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データ解説 home 昭和 平成 現役 ver.1.0 ver.1.2 ver.1.4 ver.1.9 ver.2.0 技リスト スキルリスト |
スキルリスト
<スキルについて>
力士データの構成の中に、基本データ、パラメータ、技リストとともに「スキルリスト」がある。力士の特性をより直接的に示すとともに、パラメータ値と実際との乖離を補うものとして設けている。 パラメータの値である程度特徴は見て取れるようにしているが、あくまで本来の能力値を示すものである。足腰の良さに定評のある力士なのに、土俵に這う場面が目立つ。このようなケースでは、本来強いはずの足腰のパラメータ値はあまり割り引かず、「前掛かり」や「バッタリ」、「バタ足」などのスキルを持たせることで現実を反映している。
より適切に表現できるものをと、時折改廃しており時期によって違う名称があったりもするが、ご容赦を。27年からはパラメータやサブチャートで詳細に表現できる項目を増やしたため、必要性が薄れたもの(懐深い、出足、敏捷、気迫など)がいくつか出てきたので、少しリストの見直しを行っている。
・青字はプラス、紫はマイナス。黒字は傾向を表すだけでどちらでもない。
・下記の他、固有のスキル名をつけたものもある(代表力士欄に関連するものを掲載)。
※印:27年以降のパラメータ再編以降採用せず
1 「心」 | ||
(1)精神 | 文字通りメンタル面の特殊能力 | 代表力士 |
勝負強い⇔勝負弱い | 勝越や優勝の懸かる大一番に強い/弱い | 強:千代富士、朝青龍 弱:北の湖、武蔵丸 |
威圧感 | 相手の戦意を削ぐ程の迫力を持つ。 | 双葉山、千代富士、朝青龍 |
気迫※ | 闘志むき出しに闘う。ハマれば力以上のものが出るが、ときに空回りも | 名寄岩、高見盛、日馬富士 |
ポーカーフェイス | 顔色が変わらず何を考えているのか探りにくい。 | 北勝力、鶴竜 |
稽古場横綱 | かなり地力があるのに本場所で成績が伸びない | 栃司、春日王 |
一番相撲○ | 稽古不足でも本場所になると集中力が高まり勝ってしまう。 | 千代大海、高見盛、日馬富士 |
打たれ強い⇔打たれ弱い | 張り手など顔を狙う荒っぽい攻めに動じない/顎が上がり動揺しやすい | 強:栃東 弱:大乃国、高見盛 |
冷静⇔短気 | 相手のしぶとさや撹乱、挑発にも落ち着いている/すぐ焦れる | 冷:輪島、栃東 短:朝青龍、露鵬 |
(2)合口 | ||
上位キラ-/取りこぼし | 横綱・大関戦で燃える反面互角以下には脆い(「取りこぼし」は上位力士特有) | 朝潮、魁皇、栃赤城、安芸島 「バカの花」(若乃花) |
対上位× | 実力者なのに、横綱や大関に対して圧倒的に分が悪い。 | 阿覧、「善戦マン」(蔵間) |
大関キラー | 大関にはめっぽう強い。(≒横綱にはなかなか勝てない) | 雅山、豪栄道 |
初顔○⇔初物× | 初顔合わせを一蹴する/新鋭に不覚を取り易い | 朝青龍、白鵬/琴欧州 |
ライバル意識 | 特定の相手に対して激しく闘志を燃やし、普段以上の力を発揮する。 | 柏戸、隆の里 |
壊し屋/ヒール | 優勝や昇進がかかった力士に強い。文字通り身体を壊すことも。 | 大乃国、魁皇、若の里、雅山 |
(2)場所 | ||
チャンス○ ⇔チャンス× |
昇進のかかった場所等で実力を発揮できる/できない | ○増位山 ×魁皇、若の里 |
初日○⇔初日× | 初日にうまく滑り出すか、立ち上がりに苦しむか。 | |
スロ-スタ-タ ⇔スタ-ト○ |
序盤戦の入り方の得意・不得意。 | スロー:多数 ダッシュ:玉の海、朝青龍、白鵬 |
息切れ⇔尻上がり | 終盤戦でバテるタイプか、後半になって調子を上げるか。 | 多数 |
尻上がり(帳尻) | 後半になって本調子が出てくる。(負越後何とか粘って五分近くに持ってくる) | 多数 |
ツラ相撲⇔ヌケヌケ | 調子の変動が激しく、連勝連敗が極端。押し相撲に多い⇔勝ち負けが交互に来て続かない | ツラ:多数 ヌケ:少数 |
連敗癖 | 一つ負けると考え込んで連敗しやすい。上位力士や特に連敗の酷い力士。 | 大乃国、琴奨菊ら多数 |
逆境○ | カド番や幕尻、休場明けの場所など正念場で踏ん張る | 大鵬、千代富士、千代大海、栃東 |
ムラッ気⇔安定感 | 好調時は大勝ちするが、不調時踏ん張れない⇔悪い時にもそれなりにまとめる | 多数 |
調整× | 慢性的な持病があったりしてコンディション調整が不得意 | 旭国、旭富士、隆の里 |
エレベータ | 下の番付だと大きく勝ち越すのに、上ではさっぱり勝てない。または上下動が激しい。 | 磋牙司、玉飛鳥 |
○○場所 | 特定の場所での活躍・不調が顕著。各場所の他、東京、地方、ご当所なども。 | 九州○:千代 東京○、地方×:貴乃花 |
隔場所力士 | 1場所ごとに勝越し負越しを繰り返す。その傾向が強い力士。 | |
強行 | 多少の故障があっても強行出場する | 玉の海、魁傑、旭国、黒海 |
7・7 | 千秋楽まで勝ち越し・負け越しがもつれる | 高見盛 |
(3)成長 | ||
早熟型 | 早い時期にピークが来て20歳頃から頭角を現す。 | 大鵬、北の湖、貴乃花、朝青龍 |
晩成型/超晩成型 | ピークが20代後半頃になって開花する/30代になって強くなる。 | 超:千代富士、隆の里、三重海、芳東 |
長寿・長持ち | 早熟、晩成に関わらず、なかなか衰えが来ない、または緩やか | 魁皇、琴ノ若、高見山 |
円熟 | 体のピークを過ぎた頃に心技が充実して安定、味のある相撲を取る。 | 千代富士、魁皇、玉春日、旭天鵬 |
2段階成長 | ピークが2度来る。若くして一気に躍進後に停滞、20代後半でもう一度浮上する。 | 和歌山、玉飛鳥、日馬富士 |
(4)立合い |
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突っかけ | 立合い早く突っ込んでしまう傾向 | 多数 |
まった | 立ち遅れる傾向が強く、まったの常習者 | 多数 |
立合不安定 | 硬くなって安定して自分の立合いができない | 魁皇、若の里 |
チョン立ち | 素早く突きや張りを出せるが、手つき不十分を取られやすい。(昭和力士除く) | 朝青龍、旭日松 |
じらし | 蹲踞のタイミングを遅らせたりして気合が乗って早く仕切る相手をいらだたせる | 白鵬 |
挑発 | 仕切り中の睨みやじらし、張り手等で相手の冷静さを失わせる | 貴闘力、旭鷲山、星風 |
仕切り先/後 | 先に仕切りたいタイプか、遅れて仕切りたいタイプか。 | 先:垣添 後:白鵬 |
仕切り早い/遅い | 仕切りの動作の速さ | 遅:北太樹、明瀬山 |
時間前 | 制限時間いっぱい前でも立つことがある | 春日富士、貴闘力 |
立合い○ | 立合いの所作が美しい、または正々堂々呼吸を合わせてめったに待ったをしない。 | 太寿山 |
特殊立合い | 狛犬型、平蜘蛛型いった名物立ち合い | 照国、鳴門海 |
(5)取り口 | 取り口に影響を与えるメンタル面の特徴 | |
横綱相撲 | 正面から受けて立ち、得意の攻めを出させた上で自分有利に組み止める。 | 双葉山、大鵬、貴乃花 |
サーカス相撲 | 目まぐるしく、派手な技も飛び出してハラハラさせる相撲を取る。 | 栃赤城、貴ノ花 |
策士 | 相手の取り口、状態を考え、思い切った作戦を仕掛ける。 | 舞の海、若乃花V、安美錦 |
研究熱心 | 相手の取り口をしっかり研究して対策を立ててくる。 | 隆の里、「コンピュータ」 |
幻惑 | 意外な技や緩急で相手のリズムを狂わせる。 | 出羽錦、舞の海、旭鷲山 |
淡泊 | あっけなく土俵を割ったり、手をついてしまうことが多い。 | 逆鉾、旭鷲山、阿覧 |
強引 | 多少無理な体勢でも思い切り良く技を仕掛ける。墓穴を掘ることも。 | 千代富士、貴ノ浪、把瑠都 |
慎重 | 体勢が整うまでじっくり構えて取る。反面相手も十分にさせてしまう。 | 大鵬、武蔵丸、貴乃花、栃乃洋 |
勝ち味遅い | 勝負を掛けるタイミングが遅く長い相撲になりやすい。 | 朝赤龍、「ミスター1分」 |
水入り | 「勝ち味遅い」を通り越して水入りの相撲を辞さない持久戦術 | 出羽錦、時天空、朝赤龍 |
引き癖 | 前に出ずすぐに引き技に頼る傾向が強い。 | 高見山、水戸泉、高見盛、 |
投げ多用 | 投げ技を多用。呼び込むリスクもある。 | 舞の海、若乃花V、安美錦 |
突押徹底 | 決して四つにならず徹底して離れて取る。 | 千代大海、雅山 |
荒技 | 張り手、さばおり、吊り落としも辞さずの激しい取り口。 | 日馬富士、大砂嵐 |
大技 | 派手な技を決めようとする。二枚蹴り、二丁投げなど。 | 陸奥嵐、朝青龍 |
横攻め | 横からの攻めを心掛ける。軽量には必須。 | 多数 |
シンプル | 自分の相撲を取ることに徹する。読まれやすいが迷いがない。 | 土佐海、北勝力 |
髷つかみ | はたく際に髷をつかんでしまう癖? | 阿覧、日馬富士 |
顔から | 投げの打ち合いなどで最後まで手をつかず顔から落ちる執念を見せる。 | 貴乃花、安芸島、琴ノ若 |
つき手 | あっさり手をついてしまいやすい。 | 時天空 |
(6)その他 | ||
人気 | 人気力士。懸賞も多くつく | 多数 |
番付運○⇔× | 番付運に恵まれることが多い/見放されることが多い | 孝乃富士 |
勝運○ | 不戦勝が転がり込むことが比較的多い | 三杉里、栃乃洋 |
所作○ | 仕切りなど一連の所作が美しい | 豊真将、片山 |
パフォーマー | 塩撒き、仕切りなどお決まりの所作で盛り上げる。 | 高見山、水戸泉、高見盛、 |
ムードメーカー | 盛り上げ役。この力士が好調だと同部屋の力士も活気付く | 敷島、湊富士、旭日松 |
2.「技」 | ||
(1)対応力 |
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対変化× | 注文相撲にハマりやすい | 雅山、富士東 |
対小兵○⇔× | 小さな力士を捌く巧拙 | ○:輪島、三杉里 ×曙 |
対長身○⇔× | 大きく懐の深い相手に対する取り方の巧拙 | ○豊ノ島、剣晃 |
対巨漢○⇔× | 目方のある重量級に対する取り方の巧拙 | ○安芸島 |
対速攻× | 普段はしぶといが、一気の攻めに対しては意外にあっさりやられる。 | 多数 |
対押し× | 寄りは残せるが、押し相撲に対しては弱い。 | 多数 |
逆四つ○ | 自分の得意四つでなくても遜色なく取れる。 | 朝青龍、日馬富士 |
なまくら四つ | 得意四つがはっきりしない。 | 旭天鵬、若の里 |
受身○ | 相手の攻めを受け捌くうまさがある。 | 大鵬、豊真将 |
(2)持ち技 |
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多彩 | 色々な種類の技を使って攻められる。 | 朝青龍、舞の海 |
送り技多彩 | 後ろに回った時に、普通に送り出すだけでなく色々な技を出す。 | 旭鷲山 |
足癖 | 掛け技などの足技を持っている。できれば得意とする方の足も記述する。 | 白鵬 |
挟みつけ | 左右両方で外側からおっつけや外ハズで挟みつける攻めをみせる。 | 稀勢里、栃煌山 |
あてがい | 相手の突きを下から上に逃がすのが巧い | 豊真将、濱ノ嶋 |
膝送り | 相手の膝の横に送って逃げ場を失くす。自然に切り返しになることも。 | 武双山 |
腰寄せ | 相手に腰をぶつけるようにして体ごと寄ることで、逃げ場をなくす。 | 白鵬 |
膝払い | 投げる際など、相手の軸足の膝を手で払って足を送らせない。モンゴル系の動き。 | 日馬富士、旭鷲山 |
足はねあげ | 掛け投げのように相手の足を跳ね上げて豪快に投げる。 | 若乃花V |
首押さえ | 投げと反対の手で相手の首根っこを強烈に押さえつけ、裏返しに転がす。 | 千代富士、把瑠都 |
足取り | 足取りや小股など、足を取る技を狙う。 | 日馬富士、琴欧洲 |
肩越上手 | 深く差されても肩越しに取った上手からクレーンのように持ち上げて取る。 | 貴ノ浪、把瑠都 |
引っ張り込み | 自分から抱え込んで捕まえるのがうまい。 | 貴ノ浪、春日王 |
体入替え | 吊り気味に投げて土俵際で体を入れ替える。 | 旭天鵬 |
向こうづけ | 相手に頭をつけて相撲を取る。(比較的大柄な力士につけている) | 羽黒山 |
食い下がり | 前褌を引いて頭を付けたりして食いつく体勢をとることがある。 | 舞の海、磋牙司 |
もぐり | しゃがみ込むように低く沈んで懐に入る。 | 舞の海、智ノ花 |
左/右半身 | 片方差して半身の体勢になることが多い。守りやすいが前に出にくい。 | 輪島、栃乃洋 |
外四つ | 相手にモロ差を許しても両上手で動きを封じて攻められる。 | 琴欧洲 |
頭四つ | 頭をつけあって腰を引き、頭で押し合う形になることがある。 | 露鵬 |
手四つ | 相手の手、手首をつかみあう形になることがある。 | 双羽黒 |
振り回し | 強引な投げで振り回して体勢を逆転する。 | 把瑠都 |
連発 | 連続で同じ技を繰り出し決め切る。 | 日馬富士 |
返し技 | 相手の攻めに返し技を合わせるのがうまい。 | 増位山 |
(3)スキル | ||
相撲勘 | 相手の次の手の予測、技のタイミングなど、相撲の極意をつかんだ者だけが持つセンス | 栃錦、栃ノ海、安美錦、豊ノ島 |
前捌き | 組み合う前のさばきがうまい。ここで崩してから攻めると楽になる。 | 栃東、豪栄道 |
差し身⇔ワキ甘い | 差すのが巧い。⇔ワキが空きやすく差されやすい。 | 高見盛 / 貴ノ浪 |
左/右堅い⇔甘い | 片方の脇が特に堅い/甘い | 左○魁皇 右×琴奨菊 |
手取り | 小技で翻弄するのが巧い | 舞の海 |
上手相撲 | 左右どちらでも、上手を取れば力が出る。それゆえやや差されやすい。 | 千代の富士 |
変化技○ | 引き技、かわしのタイミングが良い。立合いの変化だけを指すのではない。 | 多数 |
打ち合い○ | 投げの打ち合いになった時に良く粘って投げ勝つ。手をつかない。 | 日馬富士、安芸乃島 |
がっぷり○ | がっぷり四つで胸を合わすと力を発揮する。 | 旭天鵬 |
回転○⇔× | 突っ張りの回転が速く反撃の暇を与えない/遅くて捕まりやすい | 多数 |
重い突き | 一撃一撃に威力のある突き、突っ張り | 千代の山 |
呼び込み | 引き技、投げ技で、まともに自分の方へ呼び込んで自滅することがある。 | 把瑠都、千代大海 |
かぶさり | 寄った時に相手に被さる形になりやすい。逆転されやすい。 | 琴欧洲、逸ノ城 |
土俵際 | 土俵際の逆転技がある。 | 多数、「魔術師」 |
詰め○⇔× | 土俵際に追い詰めてから、逆転されやすい。 | 多数 |
(4)動き |
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敏捷※ | 前へ走るだけでなく、細かい左右への動きや一瞬の反応が素早い。 | 朝青龍、日馬富士 |
速攻※ | スピードに乗った攻めが得意。チャンスを逃さず一気に出る。 | 栃錦、千代の富士 |
出足※(突進) | 立合いのぶつかる勢いが鋭く一気に前に出られる。 | 多数 |
電車道 |
立合いから一直線に圧倒する出足がある。 |
曙、黒姫山 |
まわりこみ | 土俵を丸く使って横に回るのがうまい。速い。 | 多数 |
俵伝い | 俵の使い方がうまく、土俵際でギリギリの粘りを見せる。 | 若乃花V、千代大海 |
引き足○⇔× | 下がるのが速く、まともな引きでも決まりやすい⇔下がる時にバタつく。 | ○千代大海 ×把瑠都 |
バタ足 | すり足がおろそかで、足の裏が見える足の運び方になりやすい。 | 旭鷲山、春日王 |
浮き足 | かかとを浮かせて相撲を取る。スピードが出る反面、安定しない。 | 琴錦、千代大海 |
摺り足○ | 摺足が綺麗で、足の運びに安定感がある。 | 貴乃花、白鵬 |
(5)立合いスキル | ||
後の先 | 相手に少し先に立たせ、後から立っていい角度で当たる高等技術。 | 双葉山 |
二の矢 | 立合い当たった後の次の攻めが速い。 | 栃錦 |
助走 | 仕切り線から離れて立って助走をつけて当たる。捕まりにくい。 | 朝潮、豊響 |
ずらし | 当たる瞬間に微妙に角度をずらして横からの攻めにつなげるテクニック。 | 若乃花V |
3.「体」 | ||
(1)怪我・持病 | 故障の影響から能力の発揮の障壁になることもある。 | |
(故障箇所) | 大きな故障を抱える | |
○○痛 | 慢性的に痛みを抱え、悪化すると急に調子を崩す | |
脱臼癖 | 主に肩。骨格にもよるもので、何度も故障する恐れがある。 | |
○○爆弾 | 古傷などで、また故障すれば力士生命に関わる不安がある | |
(2)体質 | ||
柔軟⇔硬い | (以下) | |
上体― | 押されて弓なりになっても踏ん張れる上半身の弾力性。硬いとすぐ起きる。 | ○豊ノ島 |
足腰― | 下半身の柔かさで押されても引かれても残る。硬いと脆く、怪我しやすい。 | ○朝青龍 |
肘― | 差し手を極められにくく、出し投げなども効果が高い。浅い褌からでも投げられる。 | ○栃乃洋 |
膝― | 膝を柔かく曲げて下から攻めたり、速攻を受けたときにも残しやすい。 | ○妙義龍 |
体質― | もちゃもちゃしていて、圧力を吸収し押されにくい体 | ○白鵬 ×栃煌山 |
筋肉質 | あまり脂肪のつかない体。動きが良く力強いが、体重は増えにくい。 | 千代富士、琴欧洲 |
太鼓腹、巨腹 | 腹が大きくせり出していて、寄り、吊りなどで有利に働く。 | 鏡里、豊ノ島 |
丸い体 | 丸く肉付いた体。懐に入りやすく、押し相撲に適する。あんこ型 | 雅山、潮丸 |
リーチ長 | 腕が長く、突くのもまわしを取るのも有利。 | 琴欧洲 |
懐深い※ | やはり長身に多く、突けば先手を取れ、肩越しに上手も取れる | 把瑠都、旭天鵬 |
胴長 | 胴が長くて相手が廻しを遠ざけられる。身長の割に重心が低くなるメリットもある。 | 琴ヶ濱、妙義龍 |
肩幅広い⇔狭い | 狭ければ両差しになりやすい。広ければ脇は甘くなるが、挟みつける攻め強い。 | 豪風 / 鶴ヶ嶺 |
重心低い | 無理なく相手より低い体勢で攻められる。相手がつい引いてしまう。 | 多数 |
前傾○ | 身長に関わらず、自然に頭を低くして背中を丸めて取れる | 多数 |
前掛り | 前へ重心を乗せて取るが、やや頭が下がるため前に落ちやすい | 多数 |
腰高 | 足が長いか、腰が十分割れないかで重心が高くなってしまう | 稀勢の里 |
内股 | 腰が割れず、膝が内に入るため、腰高になりやすい。引かれて落ちやすい | 琴欧洲 |
バッタリ | 本来持つボディバランスの割に、前へばったり落ちてしまいやすい。 | 琴光喜、栃煌山 |
反り身○ | 上体が起きやすい反面、起きた状態からでも粘る力がある。 | 高見盛、豊ノ島 |
粘り腰○⇔× | 寄り立てられたときに残す腰がある。体重以上に重く感じるか。 | 豪栄道 |
立ち腰 | 頭をつける体勢になりにくく、腰が起きやすい | 隆の里、豊ノ島 |
二枚腰 | 腰が起きたような体勢でも、もう一枚腰があるかのような強靭な足腰。 | 双葉山 |
アゴ上がり | アゴがすぐに上がってしまう。結果反り身になり腰が浮く | 大乃国、逆鉾 |
額大きい | ぶちかましの威力倍増。 | 琴櫻、黒姫山 |
スタミナ○⇔× | 長い相撲になったときの持久力 | ○琴ノ若 ×舛ノ山 |
カタフン⇔ユルフン | 廻しの締め具合。硬いと相手につかまれにくく、緩いと伸びて技が掛かりにくい。 | 琴奨菊 / 武双山 |
つきひざ | バランスを崩した時にひざが入ってしまう。膝が硬い力士に多い | 千代大海、栃東 |
腰砕け | 腰が入って後ろへ倒れてしまう。足腰が弱いと起こりやすい | 土佐ノ海 |
踏み出し | 体重が重すぎたり、摺足でなかったりして、勢い余って俵を踏み越してしまう。 | 武蔵丸 |
怪我○⇔× | 大きな故障をしにくく、また多少の怪我にも打ち克つ/大きな故障をしやすい | 多数 |