現役力士データ
2016年（平成二八年）
ベテラン上位陣。ついに平成生まれが割り込んだ。
| 基本データ |
四股名等の基本的なデータ 年齢はその年の誕生日以降のもの。 取り口：相撲の取り方を独自の分類で表記（⇒相撲解体新書のページ参照） 型 ：得意とする形（一例） 得意技：公式のものに近い表記で 体格 ：身長は1cm刻み、体重は5kg刻みで掲載前後の平均的なもの、体格分類は解体新書参照 |
| パラメータ
持ち技リスト 特性 |
体格：スケール、重量など体格面の総合値 |
| サブチャート | ■安定・大勝・キラーは活躍の傾向を示す。 「 ○、△、×、無印」で傾向を示す。 ■攻め手・精神面は 得意不得意、傾向の強さを☆＞◎＞○＞△＞×で示す。 ■間合い:密 （密着した状態。がっぷ胸を合わせた状態） 接 （廻しには手がかかるが、胸は合わせていない状態。向付、半身など） 近 （体は接しているが廻しには掛からない距離。押し合い、前さばきの応酬） 離 （完全に体が離れた間合い。突っ張りに適した距離。） 遠 （遠距離。前掛かりに腕を伸ばして届く距離。） |
| 解説 | 略歴・前年評価・現状(28年1月)/取り口/能力値ほか ※27年点数は、当サイト「力士採点」による |
| 白 鵬 最高位:横綱 モンゴル出身 宮城野部屋 31歳 | |||||||||
| 取り口：本格型 | 型：右差し左上手 | 得意手：寄り、上手投 | 192cm/155kg 長身中肉 | ||||||
| 体 格 |
B13.5 | 懐 | 14.0 |
＜決め技＞ 左上手投げ6b 左上手出投5c 右四つ寄り6a 小手投げ 4b はたき 4c モロ手突き2c モロ差寄り3c 掬い投げ4c 掛け投げ3c 呼び戻し2d 櫓投げ 1e |
＜崩し技＞ 張り手 3b 巻き替え 5c 上突っ張り3b 極め 3d 廻し切り 5c とったり 5c 右腕返し 4c 内掛け 2e 裾払い 1e まわし切り5b 内無双 2d |
＜立合＞ 張差し 5b 右カチ上げ5b モロ差し 2d モロ手突き2d 左前褌 3c 左上手 2e いなし 2e とったり 2d 猫だまし1e 頭e肩a胸c 手c変化e |
＜心＞ 安定感 短気 投げ多用 マイペ-ス まった じらし 初顔○ スタ-ト○ 息切れ 早熟型 |
＜技＞ 前捌き まわりこみ 膝払い 受身○ 摺足○ 足技 外四つ |
＜体＞ 懐深い ヒザ柔軟 体質柔軟 吸収 粘り腰○ ケガ○ |
| 重 | 12.5 | ||||||||
| 力 | B12.5 | 馬力 | 12.0 | ||||||
| 怪力 | 12.5 | ||||||||
| 足 腰 |
B13.0 | 安定 | 13.0 | ||||||
| 粘り | 13.0 | ||||||||
| 速 | B12.0 | 出足 | 12.5 | ||||||
| 敏捷 | 11.0 | ||||||||
| 技 | B13.0 | 技巧 | 12.0 | ||||||
| キレ | 14.0 | ||||||||
| 離 | C10.5 | 突 | 10.0 | ||||||
| 押 | 10.5 | ||||||||
| 引 | 12.0 | ||||||||
| 組 | A14.0 | 寄 | 14.0 | ||||||
| 投 | 14.0 | ||||||||
| 極 | 11.0 | ||||||||
|
Ｖ争い |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 逃げ | 先行 | 差し | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ◎ | △ | △ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | △ |
| ★略歴 16年入幕、19年横綱昇進。無敵を誇った朝青龍から王座を奪い、以来長期安定政権を築いた。その間に打ち立てた記録は数知れず。年間最多勝86勝を2年連続、7連覇は史上1位。双葉山に次ぐ63連勝もマークした。一時ほどの圧倒的な実力差はなくなっているが、30歳を過ぎても依然王者は譲らない。 ★前年 平均6.3点（5場所）。史上初のＶ３３、自身２度目の６連覇を果たすなど順調だったが、夏は急失速で３年半ぶりの４敗。秋は初日から連敗して横綱として初の休場。ついに連続記録が途絶えた。初の休場明けとなった九州ではトップを快走しながら3連敗。それでも9年連続の年間最多勝はマークした。 ★当年 31歳、大きな故障が命取りになる年齢だ。優勝回数は前人未踏の領域へ。通算勝利数などまだまだ狙える記録も多い。陰りは見えるが一番強いことには変わりなく、燃え尽きなければまだまだいける。まずは2場所逃した賜杯の奪還を。 |
|
★取り口 右差し左上手で無敵。王道の右四つの型を持ちながら、器用で技への探求心旺盛。豪快な呼び戻し、櫓投げを披露したかと思えば、無双、足技などの小技、ついには猫だましまで。勝ち急いで雑な張り手、叩きを繰り出すこともあるが、離れても強い。張って体を開くと相手が落ちている、という叩き込みが最近目立つ。 ★パラメータ・スキル パラメータ総合値12.6はダントツ1位。恵まれた長身、体重こそ平均的だが腰は重く、突き押しも柔らかく受けて力を逃がす。一方で出足、反応などのスピード面も最速クラスだ。それでも膝の故障もあった今年は足腰の安定などがダウン。 |
| 日馬富士 最高位:横綱 モンゴル出身 伊勢ヶ濱部屋 32歳 | |||||||||
| 取り口：スピード型 | 型：右差し左前褌、突き押し | 得意手：喉輪押、上手投 | 185cm/135kg 軽量筋肉 | ||||||
| 体 格 |
D 8.0 | 懐 | 9.0 |
＜決め技＞ のどわ 5b 左前褌寄り5b 上手出投げ5b 右四つ寄り3c モロ差寄り4c モロ手突き2c 左上手投げ4b 右下手投げ4c 小股 3c 首投げ 2d 吊り落とし1e |
＜崩し技＞ 張り手 5a 巻き替え 3c 上突っ張り4a 突き放し 3b 足取り 3d とったり 5c うっちゃり2d 裾払い 1e はたき 2d 小褄取り 1e ひねり 2e |
＜立合＞ ぶちかまし5a 右のどわ 5c 前褌 2c 左上手 4c 左おっつけ2c 張差し 3b 頭a肩e胸e 手b変化d |
＜心＞ 荒技 勝負強い 一番相撲○ 逆境○ ムラッ気 尻上がり 取りこぼし 対小兵○ ダメ押し チョン立ち 髷つかみ |
＜技＞ 突進 差し身 まわりこみ 膝払い 多彩 足癖 ずらし 足取り 連発 向こうづけ |
＜体＞ 前傾○ 右膝 右ひじ 右手首 両足首 ケガ× 調整× |
| 重 | 7.0 | ||||||||
| 力 | C10.0 | 馬力 | 11.0 | ||||||
| 怪力 | 8.5 | ||||||||
| 足 腰 |
C11.5 | 安定 | 10.0 | ||||||
| 粘り | 12.0 | ||||||||
| 速 | A14.0 | 出足 | 14.0 | ||||||
| 敏捷 | 14.0 | ||||||||
| 技 | B12.5 | 技巧 | 12.0 | ||||||
| キレ | 13.0 | ||||||||
| 離 | C11.0 | 突 | 11.0 | ||||||
| 押 | 10.0 | ||||||||
| 引 | 11.0 | ||||||||
| 組 | C11.5 | 寄 | 11.0 | ||||||
| 投 | 12.5 | ||||||||
| 掛 | 11.0 | ||||||||
|
Ｖ争い |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 逃げ | 先行 | 差し | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | ◎ | △ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | △ | △ | ◎ | △ | ◎ | ○ |
| ★略歴 白鵬と同じ16年入幕。小兵の手取り力士と見られていたが、スピードに馬力が伴うようになって20年には三役に定着。九州で決定戦にまで進んで大関へ。その後2度の優勝を果たすも故障がちで不安定な成績だったが、24年に連続全勝優勝を果たし白鵬の一人横綱時代を打破した。平成で4人目の30連勝超を記録。満身創痍の体に鞭打って横綱でも全勝優勝したが、25年11月を最後に賜杯から遠ざかる。 ★前年 平均5.6点(4場所)。肘の痛みに苦しんだ。弟弟子に初優勝をもたらした夏場所の白鵬戦後、手術に踏み切った右ひじを名古屋場所初日にいきなり強打。連続休場に追い込まれた。ところが復帰明けの九州で見事な復活劇。鬼門の2日目に土がついたが、速攻が冴えて調子を上げ、全勝白鵬を破って並ぶ。すると翌日照ノ富士が援護射撃。逃げ切って2年ぶりの賜杯を抱いた。 ★当年 復活優勝で面目を保った。新境地を切り開くか。 |
|
★取り口 ①のどわを効かせた威力ある突き押し②鋭い踏み込みで懐に飛び込み深く差しての相撲③左上手を先に取って出し投げで回りながらのスピード相撲。④どちらか前褌を取っての食い下がり 常に故障を抱える中で、多彩な攻めをマスターした。小技も健在で九州場所では裾取りを披露。
★パラメータ・スキル 総合値11.1。幕内最軽量だが前に出る威力は強烈。肘の不調もあってやや突き押しを控え、速い寄り身、出し投げを多用。 |
| 鶴 竜 最高位:横綱 モンゴル出身 井筒部屋 3１歳 | |||||||||
| 取り口：技能型 | 型：両差し/突っ張り | 得意手：寄り、はたき | 186cm/155kg 均整中肉 | ||||||
| 体 格 |
D 9.5 | 懐 | 10.0 |
＜決め技＞ 突っ張り 5a モロ差寄り5b はたき 6a 上手出投げ5c 下手出投げ4c 突き落とし3c 右下手投げ3c 掬い投げ2d 右差し寄り4c 肩透かし 4c 左上手投げ3c |
＜崩し技＞ のどわ 3b 外掛け 2d たぐり 3c 吊り 2d 巻き替え 5b 引き落とし4c 引っ掛け 2d いなし 4b |
＜立合＞ モロ手突き3b ぶちかまし2b 張差し 3c モロ差し2c 左前褌 2c はたき 3d 頭b肩c胸d 手b変化d |
＜心＞ 引き癖 尻上がり ポ-カ-フェ-ス チャンス○ |
＜技＞ まわりこみ 差し身 前捌き 逆四つ○ 受身○ 変化技○ 俵伝い |
＜体＞ 上体柔軟 体質柔軟 すり足○ 左足首 右肩 |
| 重 | 9.0 | ||||||||
| 力 | C10.0 | 馬力 | 10.5 | ||||||
| 怪力 | 10.0 | ||||||||
| 足 腰 |
B12.0 | 安定 | 12.0 | ||||||
| 粘り | 12.0 | ||||||||
| 速 | C11.5 | 出足 | 11.0 | ||||||
| 敏捷 | 12.5 | ||||||||
| 技 | B13.0 | 技巧 | 13.0 | ||||||
| キレ | 12.0 | ||||||||
| 離 | B12.0 | 突 | 11.0 | ||||||
| 押 | 10.5 | ||||||||
| 引 | 14.0 | ||||||||
| 組 | B12.0 | 寄 | 12.5 | ||||||
| 投 | 12.0 | ||||||||
| 掛 | 8.0 | ||||||||
|
Ｖ争い |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 逃げ | 先行 | 差し | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| × | △ | ○ | ○ | ○ | △ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | ◎ | △ | ◎ | ○ | ○ | △ |
| ★略歴 18年九州で新入幕、体力は見劣りしたが井筒伝統の両差しを武器に技能賞常連となり、突っ張って出る威力がついてきた22年ごろから三役定着。初顔から20連敗の天敵白鵬に24年1月、3月と連勝して大関昇進。その後なかなか二桁に届かない平凡な大関に甘んじていたが、26年1月、3月と連続14勝。昇進後一度も勝てなかった白鵬を連破して初優勝を果たし、ワンチャンスで横綱昇進を勝ち取った。 ★前年 平均5.4点（4場所）。右肩の故障で連続休場と苦しんだが、名古屋は楽日直接対決まで粘り、1人横綱となった秋場所では、右肩の不調が残る中で12勝ながら照ノ富士との決定戦を制して悲願の横綱初優勝。ただ、稀勢の里戦の待ったを含む連続変化、手負いの照ノ富士に本割で完敗するなどすっきりしなかった。九州は気が緩んだか大きく崩れた。 ★当年 横綱3年目を迎えるが、若くはない。横綱初優勝は果たしたが鬼のいぬ間にという感は否めず。強い横綱として印象付けるには、白鵬ら上位が健在の場所で圧倒して優勝を果たしたい。 |
|
★取り口 組んでよし離れてよしの技能派横綱。差し身の良さを生かして有利に組むか、突っ張りでスピードを生かすか。さばきの巧さ、変わり身の速さが最大の持ち味だが、叩いて呼び込んだり体が起きたりすると体格がない分残せない。右差しが十分だが、井筒名物巻き替えての両差しが十八番。奇手はないが、ここ一番での変化は迷いなし。
★パラメータ・スキル 総合値11.4。絶対的な強みはないが、大きな穴もない。モンゴル相撲の経験がなく、派手な技は少ない。 |
| 琴奨菊 最高位:大関 福岡出身 佐渡ヶ嶽部屋 32歳 | |||||||||
| 取り口：疾風・堅牢型 | 型：左四ツ右上手 | 得意手：寄り | 180cm/180kg 重量肉厚 | ||||||
| 体 格 |
C11.0 | 懐 | 8.5 |
＜決め技＞ がぶり寄り6b 右上手投げ3c 右小手投げ3b 左四つ寄り5a 右四つ寄り4c モロ差寄り2d 突っ張り 2b ハズ押し 2b 掬い投げ 2d 突き落とし3c はたき 3c |
＜崩し技＞ 右おっつけ4c 引きつけ 3a 巻き替え 1d 肩透かし 3d 閂 3d 極め 4c 左腕返し 2c 廻し切り 3b のどわ 2c 渡し込み 2d 波離間投げ1e |
＜立合＞ 左差し 4a 右おっつけ2b 右抱え込み4b 体当たり 2c ぶちかまし3d 張差し 1d 左前褌 2d 頭c肩a胸c 手e変化e |
＜心＞ 勝負弱い ツラ相撲 息切れ 連敗癖 |
＜技＞ 右ワキ甘い 左堅い 受身○ 引張り込み 突進 相四つ○ 外四つ 対変化× |
＜体＞ 重心低い 肩幅広い カタフン バッタリ 右肩 両膝爆弾 |
| 重 | 13.0 | ||||||||
| 力 | B12.5 | 馬力 | 12.5 | ||||||
| 怪力 | 11.5 | ||||||||
| 足 腰 |
E 6.5 | 安定 | 6.0 | ||||||
| 粘り | 7.5 | ||||||||
| 速 | D 9.0 | 出足 | 11.0 | ||||||
| 敏捷 | 7.5 | ||||||||
| 技 | D 9.5 | 技巧 | 9.0 | ||||||
| キレ | 9.5 | ||||||||
| 離 | C10.5 | 突 | 8.5 | ||||||
| 押 | 12.0 | ||||||||
| 引 | 10.0 | ||||||||
| 組 | C11.5 | 寄 | 13.0 | ||||||
| 投 | 8.5 | ||||||||
| 極 | 11.0 | ||||||||
|
活躍 |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 安定 | 大勝 | 殊勲 | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | ◎ | △ | ◎ | △ | ◎ | △ | ○ | △ | ○ | △ | ◎ | ○ | ○ | △ | × | ||
| ★略歴 高校相撲出身。入幕2年目の18年から上位に定着。入幕時から20キロ以上増量するなど心身を鍛え、それが結実したのが23年。部屋の先輩大関琴風ばりのガブリ寄りが代名詞になるまで寄りを磨き上げ、大関取りを成功させた。昇進以降は優勝争いに絡むことも少なくなり、調子を上げてきては故障してとなかなか体調十分で臨めない。25年11月には大胸筋を切ってからは、カド番が目立つようになった。出足は衰えておらず横綱を食ったり二桁勝つこともあるが、優勝や綱取りは期待しづらい状況。 ★前年 平均5.1点。２度のカド番を脱出。７月は７敗してから３連勝で辛くも脱出。９月は２横綱休場ではあるが次点の11勝、勢いをつけて臨んだご当所でも好調を維持したが横綱には通じず脱落、最後は足を痛めて休場となった。二桁勝利が年に１場所では寂しい。 ★当年 27年後半からは少し調子を上げてきた。しかし両膝など下半身には不安が付きまとい、ぎりぎりの調整を強いられる。立合いの安定感は高まって取りこぼしは減っている。集大成を見せて優勝争いに絡んでほしい。 |
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★取り口 上手を引き付けてのがぶり寄りが魅力。重心の低いどっしりした体型で、型にはまれば自慢の出足で横綱でも一気に運ぶ。左四つでの寄りが武器だが、右を引っ張り込む癖がありワキが甘い。右四つ相手に左前褌を狙ったときの方が形が良いという指摘もあり、近年は左右どちらでも取る。
★パラメータ・スキル解説 総合値10.1。うるさい相手を引っ張り込んで持っていく力もあるが、上背はないので長身相手にまともに組むと不利に。膝が悪く細かい動きについていけなくなってきた。 |
| 稀勢の里 最高位:大関 茨城出身 鳴戸部屋 30歳 | |||||||||
| 取り口：前進・堅牢型 | 型：左差し右上手・突押 | 得意手：突き押し,寄り | 188cm/175kg 大型中肉 | ||||||
| 体 格 |
B12.5 | 懐 | 11.5 |
＜決め技＞ 左四つ寄り5a 突き落とし5b 右上手投げ3c 割り出し 3d がぶり寄り3c モロ手突き3b モロハズ 2b 渡し込み 2d 浴びせ倒し2c 上手出投げ2d 掬い投げ2d |
＜崩し技＞ 左おっつけ6b 左のどわ 4b 右おっつけ5a まわし切り5c 引きつけ 3b 首投げ 1e 首捻り 2d 左腕返し 3b 上突っ張り3c ハズ押し 4b 右のどわ 3b |
＜立合＞ ぶちかまし3c 左差し 3b 体当たり4c 張差し 2c おっつけ3b 右突放し3c 右抱え込み1d 頭c肩a胸c 手c変化e |
＜心＞ 気迫 ライバル意識 突っかけ まった 立合い× 土俵際 初顔○ |
＜技＞ ワキ甘い 挟みつけ 波状攻撃 左半身 |
＜体＞ 腰高 足腰柔軟 右足首 左足親指 |
| 重 | 13.0 | ||||||||
| 力 | B13.0 | 馬力 | 13.5 | ||||||
| 怪力 | 12.5 | ||||||||
| 足 腰 |
D 9.0 | 安定 | 8.0 | ||||||
| 粘り | 10.0 | ||||||||
| 速 | D 9.0 | 出足 | 10.0 | ||||||
| 敏捷 | 8.0 | ||||||||
| 技 | D 9.5 | 技巧 | 10.0 | ||||||
| キレ | 9.0 | ||||||||
| 離 | B12.5 | 突 | 11.5 | ||||||
| 押 | 14.0 | ||||||||
| 引 | 9.0 | ||||||||
| 組 | C11.0 | 寄 | 12.5 | ||||||
| 投 | 8.5 | ||||||||
| 極 | 8.5 | ||||||||
|
活躍 |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 安定 | 大勝 | 殊勲 | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | △ | △ | ◎ | △ | ○ | ○ | ○ | ◎ | △ | |
| ★略歴 近年まれに見る中卒叩き上げ。16年初場所に17歳で幕下優勝して一躍脚光を浴び、その年のうちに入幕。三役は速かったが、その後長らく停滞が続いた。当時無敵の朝青龍や白鵬を食ったり、大勝ちもするが不安定だった。22年九州は白鵬の連勝を63で止める大仕事。翌23年は全場所で関脇を務め、うち4場所二桁の安定感で大関に推挙された。昇進後は10勝前後と安定、たびたび好成績を収める一方ここ一番で勝てず、取りこぼした場所に限って上位キラーぶりを発揮という調子で賜杯に手が届かない。 ★前年 平均5.4点。安定はしていたが、綱取りのチャンスはなかった。6場所とも終盤を迎える時点で2敗か3敗。混戦になった場所は優勝争いに絡んだが、夏は12日目から照ノ富士、日馬富士に連敗。秋は14日目の1差対決で、鶴竜の変化に乗じたが焦って逆転負け。結果的に１差の11勝に終わった。 ★当年 はや大関5年目。未完の大器も30歳のベテランだ。口には出さないが故障を疑いたくなる負け方も見られ、馬力の衰えを指摘する声も。円熟の力で悲願を。 |
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★取り口 突き押しか左四つの寄りで前に出る相撲。左右のおっつけ、のどわを効かせてそのまま押し出すか、左四つに組み止めれば安定感がある。かつては詰めが甘いと言われたが、格下相手には四つ身では慎重すぎるほどの詰めを見せる。かつてが攻撃一辺倒の印象もあったが、最近は左差し半身で防戦してからじわじわ形を整える取り口も見せるようになった。もちろん横綱戦で見せる気迫あふれる相撲が最大の魅力。
★パラメータ・スキル 総合値10.5。馬力、出足で圧倒する場面は減ってきて、重さを活かした左四つでじっくり寄り切ることが取りこぼしを抑えている。腰が入りやすく、バランスを崩されると踏ん張りきれない場面も。意外と体の柔らかさもあるが、近年小さな故障が増えてきたのが心配。 |
| 豪栄道 最高位:関脇 大阪出身 境川部屋 30歳 | |||||||||
| 取り口：スピード型 | 型：左差右前褌/右差左前褌 | 得意手：寄り,投げ,押し | 183cm/150kg 平均中肉 | ||||||
| 体 格 |
D 8.0 | 懐 |
7.5 |
＜決め技＞ 右四つ寄り4a 右下手投げ5b 両前褌寄り4b 上手出投げ4b 掬い投げ 4b 首投げ 4c 小手投げ 2b 引き落とし5a 下手出投げ3c 吊り寄り 3c 浴びせ倒し2d |
＜崩し技＞ モロハズ 4c おっつけ 3c ひねり 2d 渡し込み 2d 外掛け 3c 引きつけ 4b 切り返し 3d うっちゃり2e 小褄取り 1e |
＜立合＞ 右前褌 3b 右差し 2d 左前褌 2c カチ上げ3c おっつけ2c 張差し 4c 頭a肩c胸e 手b変化e |
＜心＞ 気迫 スロ-スタ-ト 尻上がり ツラ相撲 引き癖 投げ癖 詰め× 番付運○ |
＜技＞ 上手相撲 逆四つ○ 足跳上げ 振り回し 膝送り 前捌き |
＜体＞ 重心低い 前傾○ バッタリ 左ひじ 腰痛 右ひざ |
| 重 |
8.5 |
||||||||
| 力 | C10.0 | 馬力 |
10.0 |
||||||
| 怪力 |
10.5 |
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| 足 腰 |
D 9.0 | 安定 |
8.0 |
||||||
| 粘り |
10.0 |
||||||||
| 速 | C11.5 | 出足 |
10.5 |
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| 敏捷 |
12.0 |
||||||||
| 技 | C11.5 | 技巧 |
10.5 |
||||||
| キレ |
12.0 |
||||||||
| 離 | C10.0 | 突 |
9.0 |
||||||
| 押 |
11.0 |
||||||||
| 引 |
11.0 |
||||||||
| 組 | C11.0 | 寄 |
10.5 |
||||||
| 投 |
11.5 |
||||||||
| 掛 |
10.0 |
||||||||
|
活躍 |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 安定 | 大勝 | 殊勲 | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | ○ | ◎ | ○ | △ | ○ | △ | ◎ | △ | ○ | ○ | ○ | △ | ◎ | ○ | △ | × | |
| ★略歴・近況 強豪埼玉栄高で実績を残し、期待どおり2年半で入幕。19年9月の新入幕でいきなり優勝争いに加わり横綱白鵬に挑戦。三役と平幕を往復していたが、24年5月に3年ぶりの関脇復帰を果たしてから安定し、連続関脇在位14の記録を作る。たびたび大活躍を見せるが連続せず、大関取りまでいかなかった26年春は12勝、翌場所8勝どまりでまた振り出しかと思われたが、名古屋では２横綱を連破。白鵬を２場所連続で倒しての12勝で悲願達成となった。しかしこの場所中に負った膝の怪我など故障続きで昇進後は不振が続く。 ★前年 平均4.8点。カド番の初場所は5勝7敗から踏ん張り脱出。夏は白鵬を捨て身の首投げに破るが肩を強打し途中休場。秋は負越して九州では千秋楽に脱出。毎場所前半から星を落として昇進後は一度も二桁に届かず。 ★当年 絶体絶命からの首投げで大関を死守して28年を迎えた。復調のきっかけをつかみたい。 |
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★取り口 右でも左でも浅い上手を取ると十分。強い引付けで体格の不利も感じさせない。出し投げ、捻り、外掛けなどの多彩な技があり、ハズ押しなどの基本技の完成度も高い。相撲センスの塊のような力士だが、その勘のよさゆえに時にまともな引きや強引な首投げと危険な勝負手に出る。
★パラメータ・スキル解説 総合値10.1。組んでも離れても技が出る相撲巧者だが、ワキが空きやすいのと、土俵際の逆転負けが多いのが欠点。懐の深さはないので、胸を合わせないようスピードと反応の速さを武器に先手を取って攻める。主に上手からの芸が多いが、投げは下手からが多い。 |
| 照ノ富士 最高位:大関 モンゴル出身 伊勢ヶ濱部屋 25歳 | |||||||||
| 取り口：スケール型 | 型：右四つ/左四つ上手廻し | 得意手：寄り、投げ | 192cm/175kg 大型肉厚 | ||||||
| 体 格 |
B13.5 | 懐 | 14.0 |
＜決め技＞ 上手投げ 3c 小手投げ 3b 左四つ寄り2b 右四つ寄り2b 掬い投げ 2d 下手投げ 2d 突き落とし2d 吊り 1d はたき 1d 裾払い 1e |
＜崩し技＞ 極め 4b 閂 3d 右腕返し 3c 右突き付け3b まわし切り2d 突っ張り 1d 右おっつけ2c 外掛け 1d 足取り 1e 浴びせ倒し2c |
＜立合＞ 左差し 2b 右おっつけ2d カチ上げ2d 抱え込み2c 張差し 2c 前褌 1d はたき 1d 頭d肩b胸c 手d変化d |
＜心＞ スロ-スタ-ト 尻上がり 持久戦 強引 |
＜技＞ 左半身 ワキ甘い 引張り込み |
＜体＞ 腰重い スタミナ○ 右ひざ |
| 重 | 13.0 | ||||||||
| 力 | B12.0 | 馬力 | 11.0 | ||||||
| 怪力 | 13.0 | ||||||||
| 足 腰 |
C11.0 | 安定 | 11.0 | ||||||
| 粘り | 11.0 | ||||||||
| 速 | D 8.0 | 出足 | 8.0 | ||||||
| 敏捷 | 8.0 | ||||||||
| 技 | D 9.0 | 技巧 | 9.0 | ||||||
| キレ | 9.0 | ||||||||
| 離 | D 8.5 | 突 | 8.5 | ||||||
| 押 | 8.5 | ||||||||
| 引 | 7.0 | ||||||||
| 組 | C11.0 | 寄 | 11.0 | ||||||
| 投 | 11.0 | ||||||||
| 極 | 11.0 | ||||||||
|
活躍 |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 安定 | 大勝 | 殊勲 | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | ○ | × | ◎ | ◎ | × | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ◎ | △ | × | △ | △ | |
| ★略歴 鳥取城北高留学を経て23年に若三勝の四股名で間垣部屋で初土俵。部屋の閉鎖に伴い伊勢ケ浜部屋に移籍した。25年9月に改名して新十両優勝。26年3月新入幕。着実に力をつけて上位に進出していったが、高校の後輩・逸ノ城が、入門からわずか６場所で先に新三役。これで火がついたか、すぐに新三役となって追いつくと、わずか2場所で大関へと躍進。次の横綱を虎視眈々と狙う。 ★前年 平均6.6点。初場所は平幕。千秋楽勝ち越しながら、候補者の少なさもあり敢闘賞、さらに新三役となる関脇の地位も手に入れた。こういう運を生かせるのが大物。翌場所は快進撃を見せて一人白鵬を追走。取組順を繰り延べて13日目に組まれた2差の白鵬戦では怒涛の寄りで初勝利。1差で逃げ切られたが、13勝の活躍だった。続く夏場所も好調を維持、11日目に1差で迎えた白鵬戦に敗れて3敗に後退したが、その後白鵬が崩れ14日目に並んだ。すると俄かに大関昇進への機運が高まった。重圧をはねのけ12勝目を挙げると、兄弟子日馬富士が援護射撃。初優勝と大関を手中にした。新大関では首位を並走したが2横綱に屈し、翌場所は11連勝で後続を引き離したが連敗。しかも膝を負傷して厳しい状態で首位陥落、それでも強行出場すると鶴竜を破って決定戦に持ち込んだ。優勝同点で綱取りの可能性をわずかに残した九州では故障の影響で大きく崩れたが、白鵬を3分近い熱戦の末寄り切って復活Ｖを狙う兄弟子に恩返し。 ★当年 膝の具合が気になるが、最も勢いのある大関であることは間違いない。ケガを糧に強引な取り口を改めれば、モンゴル4横綱時代がより現実味を帯びる。 |
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★取り口 どちらでも組み止めれば巨体を生かせるが、型の良い右四つにこだわって安定を図っている。怯まず張り差しで捕まえにかかる度胸も大したものだ。左四つになっても取れるが、右が入った時ほど決め手がなく半身になって長期戦になる傾向がある。足腰も強く巨漢相手でも強引に振り回すスケールも魅力だ。懐に入って一気に寄られると重さを発揮できないときがある。スキができるのが難点だ。
★パラメータ・スキル解説 総合値10.4。課題としていた技能面が向上、上位で苦戦していたのが嘘のような急成長を認めた。身体に似合わず上手を切ったりする技術が高く、完成度を増している。最後の故障で足腰は少し弱った。 |