現役力士データ
2016年（平成二八年）
2場所突破の照ノ富士に抜かれたが、栃煌山を中心に実力者がならぶ。
| 基本データ |
四股名等の基本的なデータ 年齢はその年の誕生日以降のもの。 取り口：相撲の取り方を独自の分類で表記（⇒相撲解体新書のページ参照） 型 ：得意とする形（一例） 得意技：公式のものに近い表記で 体格 ：身長は1cm刻み、体重は5kg刻みで掲載前後の平均的なもの、体格分類は解体新書参照 |
| パラメータ
持ち技リスト 特性 |
体格：スケール、重量など体格面の総合値 |
| サブチャート | ■安定・大勝・キラーは活躍の傾向を示す。 「 ○、△、×、無印」で傾向を示す。 ■攻め手・精神面は 得意不得意、傾向の強さを☆＞◎＞○＞△＞×で示す。 ■間合い:密 （密着した状態。がっぷ胸を合わせた状態） 接 （廻しには手がかかるが、胸は合わせていない状態。向付、半身など） 近 （体は接しているが廻しには掛からない距離。押し合い、前さばきの応酬） 離 （完全に体が離れた間合い。突っ張りに適した距離。） 遠 （遠距離。前掛かりに腕を伸ばして届く距離。） |
| 解説 | 略歴・近況（27年1月時点）/対戦相手として見た時の分析/得意技・パラメータなどの解説 |
| 栃煌山 最高位:関脇 高知出身 春日野部屋 29歳 | |||||||||
| 取り口：前進型 | 型：モロ差/左押付右筈 | 得意手：寄り、押し | 188cm/150kg 長身筋肉 | ||||||
| 体 格 |
Ｄ 9.5 | 懐 | 9.5 |
＜決め技＞ モロ差寄り4b 右差し寄り3a 掬い投げ2d 肩透かし 3c 上手出投げ3c 上手投げ 2d 突き落とし2b モロ手突き2d 引き落とし2d はたき 2c |
＜崩し技＞ ハズ押し 3a 左おっつけ4b 右おっつけ3c 首投げ 1e 巻き替え 2d 腕返し 3b 跳ね上げ 3c のどわ 3c モロハズ 2c ひねり 1e |
＜立合＞ 右差し 3b 左おっつけ3b 両差し 3d 右ハズ 2d モロハズ 2d 右おっつけ2d 頭a肩c胸e 手d変化e |
＜心＞ シンプル 大阪○ 対長身× ツラ相撲 速攻 |
＜技＞ 挟みつけ 差し身 突進 |
＜体＞ 前傾○ 体質堅い 反り身× 右足首 右ひざ 右肩脱臼 |
| 重 | 9.5 | ||||||||
| 力 | C11.0 | 馬力 | 11.0 | ||||||
| 怪力 | 10.0 | ||||||||
| 足 腰 |
E 7.0 | 安定 | 6.5 | ||||||
| 粘り | 7.0 | ||||||||
| 速 | C10.0 | 出足 | 11.5 | ||||||
| 敏捷 | 8.5 | ||||||||
| 技 | C10.5 | 技巧 | 11.0 | ||||||
| キレ | 9.5 | ||||||||
| 離 | C11.5 | 突 | 10.0 | ||||||
| 押 | 12.5 | ||||||||
| 引 | 10.0 | ||||||||
| 組 | C10.5 | 寄 | 12.0 | ||||||
| 投 | 7.5 | ||||||||
| 捻 | 6.0 | ||||||||
|
活躍 |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 安定 | 大勝 | 殊勲 | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| △ | △ | △ | ◎ | △ | ○ | ○ | ◎ | △ | △ | △ | △ | △ | × | ○ | ◎ | ○ | × |
| ★略歴 高校相撲で覇を競った豪栄道と同期入門。先んじて関取、入幕を果たして19年春敢闘賞デビュー。上位の壁に苦しんだが22年から通用し始め9月には新関脇で11勝。一気に抜け出す期待もあったが、連敗癖が祟って大負けすることも多く、大関レースでは遅れをとった。24年5月は上位総崩れの中12勝したが、平幕同士の決定戦で旭天鵬に敗れた。25年以降はほぼ三役に定着。26年前半は3場所で30勝するなど、大関クラスの実力は備えている。 ★前年 平均5.6点。肩の故障から立ち直って再び三役定着。存在感を発揮したのは１年ぶりに関脇に戻った名古屋場所。１敗で折り返すと、全勝で走る２横綱に連日土をつけた。残り５日の相手は、豪栄道と平幕だけとあって優勝争いも期待されたが、１勝４敗に終わって10勝どまり。翌場所も5連勝スタートながらまたも豪栄道と平幕相手に４連敗。大関レースで敗れたライバルに負けると勢いを失った。照ノ富士を止めるなど実力は大関クラスだが、星が伸びなかった。 ★当年 年6場所三役で勝ち越し続けた大関候補一番手。鶴竜には通算タイ、琴奨菊には勝ち越すなど上位とも互角。白鵬も警戒を強めている。安定感も増しており、連敗さえなければ二桁勝利を重ねてもおかしくない。 |
|
★取り口解説 おっつけ、ハズで押すか、差して寄る速攻相撲。挟みつけるようなおっつけで出る力と、二本のぞかせて出る巧さを持ち合わす。派手さはないが質実剛健な相撲ぶり。押し込んだ相手をさっと引き落とす相撲も見せるようになった、 ★パラメータ・スキル 総合値10.0。力と技、出足を兼ね備える。長身だが前傾姿勢を保ち重心は低い。しかし胸が合って身体が起きると懐の深さや腰の重さを発揮する場面は少ない。前に落ちる脆さは少し改善してきた感があるが、豪栄道の首投げを二度食うあたりはやはり欠点。 |
| 妙義龍 最高位:関脇 兵庫出身 境川部屋 30歳 | |||||||||
| 取り口：スピード型 | 型：突張り/左差右前褌 | 得意手：押し、寄り | 187cm/145kg 均整筋肉 | ||||||
| 体 格 |
E 7.5 | 懐 | 8.5 |
＜決め技＞ 突っ張り 4b 両差し寄り3c 上手出投げ2d モロハズ 3c 突き落とし 4b 上手投げ 2d 前褌寄り 3b 右差し寄り3d 掬い投げ 2e 肩透かし 2d 下手投げ 1d |
＜崩し技＞ ハズ押し 4a おっつけ 4b いなし 3c はたき 3c 右のどわ 3c はねあげ 3c かいな返し2c 掛け投げ 1e 極め 1e まわし切り2d |
＜立合＞ ぶちかまし3c 右突き放し3b 右前褌 2b 右差し 2d 両差し 2d もぐり 1d カチ上げ 2d 頭a肩c胸d 手d変化d |
＜心＞ 尻上がり スロ-スタ-ト 初日× シンプル 番付運○ |
＜技＞ 変化技○ 前捌き 差し身 速攻 |
＜体＞ 重心低い 肩幅狭い 胴長 筋肉質 左ヒザ 右足首 |
| 重 | 7.0 | ||||||||
| 力 | D 9.0 | 馬力 | 9.5 | ||||||
| 怪力 | 8.5 | ||||||||
| 足 腰 |
C10.5 | 安定 | 10.5 | ||||||
| 粘り | 10.0 | ||||||||
| 速 | B12.0 | 出足 | 12.5 | ||||||
| 敏捷 | 11.0 | ||||||||
| 技 | C10.5 | 技巧 | 10.5 | ||||||
| キレ | 10.0 | ||||||||
| 離 | C11.0 | 突 | 9.0 | ||||||
| 押 | 11.5 | ||||||||
| 引 | 10.0 | ||||||||
| 組 | E 7.5 | 寄 | 8.5 | ||||||
| 投 | 7.0 | ||||||||
| 掛 | 6.0 | ||||||||
|
活躍 |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 安定 | 大勝 | 殊勲 | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | ◎ | × | △ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | △ | ◎ | ○ | △ | ||
| ★略歴・近況 21年に幕下付出でデビューしながら、新十両で膝に重傷を負って三段目下位まで落ちた苦労人。その鬱憤を晴らすように再十両を果たすと連続優勝で突破、入幕後10場所で5回技能賞を受賞するなど三賞常連力士となった。故障に祟られ失速、すぐに三役に復帰したが一時の爆発力がなく三賞からは遠ざかっている。 ★前年 平均5.25点。網膜剥離からの復帰後中位でもパッとしなかったが番付運よく三役復帰し、そのまま定着した。３度横綱も倒しているが、あまり派手な活躍はなかった。足首に不安を抱えて臨んだ九州では苦しみ珍しく大崩れ。自身初の二桁黒星、わずか2勝に終わった。 ★当年 また中位からのスタートとなるが、体調が戻ればすぐに三役を張るだろう。星を伸ばして３年ぶりの三賞を取り、大関へのきっかけとしたい。 |
|
★取り口 突っ張るか、懐に入ってのハズ押し、前褌を引き付けて前に出る。重心低くスピードあふれる速攻は、スポーツカーのよう。止まると魅力が半減だが、下位相手なら右でも左でも遜色なく取るだけの四つ身を持ち合わせる。
★パラメータ・スキル 総合値9.7。ＣＭで有名になった体脂肪率22％の身体が生み出すスピードは圧巻。体の大きさもあるが、上位の巨人相手には捕まると分が悪く、軽く感じる。組んでも取れそうだが、あまり芸はない。 |
| 逸ノ城 最高位:関脇 モンゴル出身 湊部屋 23歳 | |||||||||
| 取り口：スケール・堅牢型 | 型：右四つ両まわし | 得意手：寄り、投げ | 190cm/210kg 超巨漢肉厚 | ||||||
| 体 格 |
B13.5 | 懐 |
13.0 |
＜決め技＞ 左上手投げ4b 右下手投げ3b 右四つ寄り3b 左前褌寄り3c 左四つ寄り2c はたき 3b 小手投げ 2c 掬い投げ 2d 上手出投げ1d 突き落とし2d ガブリ寄り1d |
＜崩し技＞ 右首ひねり4c 引き付け 4a 右腕返し 2c 抱え込み 2c 巻き替え 1d 極め 2c モロ手突き3d おっつけ 1d |
＜立合＞ 左前褌 3b 右差し 2a 体当たり2b 右カチ上げ3c 張差し 1d 左上手 2c 引張り込み2c はたき 3d 頭e肩b胸a 手e変化d |
＜心＞ 慎重 つっかけ 淡泊 |
＜技＞ ワキ甘い 被さり 体入替え 呼び込み 右半身 振り回し |
＜体＞ リーチ長 立ち腰 |
| 重 |
14.0 |
||||||||
| 力 | B12.5 | 馬力 |
10.0 |
||||||
| 怪力 |
13.0 |
||||||||
| 足 腰 |
D 8.0 | 安定 |
9.0 |
||||||
| 粘り |
7.0 |
||||||||
| 速 | E 6.5 | 出足 |
6.0 |
||||||
| 敏捷 |
7.0 |
||||||||
| 技 | E 6.0 | 技巧 |
5.5 |
||||||
| キレ |
6.5 |
||||||||
| 離 | E 7.5 | 突 |
8.0 |
||||||
| 押 |
7.0 |
||||||||
| 引 |
8.0 |
||||||||
| 組 | C10.0 | 寄 |
10.0 |
||||||
| 投 |
10.5 |
||||||||
| 極 |
7.5 |
||||||||
|
活躍 |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 安定 | 大勝 | 殊勲 | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | ○ | × | ◎ | ◎ | × | ○ | △ | ○ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | ○ | × | △ | ○ | |
| ★略歴 相撲留学、実業団を経て、26年1月に外国人力士としては異例の幕下15枚目格付出。幕下、十両を2場所で突破。そして新入幕の秋場所で嵐を起こし、怪物と称される。豪快な相撲で沸かせながら1敗のみで勝ち進み、11日目大関稀勢の里を立ち合い変化で下す強心臓ぶり、翌日は豪栄道を力でねじ伏せる。さらに横綱鶴竜をまたも変化で破り46年ぶり新入幕金星。白鵬には完敗で優勝は逃したが13勝、2場所目には関脇という新記録。ニューヒーローとして期待されたが、その座は高校の先輩照ノ富士に奪われ停滞中。 ★前年 平均5.25点。上位には定着したものの、年初はフィーバーともいうべき注目を集めていただけに残念な一年だった。関脇で迎えた初場所は入門以来初の負け越し。翌場所は日馬富士、翌々場所は白鵬から初勝利を挙げ関脇に戻ったが、中盤7連敗を喫し4勝11敗の大崩れ。以後も大関を倒したくらいで目立った活躍はなかった。ライバル照ノ富士とは連続で右相四つで水入りの熱戦を演じたが、徐々に通じなくなってきた。 ★当年 失速が目立つが、右四つの形が安定すれば三役維持は堅い。きっかけをつかめば一気に大関へ躍進してもおかしくない逸材だ。まだ力士生活3年目、失望するには早い。 |
|
★取り口 胸で当たって右四つ狙い。下手が取れれば十分で、振り回しての寄りを見せる。左上手にも掛かれば盤石。右が入らなくても右で首を抱えてひねりながらの豪快な上手投げが打てる。これが26年の常套手段だったが、27年は右四つ左上手を取って早めの寄りが目立った。右半身になると攻め手がなくなり、長期戦になることも。
★パラメータ・スキル 総合値9.1。驚異的なに発達した太もも。入幕当初は腰の重さを支える足腰を評価していたが、どうも粘りなく土俵を割る場面が目立った。片手で振り回すような豪快なパワーも鳴りを潜めた。体重はさらに増えて200キロ超え。四つ相撲は若干まとまってきた感はあるが、ワキが甘く技能の著しい向上とまでは評価できず。ワキが甘いなりに自分から抱え込むのも一つだが、極め技は上手くない。立合いの出足は鈍いが、強化の跡は見えて当たり勝つことも増えた。 |
| 碧 山 最高位:関脇 ブルガリア出身 春日野部屋 30歳 | |||||||||
| 取り口：パワー型 | 型：突っ張り/左差右上手 | 得意手：突っ張り | 192cm/195kg 大型肉厚 | ||||||
| 体 格 |
B12.0 | 懐 | 11.0 |
＜決め技＞ 突っ張り 4a 右のどわ 3b モロ手突き4c はたき 2b 右四ツ寄り2d 左前褌寄り2d 小手投げ 3c 左上手投げ2d 突き落とし3b 素首落とし2d 首投げ 1e |
＜崩し技＞ 掬い投げ1d ハズ押し 3c いなし 1d 蹴返し 2e 肩透かし 1d 上突っ張り3b |
＜立合＞ 左おっつけ2a 右のどわ3b ぶちかまし3c 右差し 2d 張差し 1d 抱え込み2d 頭a肩d胸d 手c変化e |
＜心＞ 引き癖 ツラ相撲 突押徹底 土俵際 尻上がり |
＜技＞ 向う付け ワキ甘い |
＜体＞ 懐深い 腰高 腰痛 左ひざ |
| 重 | 13.0 | ||||||||
| 力 | B12.5 | 馬力 | 13.0 | ||||||
| 怪力 | 12.5 | ||||||||
| 足 腰 |
E 6.5 | 安定 | 6.0 | ||||||
| 粘り | 7.0 | ||||||||
| 速 | E 6.5 | 出足 | 7.5 | ||||||
| 敏捷 | 6.5 | ||||||||
| 技 | E 6.5 | 技巧 | 6.5 | ||||||
| キレ | 7.0 | ||||||||
| 離 | C11.0 | 突 | 12.0 | ||||||
| 押 | 8.5 | ||||||||
| 引 | 9.0 | ||||||||
| 組 | E 7.0 | 寄 | 7.5 | ||||||
| 投 | 6.5 | ||||||||
| 極 | 7.5 | ||||||||
|
活躍 |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 安定 | 大勝 | 殊勲 | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | △ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | △ | △ | △ | ◎ | △ | ○ | ○ | ○ | ◎ | △ | |
| ★略歴・近況 初土俵からわずか2年半で入幕したブルガリア第二の星。23年11月の新入幕では敢闘賞、24年9月には新三役。大きな壁に当たることなく出世した。日馬富士から初金星も記録、稀勢の里キラーとしても存在感を発揮するなど上位を苦しめている。26年九州では新関脇に昇進したが、その後は一進一退。安定して勝ち越すまでには至らない。 ★前年 平均5.25点。新関脇で勝ち越して迎えた27年は、三役定着、大勝して大関への挑戦が期待された。しかし連続で二桁黒星を喫する。後半は持ち直したものの、得意の稀勢の里戦での惜敗が続いたことも響き三役復帰ならず。二桁勝つこともなく目立たなかった。 ★当年 まずは三役復帰、定着が期待される。あまり大勝ちするタイプではないが、たまには爆発してほしい。入門が遅かったこともあり、今年で早くも30歳。馬力が衰える前に上を目指したい。 |
|
★取り口 突き放して攻める相撲に徹する。上突っ張り気味でワキが空くが、威力があるので十分押し込めるし、叩きも決まる。中に入られれば力まかせの小手投げでつぶす。根は右四つ。捕まえて引き付ければ体力を活かした寄りがあるが、27年は寄り切りでの勝ちがわずか1番。 ★パラメータ・スキル解説 総合値8.9。パワー自慢。丸太のような剛腕での突き押しが破壊力抜群。巨体のわりに土俵際で意外に機敏な逆転技もみせる。一方で腰は高く、懐に入られるともろい。 |
| 栃ノ心 最高位:小結 グルジア出身 春日野部屋 28歳 | |||||||||
| 取り口：本格型 | 型：右四つ左上手 | 得意手：寄り,投げ,吊り | 191cm/160kg 長身筋肉 | ||||||
| 体 格 |
Ｂ12.0 | 懐 |
12.5 |
＜決め技＞ 左前褌寄り4b 右四つ寄り4b 吊り 3c 左上手投げ4b はたき 2b 右下手投げ3c 掬い投げ 2c うっちゃり 2c モロ手突き2d 小手投げ 2d モロ差寄り2d |
＜崩し技＞ 上突っ張り3a 引き付け 4b 横吊り 2c のどわ 2c 蹴返し 1d ナタ 2d 張り手 2c 吊り落とし1e 極め 3c 内無双 2e |
＜立合＞ 右差し 3b カチ上げ3c 左上手 3c 左前ミツ2d 張差し 2c はたき 1e 頭b肩c胸c 手c変化d |
＜心＞ 対上位× 連敗癖 番付運× |
＜技＞ 対押し× 体入替え 向う付け 外四つ |
＜体＞ リーチ長 懐深い 両上腕 左ひじ 右ひざ |
| 重 |
10.5 |
||||||||
| 力 | C10.5 | 馬力 |
10.0 |
||||||
| 怪力 |
11.0 |
||||||||
| 足 腰 |
D 8.0 | 安定 |
8.5 |
||||||
| 粘り |
7.5 |
||||||||
| 速 | E 7.5 | 出足 |
7.5 |
||||||
| 敏捷 |
7.0 |
||||||||
| 技 | E 7.5 | 技巧 |
7.0 |
||||||
| キレ |
7.5 |
||||||||
| 離 | E 7.0 | 突 |
7.5 |
||||||
| 押 |
6.5 |
||||||||
| 引 |
7.0 |
||||||||
| 組 | C10.5 | 寄 |
11.0 |
||||||
| 投 |
9.0 |
||||||||
| 吊 |
8.5 |
||||||||
|
活躍 |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 安定 | 大勝 | 殊勲 | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | △ | ◎ | ○ | × | ◎ | × | △ | ○ | ○ | △ | ◎ | ◎ | × | △ | △ | ||
| ★略歴・近況 返ってきた欧州の大器。2年半弱でスピード入幕した大物が、入門2年目以来の幕下落ちの試練から劇的な復活を遂げた。21年後半から幕内上位に定着。敢闘賞3回、4場所小結を務めた実力派。三役に定着できず伸び悩んでいた25年名古屋、勝ち相撲で膝が入り重傷を負う。途中休場で初めて十両に陥落すると、さらに3場所連続全休して幕下55枚目まで番付を下げた。ようやく26年春に復帰すると、幕下を連続全勝。十両でも逸ノ城を千秋楽に連破して逆転優勝、秋は15戦全勝と4場所連続優勝。再入幕場所でも敢闘賞の活躍、復帰から１年半で三役に戻った。 ★前年 平均5.7点。幕下からのＶ字回復の勢いで大関取り、までは行かなかったが、故障前にはなかった記録を達成。初場所は負越したが、春は日馬富士を破り初金星を挙げると、3場所連続勝ち越しで3年ぶりに三役に復帰。その秋場所では後半8連勝、自身三役で初めてとなる勝ち越しを二けた勝利、敢闘賞で飾った。カムバック賞を与えたい。 ★当年 九州で二桁勝てばいよいよ大関取りだったが、惜しくも7勝で5場所ぶりの負け越し。平幕からの出直しとなる。ムラのあるタイプだったが、今の安定感なら三役定着も可能だ。 |
|
★取り口 長身で懐が深く、胸を合わせると強い。ただし前褌を取って頭をつける寄りもあり、こちらの方が形は良い。外四つでも取れる力はあるが、けがを契機に強引な相撲は避け、投げが減って真っ向寄る相撲に。十両で全勝した26年秋はうち12番が「寄り切り」での勝ち。27年は吊りも3番あった。いつも右相四つで熱戦になる逸ノ城戦では無双を切って勝つ器用さを披露。 ★パラメータ・スキル 総合値9.0。過去に腕の筋肉をやったとは言え力は強い。大きな身体を支える膝の故障は不安だが、前に出る四つ相撲に専念。まともに組みすぎて上位には苦戦する。昨年は筆頭9勝、小結10勝しながら据え置きと、不運が続いて最高位更新ならず。 |
| 隠岐の海 最高位:関脇 島根出身 八角部屋 30歳 | |||||||||
| 取り口：本格型 | 型：左四つ左上手 | 得意手：寄り,投げ | 190cm/160kg 長身中肉 | ||||||
| 体 格 |
C11.0 | 懐 | 11.5 |
＜決め技＞ 左四つ寄り5b 右四つ寄り4c 上手投げ 4b 小手投げ 3b 下手投げ 2c 掬い投げ 3c 左前褌寄り2c モロ手突き2d 上手出投げ2c 突き落とし4c |
＜崩し技＞ 巻き替え 3b 閂 3c おっつけ 2c はねあげ 3c 投げ寄り 3c 極め 4c ひねり 2d 首投げ 2d 小手捻り2e 左腕返し3b |
＜立合＞ 右カチ上げ 3b 右差し 3b 左差し 3c モロ差し3c モロ手突き1d 左おっつけ2d 右抱え込み1d 頭d肩b胸b 手d変化e |
＜心＞ 投げ多用 詰め× 息切れ エレベ-タ |
＜技＞ 上手相撲 なまくら四ツ 引張り込み |
＜体＞ 懐深い 左肩 右足指 |
| 重 | 10.0 | ||||||||
| 力 | D 9.5 | 馬力 | 8.5 | ||||||
| 怪力 | 10.0 | ||||||||
| 足 腰 |
E 7.5 | 安定 | 7.5 | ||||||
| 粘り | 7.5 | ||||||||
| 速 | E 7.5 | 出足 | 7.5 | ||||||
| 敏捷 | 7.5 | ||||||||
| 技 | D 8.0 | 技巧 | 8.5 | ||||||
| キレ | 7.5 | ||||||||
| 離 | E 7.0 | 突 | 6.5 | ||||||
| 押 | 7.0 | ||||||||
| 引 | 7.0 | ||||||||
| 組 | C10.5 | 寄 | 11.0 | ||||||
| 投 | 9.0 | ||||||||
| 極 | 9.0 | ||||||||
|
活躍 |
攻め手 |
精神 |
間合い |
||||||||||||||
| 安定 | 大勝 | 殊勲 | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | ○ | × | ◎ | ◎ | △ | △ | ○ | △ | ○ | △ | △ | ◎ | ○ | × | △ | △ | |
| ★略歴 19歳で入門。恵まれた体で早くから期待されたが、幕下で時間がかかり、それでも4年で関取に。22年3月で新入幕、23年1月は11勝で敢闘賞。翌場所も3大関を破るなど活躍して上位に定着する。筆頭で勝ち越しながら三役を見送られたり、初金星の場所で途中休場するなどの不運もあったが、25年3月に2度目の敢闘賞を得て新小結へ。27年は関脇にも昇進した。負傷休場も多いが、三役でも遜色なく取れるだけの地力を備えている。 ★前年 平均5.5点（5場所）。26年のあわや十両落ちという不振から復調、初場所6枚目9勝ながら幸運にも新関脇へ。しかし3連敗で休場してしまった。名古屋で11勝と復調して三役復帰。その秋場所は四つでの攻防を制して初めて白鵬を破ったが惜しくも6勝どまり。翌場所はストレートの負け越しだったが、白鵬には十分の右四つを許さず土俵際まで追い詰め、力のあるところは見せつけた。 ★当年 このところ善戦している白鵬戦が楽しみ。30歳だがまだ成長の余地があり、三役定着を期待したい。 |
|
★取り口 長身を利した四つ相撲で、胸を合わせれば左右どちらでも遜色ないが、白鵬を苦しめた左四つが光った。腕も左がよく返る。上手を取れば盤石だが、極める力もあり引っ張り込んでも有利に取れる。右肩で当たってから左を差すような変則的な立ち合いもみせるが、これが案外有効。跳ね上げながら前に出る相撲もあり。まわしがなくても攻める地力がついてきたが、やや不用意に出て詰めを誤ることも。 ★パラメータ・スキル 総合値8.7。スケールある四つ相撲で一気の寄りが力強い。両差し、巻き替えなど差し身にも成長が見られる。27年はこれまであまり決まり手になかった突き落としで大関戦2番を含む7勝。 |
| 嘉 風 最高位:関脇 大分出身 尾車部屋 34歳 | |||||||||
| 取り口：突貫・撹乱型 | 型：突っ張り、左差し | 得意手：上突張,引き | 175cm/145kg 小兵中肉 | ||||||
| 体 格 |
E 6.5 | 懐 | 5.5 |
＜決め技＞ 上突っ張り5a モロ差寄り4c モロハズ 3c 掬い投げ 3c 引き落とし5b 肩透かし 4b 左下手投げ3c 上手出投げ3c 小手投げ 1d 下手出投げ1d うっちゃり 2e 突き落とし3c |
＜崩し技＞ 張り手 4b ハズ押し 4b モロ手突き3c はたき 5b ぶちかまし3b いなし 3b 小股 2e 切り返し 2d 吊り 2d ひねり 1e 素首落とし1d |
＜立合＞ ぶちかまし4a モロ手突き2d モロ差し 2d 左固め 3c いなし 3d 張差し 2e もぐり 1e 頭b肩c胸e 手b変化d |
＜心＞ 気迫 ご当所○ 仕切り速い 尻上がり ７・７ 対外人× 速攻 超晩成型 |
＜技＞ まわりこみ 回転○ 差し身 もぐり 変化技○ 引き足○ ずらし 上下動 |
＜体＞ 重心低い 足腰柔軟 粘り腰 |
| 重 | 6.5 | ||||||||
| 力 | D 8.0 | 馬力 | 9.0 | ||||||
| 怪力 | 7.0 | ||||||||
| 足 腰 |
D 9.0 | 安定 | 8.5 | ||||||
| 粘り | 9.0 | ||||||||
| 速 | B13.0 | 出足 | 12.0 | ||||||
| 敏捷 | 13.0 | ||||||||
| 技 | C11.5 | 技巧 | 11.0 | ||||||
| キレ | 12.5 | ||||||||
| 離 | C11.0 | 突 | 9.0 | ||||||
| 押 | 11.0 | ||||||||
| 引 | 11.0 | ||||||||
| 組 | E 7.5 | 寄 | 7.5 | ||||||
| 投 | 8.5 | ||||||||
| 取 | 8.0 | ||||||||
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活躍 |
攻め手 |
精神 |
間合い |
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| 安定 | 大勝 | 殊勲 | 速攻 | 遅攻 | 豪快 | 緻密 | 型 | 対応 | 安定 | 胆力 | 気力 | 冷静 | 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | ○ | ◎ | × | ○ | △ | ○ | △ | △ | ○ | ◎ | △ | × | △ | ○ | ◎ | △ | |
| ★略歴 大学でタイトル経験がありながら前相撲からスタート。2年で入幕するもそれから3年ほどは何とか幕内を守っている状態だった。20年九州で初の敢闘賞で上位進出。以後たびたび上位に顔を出し、健闘はするが三役手前で惜しくも跳ね返されていた。24年半ばからはしばらく上位から姿を消していたが、26年は2場所連続10勝し、3度目の敢闘賞を手土産に新三役昇進。最年長初金星も記録するなど、30歳を過ぎてから上位に通用する力をつけ始めた。 ★前年 平均6.0点。新三役を果たし何度も横綱を破った26年だが、最後の九州で太ももを痛めた影響か27年春は5勝どまりで幕尻近くまで後退。しかしここから巻き返し、10勝、12勝、11勝と3場所連続二桁でご当所九州でうれしい三役復帰。特に秋は白鵬を休場に負い込むなど2横綱2大関2関脇に快勝、殊勲・技能をダブルで受賞する一世一代の活躍だった。九州も1横綱2大関2関脇を破って勝ち越し、3場所連続となる三賞。年の後半だけで金星２、三賞４を荒稼ぎした。 ★当年 年間54勝は堂々の4位。兄弟子豪風に並ぶ関脇に昇進した。33歳にしての急成長、最年長新大関を期待する声さえ上がってきた。三役で二桁勝てば本物。そろそろ上位陣も対策を立ててくる。 |
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★取り口解説 激しい突っ張り、速攻を得意とする。立合いは頭で当たるが微妙に角度をつけており、脇を固めた方の肩で弾き上げつつ先手を取る。目にも止まらぬ速さで、先手先手で動く。引き技も絶妙の間、流れで足を取ることも。中に入って両差しになると、吊り気味の寄りを見せるあたり、部屋付の元琴錦・中村親方とも近い。張って潜ってという動きが特徴的だったが、攪乱しなくても一気に攻めるだけの馬力がついた。胸を合わせると苦しいので、差しても止まらず動き続ける。 ★パラメータ・スキル 平均値9.5。小兵だが最近筋肉をもう1枚纏ったかのように大きく見える。体重も150キロ近くなり、上位陣をも当たり前のように真っ向押し込むほどに圧力が増した。スピードも衰え知らずだが、あえて相手を見る余裕も出てきた。 |