1d
掬い投げ  1e
はねあげ   2c
モロ手突き2c
浴びせ倒し2d
<立合>
ぶちかまし3a
モロ手突き2b
モロハズ 2c
はたき    2e
突き落とし2d
 
頭a肩d胸e
手c変化d 
<心>
突っかけ
シンプル
連敗癖
 
<技>
出足
詰め×
 
<体>
前がかり
腰砕け

        

      
D09 C10
E07 E07
E07 E07
F05 E07

    馬力相撲金星11を誇る元関脇。三役在位も長い。昨年は久しぶりに関脇に復帰したものの、そこから負け越しが続いてズルズルと番付を下げ、年間幕内最多敗の不名誉。初めて前頭2ケタに落ちた(新入幕で7枚目だったため)うえ、今年初場所も2ケタ黒星、遂に新入幕から10年・64場所守った幕内の座を失った。と同時に幕内勝率も5割ちょうど(横綱大関以外で5割以上はめったにいない)に落ちてしまった。最大の原因はやはり馬力の衰え。体が小さくなった印象。若い頃から痛めていた腰の粘りも限界に近いのか、腰砕け気味に崩れることも目立つ。往年のぶちかましから一気の攻めは少なくなったが、代わりに右四つの寄りが増えてきた。前に落ちるリスクが減り、型も悪くない。この相撲を使いこなせば惜しい星を落とさず、もう暫く活躍できるのではと期待している。

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ベテラン

実力者 back 中堅

栃乃洋 土佐ノ海 玉春日 旭鷲山 時津海 海鵬 栃乃花 北桜

 

  玉春日  関脇 <突き押し>   片男波 34  182/153
 型4対応3 速攻3遅攻2 間合3 沈着3堅守1柔軟3変幻2 押し相撲型 技能型   
E06 E06
突っ張り 3b
ハズ押し  3a
おっつけ 2b
のどわ   2c
いなし     4b
モロ手突き2d
はたき  2b
突き落とし3b
肩透かし  2d
モロハズ 2d
掬い投げ 1d
引き落とし2c
素首落とし2d
引っ掛け 1d
がぶり寄り1c
右四つ寄り1d
腕返し  2d
<立合>
ぶちかまし2b
モロ手突き2c
おっつけ  2b
モロハズ  2c
かっぱじき2d
突き落とし2d
頭a肩d胸e
手c変化d 
<心>
スロ-スタ-タ
ツラ相撲
幻惑
 
<技>
変化技○
まわりこみ
土俵際
後の先
 

        

 

<体>
体質柔軟
上体柔軟
首痛
腰痛

        

        

      
E07 D09
D08 F05
C10 C10
E07 D08

    職人的な押し相撲の妙技を見せるベテラン。土佐ノ海とはアマチュア時代から四国のライバル。中央大から幕下付出で入門。若い頃の突き押しの威力はなかなかのもので、金星7個と上位陣を苦しめた。最近は威力こそめっきり落ち、ケガも多くて幕内下位から十両に甘んじているが、いなしのタイミングの良さ、土俵際の粘りで健闘。技能的な押し相撲で魅せている。体が柔軟で、土俵際弓なりになりながら相手の脇をするりと抜けるまわりこみが見事。おっつけ、ハズ、のど輪、いなしと教科書どおりの技。最近四つ身になる場面も見られるようになった。

 

  旭鷲山 小結    <左四つ投げ・突き・無双> 大島  33 182/140
 型1対応5 速攻2遅攻4 間合1 沈着3攻勢1柔軟2変幻3 業師・撹乱型 爆発型    
E07 E07
右上手投げ3a
モロ手突き2a
引き落とし 4c
はたき      4b
いなし    2c
内無双  3c
足取り    2d
がぶり寄り1c
小股       3c
上手出投げ2d
のどわ  2b
下手投げ 2c
肩透かし 2d
かわず掛け2e
外無双   2d
引っ掛け 3b
掛け投げ 3c
手繰り  3b
<立合>
モロ手突き3a
右のどわ  2b
かちあげ 1d
右上手    2d
はたき    2d
八艘跳び 2e
頭e肩c胸c
手a変化c 
<心>
じらし
つっかけ
まった
挑発
ムラッ気
ツラ相撲
淡泊
幻惑
<技>

引き足○

変化技○

まわりこみ

土俵際

手取り

チョン立ち

手四つ

 

<体>
ケガ○
上体柔軟
 

      
D09 E07
C10 C10
C10 D08
D09 D08

   技のデパート・モンゴル支店は、品物の入れ替えが激しい。主力商品は、立合い相手の顔を突き上げておいての叩き、さらに引き落とし。立合いじらした上に顔を突き、威力はともかく苛立たせ、面倒とばかり出るところをサッと引くので、同じパターンなのによく引っかかる。かといってまともに受けていると、時折そのまま突き出すこともあるのでやっかいなものだ。何場所ごとに売り出すのが、正攻法。がっぷり胸を合わせての寄りで、何の小細工もないがぶる寄り。本来の相撲を忘れかけるが、やはり動き回って浅い上手を取って食い下がるのが本領。体が大きくなって動きが落ち,この取り口は減ったが、大型力士には一番嫌だろう。上手投げは威力十分だし、手取り足取りへと連続技にもつながりやすい。

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ベテラン

実力者 back 中堅

栃乃洋 土佐ノ海 玉春日 旭鷲山 時津海 海鵬 栃乃花 北桜

 

  時津海 前頭  <右四つ寄り・投げ>   時津風  33  183/131
 型3対応3 速攻1遅攻4 間合0 沈着2堅守2剛健1変幻2 本格・業師型 技能型   
E06 D08
上手出投げ3b
右下手投げ3a
ひねり    3c
左上手投げ2c
下手出投げ2d
まわし切り 3b
右四つ寄り3b
掬い投げ  3c
肩透かし   2c
引きつけ  3b
吊り寄り   2d
左前褌寄り2d
突き落とし2c
閂    2d
モロ差寄り2c
投げ寄り  2c
巻き替え  2c
おっつけ  3c
<立合>
ぶちかまし2a
右差し  3b
前褌     2c
左上手  2c
張差し 2e
いなし   2c 
頭a肩d胸d
手d変化c 
<心>
ムラッ気
 
 
<技>

相撲勘

まわりこみ
潜り込み
 
 
<体>
右膝痛
腰痛

        

        

      
D09 E06
D09 C10
C11 D08
D08 E07

    大きくない体ながら堂々たる本格的な右四つの相撲を取る。幕下付出で入門、2年半かかって平成10年秋入幕。以来安定して幕内中位から下位にあった。15年7月、混戦の中1日だけ単独トップに立ったことがある。しばらく前頭一桁で頑張っていたが、17年は急に低迷し2度も十両に陥落。2度目の落ち方が酷かったため、もう衰退していくのかと思いきや、3度目の再入幕場所で大活躍を見せた。1月場所、終盤まで優勝争いに絡み、12勝3敗(4年ぶり2ケタ)で4度目の技能賞。14日目は白鵬に当てられ右四つに渡り合ったが力負け。千秋楽は三役揃い踏みにも顔を出し、関脇琴光喜を下した。四つ身の技術に優れ、この場所の若の里戦がお見事。格上と思えた相手に、右四つになって上手を探り合う。先に手を掛けたかに見えたがこれを離し、若の里が先に上手。しかしこれはやや深く、引きつけられない。時津海は左で絞ってから上手を取り直し、浅い位置。これで若の里苦しくなった。さらに腰を振って上手を切り、絶好の形で寄り切った。このような確かな実力があるのだが、3月はわずか2勝の体たらく。

 

  海 鵬 小結  <左下手・食い下り・押し>  八角  33  178/124
 型3対応3  速攻4遅攻2  間合1  気合2攻勢1柔軟2変幻2  スピード・業師型 殊勲・技能型    
F04 E06
左下手投げ4c
内掛け  2b
おっつけ  2c
突き落とし3c
前褌寄り  3c
上手投げ 3b
モロ差寄り 3c
ハズ押し 2b
いなし   2d
巻き落とし 3c
突っ張り  2e
上手出投げ3b
下手出投げ2c
肩透かし3c
蹴返し 2c
張り手  2c
巻き替え 2c
下手投げ 3c
<立合>
ぶちかまし2a
右差し  3b
前褌     2c
左上手  2c
張差し 2e
いなし   2c 
頭a肩d胸d
手d変化c 
<心>
上位キラ-
策士
晩成型
 
<技>
相撲勘
土俵際
変化技○
足癖
まわりこみ
 
 
<体>
前傾
敏捷
体質柔軟
右膝痛

        

        

      
E07 E07
C11 C10
C10 D08
D08 E07

     小兵の代表力士。左下手を取るとしぶとく、下手投げ、内掛けを得意とする。その存在を知らしめたのは上位初挑戦の10年11月、大関時代の武蔵丸戦。低く食い下がると、内掛けで俵伝いに呼び込んで、足場を封じての左下手投げが決まった。武蔵丸からは金星も奪い、このときはもぐり込んでの左内掛けで230キロを仰天させた。この場所上位陣を総なめの大活躍。綱取りの朝青龍も破っている。三役経験は一度だけだが、相撲内容は秀逸。ケガに泣かされ続け、昨年復調したかに見えたが岩木山戦で足首を真後ろまで捻る悲惨な故障。公傷制度もないため十両に落ち、まだ復調していない様子。年齢的にも心配だ。せっかくおっつて低く前に出るスピード相撲に磨きがかかっていたところだっただけに残念。幕内復帰が待たれる。

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実力者 back 中堅

栃乃洋 土佐ノ海 玉春日 旭鷲山 時津海 海鵬 栃乃花 北桜

  栃乃花 小結   <左四つ寄り・押し>  春日野   33  184/140
 型4対応2 速攻3遅攻3 間合1 沈着1攻勢1柔軟2直線1 技能型  爆発・技能型   
E07 D08
右おっつけ4c
左おっつけ2b
左前褌寄り 2c
四つ寄り3c
モロ差寄り3c
上手投げ 3b
掬い投げ 3c
上手出投げ2b
左四つ寄り2d
はたき   3c
はねあげ 2e
いなし    3b
巻き替え 2c
腕返し  3c
突き落とし2c
突っ張り 2c
まわし切り1d
<立合>
ぶちかまし2a
右差し  3b
前褌     2c
左上手  2c
張差し 2e
いなし   2c 
頭a肩d胸d
手d変化c 
<心>
上位キラ-
晩成型
 
<技>

前捌き

はさみつけ
速攻
逆四つ○
 
 
<体>
前傾
腰痛

        

        

      
D08 D08
D08 E07
C10 D09
D08 D08

    苦労人中の苦労人。大学相撲出身ながら付出資格を満たせず。それでも5年かけて、史上初めて大卒で前相撲から取って入幕を果たす。その新入幕場所(12年5月)で開花。好成績で上位とぶつけられたが、大関千代大海(この翌日横綱貴乃花に勝ったのだから不調でもない)を撃破。さらに角番大関貴ノ浪にも引導を渡した。この場所、新入幕ながら2大関倒し12勝の大暴れで敢闘・技能。2場所後また10勝の活躍で技能賞、新三役に昇進したが、この場所負った怪我が響いてあっという間に十両落ち。その後腰痛にも悩まされてエレベーター力士になってしまい、17年1月は幕下だった。それでもよく再起して17年11月再入幕して3年ぶりの幕内勝ち越し、5年ぶりの三賞を得た。翌1月でも魁皇から銀星。右四つの寄り身が持ち味だが、このごろは「右のおっつけ」に素晴しい冴えを発揮、廻しを取らない攻め、左四つの攻めにも磨きがかかっている。

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ベテラン

実力者 back 中堅

栃乃洋 土佐ノ海 玉春日 旭鷲山 時津海 海鵬 栃乃花 北桜

 

  北 桜 前頭   <右四つ寄り・突押>   北の湖   35  189/173
 型4対応2 速攻3遅攻3 間合0 気合3猛攻2剛健2直線3 疾風型 敢闘型   
C10 D09
右四つ寄り4c
がぶり寄り2b
右前褌寄り2c
突っ張り 3c
のどわ   3c
上手投げ 3b
掬い投げ 3c
モロ手突き2b
投げ寄り  2d
ひねり   3c
突き落とし2e
浴びせ倒し3b
小手投げ 2c
極め  3c
モロ差寄り2c
引き落とし2c
張り手 2c
右腕返し 3c
<立合>
かちあげ  2b
左前褌  2c
右差し 2c
モロ手突き2b
張差し 2e
いなし   2c 
頭a肩d胸d
手d変化c 
<心>
気迫
シンプル
ソルトシェ-カ-
ファンサ-ビス
人気
超晩成型
 
<技>

がっぷり○

速攻

 

 
 
<体>
腰高

        

        

      
D09 D08
E07 E07
E06 D08
E07 D08

    平成の怒り金時。今年になって人気急上昇中の「新進気鋭」の力士。実際より10歳サバを読んで24歳と公言。まだ幕内在位8場所(18年5月現在)ながらもう何年も務めてきたかのような年季の入った雰囲気。新入幕は13年だったが、すぐ落ちて2年のブランク。16年は2度入幕するも地位を守れずまた1年のブランクがあって、4回目入幕(初めて豊桜と兄弟同時幕内)となった1月場所、惜しくも敢闘賞は逃したが、闘志みなぎる相撲で連日熱戦を繰り広げたこと、さらにNHKの特集でブレイクした。それまでも派手な塩撒き、ハッスルポーズなどの大きなアクションを見せていたが、何しろ定着できないもので過剰なパフォーマンスくらいにしか思われていなかった感じだった。相撲内容は、突き押しで攻め立て、右四つ胸を合わせての怒涛の寄り。禿頭、巨体の風貌、取り口、気迫から、元大関名寄岩を重ね合わせる声も。

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