現役力士データ　30年⑥新入幕力士

現役力士データ

2018年（平成三十年）

平成30年　新入幕

話題性ある期待のホープが続々。はや3人が金星。

平成30年　＜home＞＜データ解説＞＜現役＞＜平成＞＜昭和＞
上位陣	白鵬鶴竜稀勢の里豪栄道高安｜日馬富士
三　役	琴奨菊照ノ富士嘉風玉鷲御嶽海栃煌山栃ノ心
古　参	安美錦豪風松鳳山碧山妙義龍荒鷲勢宝富士魁聖隠岐の海臥牙丸佐田の海德勝龍豊響蒼国来
中　堅	遠藤逸ノ城貴ノ岩千代大龍千代の国英乃海千代丸大砂嵐琴勇輝千代鳳旭秀鵬
新　鋭	正代北勝富士輝大翔丸大栄翔錦木千代翔馬石浦
新入幕	貴景勝千代ノ皇宇良阿武咲豊山朝乃山大奄美

基本データ	四股名等の基本的なデータ年齢はその年の誕生日後のもの。取り口：相撲の取り方を独自の分類で表記（⇒相撲解体新書のページ参照）型　　：得意とする形　　得意技：公式のものに近い表記で体格　：身長は1cm刻み、体重は5kg刻みで掲載前後の平均的なもの。体格分類は「解体新書」参照
パラメータ持ち技リスト特性	パラメータ　15～１（0.5刻み）で表示。（上位項目はランクを併記。今年から基準変更）　S(-14.5)A(14-13)B(12.5-11)C(10.5-9.5)D(9-8)E(7.5-6.5)F(6-4.5)G(4-) 体格：スケール感、重量感、懐の深さなど体格面の総合値力　：馬力、腕力、相撲力、小力などパワーに関する総合値足腰：バランス、踏ん張り、柔軟性など総合的な下半身の強さ速　：スプリント力、アジリティ、レスポンスなどスピードに関する総合値技　：相撲勘、前捌きの良さ、技の鋭さ、タイミングなど技能に関する総合値離　：突き、押し、引き技など離れて取った場合の総合的技量組　：寄り、投げ、その他組み合って取った場合の総合的技量それぞれに下位項目を設けているが、それ以外の要素も加味して計上している。吊り、極め、掛け(足技のみ)、足取り、反りは、最も代表的なものをピックアップ。持ち技リストは、数字がレベル（低１＜７高）、英字が頻度（多a>e少）を表す。決め技、崩し技は便宜上分けているが、それほど厳密に分類しているわけではない。（技名の前に左右がついていない場合は、どちらもある、または特に差がない場合。）特性は、心：精神面・癖、ジンクス、その他の特徴など　　　　　技：技量面、技リストで表しづらいテクニックなど　　　　　　体：体格・体力面、ケガなど詳細は、＜データ解説ver2.0＞を参照
サブチャート	■傾向　　●が指向の強さを表す。　（持ち味は剛か柔か、型を徹底するか多彩な取り口か、速攻かじっくり理詰めか、　気性・取り口は動か静か、四つに徹すか突き・押しに徹すか、四つは左・右どちらを狙うか） ■Ｖ争いの展開（上位陣のみ）/活躍の傾向は、得意・傾向が強い順に、「 ○、△、×、無印」で示す。 ■間合い:密（密着した状態。がっぷり胸を合わせた状態）接（廻しには手がかかるが、胸は合わせていない状態。向付、半身など）　　　　　　近（体は接しているが廻しには掛からない距離。押し合い、前さばきの応酬）　　　　　　離（体が離れ、突っ張りに適した距離）　　　　　　遠（遠距離。前掛かりに腕を伸ばして届く距離）　　　　　得意とする順に、☆＞◎＞○＞△＞×で示す。 ■総合値：パラメータの平均値。矢印は前年との比較（0.1以内の増減は「→」）
解説	略歴・前年評価・当年期待(29年1月時点)　/　取り口・パラメータとスキルに関するコメント

貴景勝　最高位:小結　兵庫出身　貴乃花部屋　22歳
取り口：攪乱型				型：突き押し		得意手：筈押,引き		173cm/165kg 肥満肉厚
体格	E 7.5	懐	6.0	＜決め技＞ハズ押し4a もろ手突き4b のどわ　3c 突っ張り 3c モロハズ4c はたき　4c 突き落とし3c 引き落とし2b 右突き放し3c 左突き放し3c	＜崩し技＞いなし　4c 巻き替え　1d 掬い投げ　2c 張り手　1d ぶちかまし2c	＜立合＞ぶちかましもろ手突きb 　　　　頭a肩e胸e 手c変化e	＜心＞早熟型突押徹底対長身× 対小兵○ 上位キラ-	＜技＞変化技○ お見合い	＜体＞丸い体重心低い顎上がり
		重	8.5
力	C10.0	馬力	10.5
		怪力	8.5
足腰	D 9.0	安定	9.0
		粘り	9.0
速	C10.5	出足	10.5
		敏捷	10.5
技	D 8.5	技巧	7.5
		キレ	9.5
離	C11.0	突	10.5
		押	10.5
		引	11.0
組	F 6.0	寄	6.0
		投	6.0
		捻	5.0

剛○●●■●●○柔			型●●●■○○○彩			速○●●■●○○理
動●●●■○○○静			四○○○■●●●押			左○○●■○○○右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	9.0
△	○		×	×	○	◎	△

★略歴　　　名門埼玉栄高校在学中の26年秋初土俵。三段目以外でそれぞれ優勝を経験し、瞬く間に番付を上げた。28年夏新十両、4場所目で突破。29年1月の新入幕では負越したが、翌場所は敢闘賞を受賞、2場所連続の11勝4敗で前頭筆頭へ。ここでは上位の壁に跳ね返され5勝どまりだったが、5枚目に落ちた翌秋場所は優勝決定戦を戦った日馬富士、豪栄道の両者を破る活躍。初金星などが評価され殊勲賞を獲得。再び筆頭に上がった九州も２金星を獲っての11勝で連続殊勲賞。

★当年　【三役定着】入幕初年は大躍進を果たし、初場所は部屋初の三役に。ライバル阿武松と小結で並んだ。

★取り口解説　　上背はないが、それを活かした低い当たりからの突き押しで勝負する。一気に圧倒するわけではないが、組まないように徹底して突き放し、いなしで距離を取りつつ、ハズにかかって押し出す。十両の頃はやや引き技が目立ったが、ここに来て頻度は減り、前に出て勝つ相撲が増えている。しかし要所ではタイミングの良い引き技が決まり、上位を食った。

★パラメータ・スキル解説　　肉の詰まった弾丸のような体。大きな相撲の輝に合口が悪いが、小兵の宇良には十両時代からめっぽう強い。体型のわりには突きを多用する押し相撲。突っ張られて上を向くこともあるが、前へ前へ。

千代ノ皇　最高位:前頭十五　鹿児島出身　九重部屋　27歳
取り口：怪力型				型：右差し左上手		得意手：寄り、吊り		179cm/150kg 中型筋肉
体格	E 7.5	懐	7.5	＜決め技＞右四つ寄り3b 吊り　　3d 左前褌寄り3c 左上手投げ2d 突き落とし3b はたき　　3c 掬い投げ　2c うっちゃり 2c 引き落とし2c 両差し寄り2d ガブリ寄り2d	＜崩し技＞引き付け 3b 左おっつけ2b 突っ張り　2c 極め 2d 右腕返し　1d 足取り　　1e あてがい 2c 巻き替え 2c 投げ寄り 2c 吊り寄り 3c 廻し切り 1d	＜立合＞右差し　3b 左上手 2c 突き落とし2c カチ上げ1d 跳ね上げ1d 張差し　1d 　頭d肩c胸b 手c変化d	＜心＞安定感	＜技＞ワキ甘い	＜体＞体質硬い腰痛怪我×
		重	8.0
力	D 8.5	馬力	7.0
		怪力	9.0
足腰	D 8.0	安定	6.5
		粘り	8.5
速	F 6.0	出足	6.0
		敏捷	6.5
技	E 7.0	技巧	6.5
		キレ	7.0
離	E 6.5	突	6.5
		押	7.0
		引	7.0
組	E 7.5	寄	8.0
		投	7.0
		吊	9.0

剛○●●■●○○柔			型○●●■●○○彩			速○○●■●●○理
動○○●■●●○静			四○●●■●○○押			左○○●■●●●右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	7.3
			○	○	×	△	×

★略歴　　高卒で入門、25年5月新十両までは3年とスムーズだったが、ここから苦労した。26年初場所には2枚目まで昇進していたが、腰痛もあって一進一退。相前後して関取となった同部屋の力士たちが次々入幕するなか、十両ぐらしが長くなった。ようやく29年初場所で新入幕。しかしこの場所は千秋楽に負け越し、翌場所は途中休場で出直しとなった。

★当年　【再浮上】念願の入幕後は反動で十両下位まで転落。秋から四股名の千代皇に「ノ」を入れて心機一転。

★取り口解説　　右四つに組んでの力相撲を得意とする。立合いから差すと掬って崩し、先に上手を取ると、投げを打ったり吊り気味に前に出て、時にはガブリながら寄る。近年まれな吊りの使い手で、打っちゃりも見せる。

★パラメータ・スキル解説　　あまり大勝ち大負けのない力士。立合いの圧力を強めたい。

宇　良最高位:前頭四　大阪出身　木瀬部屋　26歳
取り口：業師型				型：モロハズ		得意手：押し,足取,反り		175cm/135kg 小兵中肉
体格	F 5.5	懐	5.5	＜決め技＞モロハズ 3c 足取り　　4c はたき　　3c 居反り　　3d たすき反り1e 掬い投げ 3c 肩透かし3c 引き落とし2d とったり　3c 腰投げ　 1e	＜崩し技＞おっつけ3c ハズ押し3b 手繰り　3c 跳ね上げ2b 引っ掛け3c 渡し込み2d 左回り込み4b 切り返し　1d	＜立合＞ぶちかまし3b おっつけ2b 右ハズ 2c モロハズ2b 跳ね上げ2d 足取り　 3c 　　頭b肩d胸d 手d変化d	＜心＞速攻冷静ポ-カ-フェ-ス土俵際策士サーカス強行	＜技＞変化技○ 引き足○ まわりこみ頭四つ手取りもぐり後ずさり体入替えお見合い	＜体＞重心低い前傾○ 足腰柔軟反り身○ 右ひざ右手首
		重	6.0
力	E 6.5	馬力	7.0
		怪力	6.5
足腰	C10.0	安定	10.0
		粘り	10.0
速	C10.5	出足	10.0
		敏捷	12.0
技	C10.5	技巧	11.0
		キレ	10.0
離	D 8.5	突	6.5
		押	8.5
		引	10.5
組	E 7.0	寄	7.0
		投	7.5
		取	11.0

剛○○○■●●●柔			型○○●■●●●彩			速●●●■●○○理
動●●●■○○○静			四○○●■●●○押			左○●●■●○○右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	8.4
	○		×	○	◎	△	×

★略歴　　　関学大時代から居反りなどのアクロバティックな技で話題になっていた個性派。27年春初土俵を踏むと、小兵ながらあっという間に出世、29年ご当所大阪の新入幕では逸ノ城を破って勝ち越すと、夏は11勝。名古屋は日馬富士から初金星。翌日は大熱戦の末に新大関高安の首投げに惜敗、このとき膝を痛めたことが響いてこの場所は惜しくも負け越し。秋はこれを悪化させて途中休場、幕尻で迎えた九州も全休で一気に番付を下げた。

★当年　　【膝の回復】多くの力士が活躍した29年でも、相撲内容で最も盛り上げた。膝の怪我からの復活を目指す。

★取り口解説　　派手な技が注目されるが、基本は押し相撲。低さを活かして潜るように懐に飛び込み下からおっつけ、ハズ押し。相手が嫌って引くのに乗じて飛び込んでモロハズが出れば威力がある。左への回り込みが速く、手取り足取り攪乱するが、懐に入れない突き押し相手は苦手。十両時代に変則ながらも幻の技「たすき反り」を決めた。代名詞である居反りはまだ成功していないが、そんな難しい技を仕掛けなくても通用している。

★パラメータ・スキル解説　　小兵に似合わぬ厚みのある太もも。レスリング仕込みの低い姿勢、タックルも特徴。俵を背にした状況で体を入れ替えるのがうまく、敢えて自ら滑るように下がって俵に足を掛ける独特の動きも見せる。十両時代に足を痛めた際にも立合いからわざと下がって逆転を狙ったりした。上位相手にはまともな押しは通じなかったが、まだ体重も増えそうで、馬力は伸びしろがありそうだ。

阿武咲最高位:小結　青森出身　阿武松部屋　22歳
取り口：突貫型				型：左筈右押付		得意手：押し,突き		176cm/155kg 肥満肉厚
体格	E 7.0	懐	6.0	＜決め技＞右のどわ 3b はたき　 3c もろ手突き2b モロハズ 3c 左差し寄り2d 突っ張り 4b 突き落とし3c 引き落とし3c 小手投げ1e 上手出投げ2d	＜崩し技＞左おっつけ3c いなし　4c 突き付け2d 首投げ 1e 渡し込み1e 跳ね上げ3c	＜立合＞ぶちかまし3a 右のどわ 3b もろ手突き2d 左おっつけ2c 　　　頭a肩d胸e 手c変化e	＜心＞速攻突押徹底	＜技＞出足早回転○ 呼び込み	＜体＞丸い体重心低い左足首
		重	7.5
力	C10.0	馬力	10.5
		怪力	8.5
足腰	D 8.5	安定	8.0
		粘り	8.5
速	C11.0	出足	11.0
		敏捷	10.0
技	D 8.0	技巧	7.0
		キレ	9.0
離	C10.5	突	10.0
		押	11.0
		引	9.0
組	E 6.5	寄	7.0
		投	6.5
		捻	5.0

剛●●●■●○○柔			型○●●■○○○彩			速○●●■●○○理
動●●●■○○○静			四○○○■●●●押			左○○●■●○○右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	8.8
	○	△	×	△	○	◎	△

★略歴　　　白鵬杯を制するなど少年時代から活躍。高校中退で入門すると、負け越し知らずで18歳5ヵ月で関取昇進を果たしたホープ。十両では苦戦し幕下陥落も経験したが、再十両から力が伸びて、29年5月入幕を果たす。すると十両での2年あまりの停滞が嘘のように新入幕から3場所連続二けた勝利の新記録。一気に三役の座を射止めた。9月は初日から三役力士を退け、初挑戦で大関、さらに横綱も食って5連勝。一時は優勝争い単独トップにも立つ活躍で、難読のしこ名を一躍有名にした。

★当年　　【活躍続くか】新三役では、初日日馬富士を破った後上位相手に６連敗を喫したが、跳ね返して勝ち越し。確かな地力を見せつけて地位を守った。新年が楽しみだ。

★取り口　　丸っこい体を活かした愚直な突き押し相撲。組みそうになっても出し投げや突き落としを見せて崩し、さらにのどわ、筈と離れて攻める。流れに乗っての引き技もタイミングが良く、日馬富士からもこの手で連続勝利。相手の突きを跳ね上げるような速い突っ張りも見せるが、どちらかといえば押しの威力が光った。

★パラメータ・スキル　　素早さ、突き押しの威力が持ち味。立ち合いはほとんど頭で当たって押し上げる。十両では引き技によく落ちて星が伸びなかったが、上位相手に気負ったか九州場所でも押し込みながら足を滑らせ気味に落ちる場面が多かった。いなして崩すのも上手いが、叩きはややまともで呼び込むこともある。

豊　山　最高位:前頭十五　新潟出身　時津風部屋　24歳
取り口：スケール型				型：左四つ右上手		得意手：寄り、押し		185cm/170kg 巨漢中肉
体格	C 9.5	懐	9.5	＜決め技＞突っ張り右喉輪もろ手突き右四つ寄り3b 左四つ寄り3c 小手投げ3b 上手投げ2c 突き落とし3c 下手投げ2d はたき　2d	＜崩し技＞右おっつけ3b 左ハズ左おっつけ極め　　　3c はねあげ　2c 外掛け　2d 切り返し　1d	＜立合＞体当たり　2a のどわ　2b おっつけ　2c 左ハズ突き放し2c もろ手突き2b 　頭a肩c胸d 手d変化e	＜心＞晩成型引き癖強引土俵際丁髷	＜技＞ワキ甘い引張り込み呼び込み外四つ○	＜体＞体質硬い腰高
		重	10.0
力	D 8.5	馬力	7.5
		怪力	9.5
足腰	E 7.0	安定	7.0
		粘り	7.0
速	E 6.5	出足	6.5
		敏捷	6.5
技	E 6.5	技巧	6.5
		キレ	6.5
離	E 7.5	突	8.0
		押	7.0
		引	6.5
組	E 7.5	寄	7.5
		投	7.5
		極	7.5

剛●●●■●○○柔			型○●●■●○○彩			速○○●■●●○理
動○○●■●●○静			四○○●■●●○押			左○○●■●○○右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	7.6
			△	△	△	○	○

★略歴　　新潟出身、東農大を経て時津風部屋の黄金ルートで、元大関を初代とする3代目の豊山を襲名した大器。新たに導入された三段目格付出、小柳（おやなぎ）の本名でデビューすると、三段目、幕下と全勝で連覇。続く場所は初黒星を喫し、最短の3場所での十両とはならなかったが、翌場所東筆頭で3連敗のあと4連勝で関取の座を射止めた。十両も難なく3場所で通過し大看板を背負うこととなった。ところがわずか4勝に終わり、1場所で再入幕したが再び4勝止まり。

★当年　　【幕内で通用】2度の幕内では弱点を露呈、持ち味のパワーを発揮できなかった。三段目付出し同期の朝乃山には出世で先行したが、共に入幕した秋場所では敢闘賞を取ったライバルに後れを取っている。

★取り口　　恵まれた体格を生かしたスケールの大きい突き押しが武器。これだけ身体があるので組んでも取れるが、ワキが甘いので深く差されて強引な小手投げを打たされるシーンが目立つ。

★パラメータ・スキル　　　懐に入られそうになっての引きや投げで呼び込む負け方が目立つ。スピードに対応したい。

朝乃山　最高位:前頭十一　富山出身　高砂部屋　24歳
取り口：本格型				型：右差し左上手		得意手：寄り		188cm/165kg 長身中肉
体格	C10.5	懐	10.5	＜決め技＞右四つ寄り4a 左上手投げ3b 下手投げ　2c 上手出投げ2c ひねり　2d モロハズ 2d 引き落とし2c はたき　　2c 上手投げ　2d 掬い投げ 3c 小手投げ　2c	＜崩し技＞ハズ押し　3b おっつけ　3b のどわ　　2c 浴びせ倒し2d 巻き替え 2d 廻し切り　2c 投げ寄り　3c 引き付け　3c 突っ張り　2b	＜立合＞体当たり　2b 右差し　3b 左おっつけ2c 右ハズ　　3d ぶちかまし2c 右突き放し2c 左抱え込み2d 　　頭c肩c胸b 手d変化e	＜心＞丁髷勝負弱い	＜技＞右堅い引張り込み	＜体＞リーチ長立ち腰
		重	8.5
力	D 8.5	馬力	8.0
		怪力	8.5
足腰	E 7.5	安定	7.5
		粘り	7.5
速	E 7.5	出足	7.5
		敏捷	6.5
技	E 6.5	技巧	6.5
		キレ	6.5
離	E 7.0	突	7.0
		押	7.0
		引	6.5
組	D 9.0	寄	9.0
		投	7.0
		捻	7.5

剛○●●■●●○柔			型○●●■●○○彩			速○●●■●●○理
動○●●■●○○静			四○○●■●●●押			左○○●■○○○右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	7.9
	△		○	◎	△	○	△

★略歴　　近畿大学を経て、ＯＢでもある元大関朝潮の高砂部屋に入門。28年3月三段目付出、同期の小柳には及ばないが負け越し知らずで出世街道を歩む。29年1月幕下優勝で勢いに乗り、翌場所の新十両と3場所目で優勝同点の星を残して3場所突破。新入幕の9月には、14日目に敗れるまで星1つの差で優勝の可能性を残して最終的に10勝。大銀杏を結えないうちに敢闘賞を獲得した。

★当年　【躍進を】中位では苦戦。幕内の速さにはまだ慣れていない感じだが、対応できれば体力があるだけに楽しみ。

★取り口　　上背があり、右四つの相撲を得意とする。いまどき珍しいはっきりした右四つの型があり、かつ立合いから突き押しで押し込む馬力もある本格派。上手から投げを打ちつつの寄りは強烈。

★パラメータ・スキル　　　長身ながら強引さはあまり見せないが、うるさい相手には突っ張りに応戦しつつ引っ張り込むこともある。スケールを感じさせる。立合いは胸を出し、攻められて棒立ちになる場面も。

大奄美最高位:前頭十四　鹿児島出身　追手風部屋　26歳
取り口：本格型				型：右四つ左上手		得意手：寄り		185cm/185kg 巨漢中肉
体格	C10.0	懐	9.5	＜決め技＞右四つ寄り3b がぶり寄り2c 左上手投げ3c 右下手投げ3c 両差し寄り2c 左前褌寄り2c 突き落とし2d 首投げ　1d 上手出投げ2d ひねり　2d	＜崩し技＞右腕返し2c はねあげ2c 首捻り　2d いなし　2c 巻き替え2c 極め　　2d もろ手突き2c のどわ　2c	＜立合＞左前褌　2b モロ差し1c 右差し　2b 張差し　1d 体当たり2c 左おっつけ1d 　頭b肩d胸d 手d変化e	＜心＞立合遅いまった番付運○	＜技＞	＜体＞巨腹立ち腰
		重	10.0
力	E 7.5	馬力	7.5
		怪力	8.0
足腰	E 7.5	安定	7.5
		粘り	7.5
速	E 6.5	出足	6.5
		敏捷	6.5
技	E 6.5	技巧	6.5
		キレ	6.5
離	E 6.5	突	7.0
		押	7.0
		引	6.5
組	D 8.5	寄	9.0
		投	7.0
		極	7.5

剛○●●■●●○柔			型○●●■●○○彩			速○○●■●●●理
動○○●■●●○静			四●●●■●○○押			左○●●■●●●右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	7.6
			◎	○	△	△	×

★略歴　　日大相撲部で主将も務めたが、卒業後に実業団横綱のタイトルを獲って幕下15枚目格付出資格を得て入門。1年間4勝3敗を続けて29年1月新十両。5月に初めて負け越したが、7月には十両優勝を果たすと9月は3枚目で9勝、新入幕を決めた。

★当年　【体力増強】九州の新入幕は苦戦しながらも後半粘り、幸運にも恵まれ残留。まずは幕内定着をノルマに。

★取り口　　がっちりした巨体で、四つで攻める相撲。投げもあるが、腹をぶつけるような怒涛の寄りが武器。立ち合いは右差し狙いよりも頭で当たりながら左の浅い上手を狙うので、逆の左四つになることも多々ある。左上手を引いた時の引き付け方は秀逸。突き合いになると、前傾ではなくまともに突きを受けやすい。

★パラメータ・スキル　　幕内では突き押しの相撲に先制されて苦しんだ。自分の形を早く作るか突き押しでも対抗できるようにしたい。星取表からは、確実に勝ち越す安定ぶりが見て取れる。じっくり腰を割ったり鼻をさわったりして立合いのペースは遅い。