現役力士データ

2010(平成二二年)


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若 手

上位陣

三 役 ベテラン 中 堅 若 手 十 両 ルーキー

豊響 栃煌山 栃ノ心 阿覧 将司 光龍 木村山 千代白鵬 玉鷲

 

パラメータ

技リスト

スキルリスト

四股名 自己最高位 出身地 所属部屋 年齢(同年12月31日時点) 身長/体重

取り口のタイプ/[得意な形]/まわしの色(長さが使用頻度を表す)

(総合的な重さ)、(総合的な力の強さ)、(総合的なスピード)(総合的な技能)、(体のバランスの良さ)

(寄りのレベル)、(突き・押しのレベル)、(投げ技のレベル)(粘り強さ)、(総合的なスタミナ)、以上A〜G(15段階)

技リストは、数字がレベル(1<5)英字が頻度(a>e)を表す。

(技名の前に左右がついていない場合は、どちらからでもできるか、どちらも差はない場合。)

その他の点は、<データについて>を参照

サブチャート 間合い:密(密着した状態。がっぷり)、接(廻しには手がかかるが、胸は合わせていない状態。食い下がり、半身など)

 近(体は接しているが廻しには掛からない距離。おっつけ、ハズなど前捌きの応酬が見られる)、離(離れて突っ張りに適した距離。)、

 遠(遠距離。リーチを生かした突きがあれば一方的に攻められる間合)

その他各パターン・傾向の得意不得意、傾向の強さ。☆>◎>○>△>×

安定・大勝・キラーは主に上位陣以外が対象で、成績の残し方を示す。○か無印か×で傾向を示す。(上位陣も一応表示する)

解説 現況 / 得意技など /注目ポイント

 


 

  豊 響  前頭  山口 境川    26   184/170
   馬力型 [突っ張り・左おっつけ右のどわ/ハズ]     
C10 E06
右のどわ 4a
突っ張り 3b
ハズ押し 3a
左おっつけ2c
がぶり寄り2d
突き落とし2c
小手投げ 2c
上手出投げ1d
ぶちかまし2b
引き落とし2c
左四つ寄り1d
下手出投げ1d
モロ手突き2c
カチ上げ 2d
はたき  2c
がぶり寄り2d
左差し寄り3c
突きつけ 2d
<立合>
ぶちかまし3a
モロ手突き2b
カチ上げ  2d
右のどわ 3c
おっつけ 1c
             
        
頭a肩c胸e
手b変化e
<心>
ツラ相撲
スロ-スタ-タ
ムラっ気
シンプル
突押徹底
名古屋○
助走
 
<技>
出足
ワキ甘い
呼び込み

      
<体>
額大きい
体質硬い
C10 C10
E07 E07
E06 E07
E07 D08

   

間合い

×
速攻 遅攻 猛攻 堅守 対応 パワー テク 闘志 沈着 安定 大勝 キラー
× × × ×    
 19年7月には新入幕を果たし、いきなり11勝の活躍で敢闘賞。立派な体格で突進を繰り返すド迫力。平成の猛牛と期待され、1年後の7月にも敢闘賞を受けたが、網膜はく離のため全休、復帰場所も相撲勘が戻らず十両落ちとなった。十両優勝ですぐ復帰すると、11勝4敗と完全復活。相性の良い名古屋で初めての上位挑戦となったが、3勝12敗と全く通用せず。以降精彩を欠いて22年は十両からの再々スタートとなりそう。波の大きな一年だった。
 のどわの力が秀逸。これを生かした突き押しが強烈で、はず、おっつけも駆使して前へ出る。それも立合いのぶちかましあってこそ。元は四つ相撲らしく、差しても出る力があり、腕力の効いた突き落としや小手投げ、意外に器用な出し投げも持つ。

 出足が止まると突進力が鈍る。上位挑戦ではことごとく一気の出足を止められて完敗。思い切りの良い引き、叩きも、ややまともで呼び込みやすい。リズムを崩すとバラバラになる傾向。

「ムラっ気」 大きな頭でぶちかまし、のど元を突き放して攻める重量級の押し相撲が勢いに乗れば大勝する。差されても粘り、逆に腕を突きつけて反撃したりとすべてが好転する。一方で同じ地位でもあっけなく負け越す安定感のなさが課題。悪い時はあっさり前に落ちたりする。また連敗が多く、序盤のもたつきが目立つ。中盤に大型連勝を作るも、また終盤連敗というパターンが多い。地力に自信がつけば成績も落ち着いてくるか。

 

  栃煌山  小結  春日野 高知  23    189/145
    前進型  [モロ差し・右差し/ハズ・左おっつけ]      
E07 D09
モロ差寄り3b
右差し寄り2a
左おっつけ3b
ハズ押し 3a
のどわ  2c
右おっつけ2c
モロハズ 2d
上手投げ 2c
突き落とし2b
引き落とし2c
掬い投げ1d
モロ手突き1d
首投げ 2d
巻き替え 2d
突っ張り 1d
上手出投げ2c
跳ね上げ  3c
肩透かし 1d
<立合>
ぶちかまし2b
右差し     2d
左おっつけ2c
両差し    2c
右ハズ  2d
 
頭a肩c胸e
手b変化e
<心>
ツラ相撲
シンプル
大阪○
対押し相撲○
対長身×
<技>
挟み付け
差し身○
 

      
<体>
上体硬い
前掛り
左肘
バッタリ
D09 D09
D09 E07
E07 D08
D08 D09

   

間合い

×
速攻 遅攻 猛攻 堅守 対応 パワー テク 闘志 沈着 安定 大勝 キラー
×    

 21年は派手な活躍こそなかったが、着実に地力を蓄えた一年となった。2度の三賞はあったが入幕後はライバル豪栄道に差をつけられていた印象だった。なかなか上位に定着できなかったが、2年連続三賞と得意の大阪場所は2枚目で勝越し。序盤の横綱大関6連戦を五分で乗り切ると、平幕に取りこぼさず、勝ち越し寸前で役力士に4連敗したが、千秋楽若手のリーダー関脇稀勢の里を破って新三役昇進を決めた。晴れの夏場所も健闘、最後平幕相手に連敗して勝ち越しは逃したが地力のあるところを見せつけた。ところが、翌場所は体調不良もあって初日から13連敗の屈辱。地道な成長がガタリと崩れた。翌場所下位では11勝と力の違いを見せつけたが、相撲ぶりに大きな進化は見られず、九州も大負けだった。

 あくまで真っ向から前へ攻める正攻法の相撲。決まり手の大半を寄り切り、押し出しが占め、叩き込みや引き落としがない希少な力士。投げも最近は使いだしたが、入幕まではほとんどなかった。型としては、右差し左おっつけを基本とするが、左はおっつけてから前ミツ、または覗かせて両差しで出る。幕内に入ってからは、体重でやや劣ることが多いためか、両差しを狙うことが多い。

 前傾姿勢は良いのだが、あまりにもあっけなく前に落ちる場面が目立つ。やや体質が硬いのだろうか。入幕後3年間、大阪では11勝11勝、そして新三役決定と相性抜群。

「合口」 得意と苦手が比較的はっきりしている。押し相撲の相手には、四つでも取れて前傾で跳ね上げながら前に出るスタイルが効果的なのか相性が良い。千代大海、岩木山、光龍にはあたりには相性が良い。逆に、懐が深い長身力士などには包み込まれてしまうのか大苦戦。旭天鵬や阿覧にはさっぱり勝てない。

 

  栃 ノ 心   前頭   グルジア 春日野  23   191/155
  正攻法・スケール型 [右差し左前ミツ/右前褌左上手]    
D09 D09
左前褌寄り3a
上突っ張り3a
吊り    3d
左上手投げ3b
はたき  2c
下手投げ  2c
うっちゃり  3c
モロ手突き2d
のどわ  2c
張り手  2c
引き付け 3b
小手投げ 2d
モロ差寄り2d
蹴返し   1e
外四つ寄り2d
肩透かし2c
おっつけ1d
右腕返し 2b
<立合>
カチ上げ3b
モロ手突き2c
左前ミツ2c
右差し  2c
張差し  2c
左上手  2c 
頭b肩c胸b
手c変化d 
<心>
ツラ相撲
 
<技>
対速攻×
対押し×
体入替え
<体>
リーチ長
懐深い
足腰柔軟
怪我○

        

        

      
C10 E07
D08 D09
E07 D08
D09 D09

   

間合い

× ×
速攻 遅攻 猛攻 堅守 対応 パワー テク 闘志 沈着 安定 大勝 キラー
× ×      
 順調な出世ぶりで躍進、上位初挑戦で3勝12敗に終わったが、これを糧にどう戦うかという一年だった。期待ほどの活躍ができず、勢いは止まったかに思われたが、11月場所で奮起。14日目まで優勝の可能性を残す12勝3敗の活躍で初めての敢闘賞を受賞した。幕内では大勝ちしたことがなかっただけに、これがブレイクのきっかけとなるか。今度は上位でどこまで勝てるか、楽しみな新年となる。新三役の最有力候補。
 右四つが得意、両回しを引いて十分。右は差し手を返すより浅い下手が多い。力強い引き付けから寄り、投げ、吊りを繰り出す。リーチがあるので突いて先制するのも有効。立合いでいかに主導権を握るかが課題。

 まわしをつかめば懐の深さが発揮されて強いが、離れて攻められるとまだ脆く、垣添や北勝力、豊響あたりの速攻に対して苦戦が見られる。得意の右四つでも、旭天鵬や高見盛には四つ身の厳しさで負けており、右四つの多い上位でも苦戦していた。22年は通用するか。

「優等生」 グルジア出身2人目の幕内力士。先輩やロシア人力士とは違って本格的な四ツ相撲が専門で、執拗な張り手やまともな引き技が少ない。白鵬や琴欧洲に続く長身を生かした右四つの安定した型を磨いている。土俵態度や稽古熱心さも伝えられており、スクスクと伸びて行きそうな予感。大麻事件の若ノ鵬にでたらめに名前を上げられる不運も意に介さず、精進。幕内では地味な成績だったが、21年11月の12勝で一気に存在感を示した。

 


 

   阿 覧  前頭  ロシア   間垣  26   187/140
    パワー型  [上突っ張り/右差し左上手]     
E07 E07
上突っ張り3a
張り手  4a
左上手出投3b
はたき  3a
モロ手突き2c
左前褌寄り2b
左おっつけ2d
いなし  2c
たぐり 2d
極め   2c
下手投げ2d
引き落とし2c
上手投げ 2c
突き落とし1d
うっちゃり1d
下手出投げ1d
引っ掛け2c
<立合>
張り手 2b
かち上げ2c
左上手 2c
モロ手突き2c
張り上手 2d
はたき  2c
頭d肩b胸b
手b変化c
<心>
強引
引き癖
髷つかみ
じらし
連敗癖
 
<技>

まわりこみ

ワキ甘い

呼び込み

 

 

<体>
両ひじ
バタ足
 

      
C11 D09
D09 D09
F05 E07
D08 E07

 

間合い

速攻 遅攻 猛攻 堅守 対応 パワー テク 闘志 沈着 安定 大勝 キラー
× × × × ×      
 新入幕場所は勝ち越したが、21年1月は入門以来初めて負け越し。幕内上位の実力者に粗い相撲が通じなかった。それでもあふれる馬力で立ち直り、4枚目でも勝ち越して7月は三役を狙う位置に。初めての横綱大関挑戦となったが、綱取の日馬富士を叩き込んだほかは全く通じなかった。その後は中位でも勝ち越せず、鬱憤が溜まったまま一年を終えた。そろそろ活躍してほしい大物。
 上突っ張り、叩きという荒っぽい突き押し相撲だが、右四つの形でも力を発揮。足を止めての突き押しから、左の褌を引くと出し投げを駆使して攻める。体重がない分、腕力だけに頼らず、低い当たりからの攻めも必要となってくる。

 突っ張りは顔を狙って繰り出し、叩きも頭を抑えつけるので、当然ワキは開く。叩きが多いので、髷に指が入るリスクも大きくなる。

「ロシア最後の砦」 19年に入門、負け越し知らずで一気に幕内まで駆け上がったころは「ロシア第4の男」だったが、20年の大麻事件で先輩ロシア人関取3人が次々解雇。ただ一人となってしまった。入門当初から張り手の乱発など、本人の土俵態度もあまり褒められたものではないのだが、まずまず真面目にやっているというところ。

 

  将 司  前頭    青森 入間川  26  183/140
 スピード型  [左のど輪右おっつけ]    
E07 E07
上突っ張り3a
左のどわ 3a
右おっつけ2c
下手出投げ3c
はたき  2b
突き落とし2b
手投げ  2c
内掛け  2d
かわず掛け2e
うっちゃり 2d
張り手   2c
掬い投げ 2d
渡し込み 1d
両差し寄り2d
モロ手突き2d
足取り   1e
切り返し 1d
ひねり  2c
<立合>
モロ手突き2c
かち上げ2c
ぶちかまし2c
のどわ 2c
       
        
 
頭b肩c胸c
手c変化d 
<心>
気迫
強引
強行
 
 
 
 
<技>

速攻

足癖

食下がり

 

 

<体>
腰高
前掛り
足腰硬い
怪我×
右膝爆弾

      
E07 D08
D09 E07
E07 D08
E07 E07

   

間合い

×
速攻 遅攻 猛攻 堅守 対応 パワー テク 闘志 沈着 安定 大勝 キラー
× × ×    
 高卒で入門、序ノ口・序二段は各1場所、2年半で関取となる。十両が長かったが、20年7月に新入幕を果たすと、10勝の活躍。同世代の千代白鵬や北太樹らとともに幕内定着を期待されたが、3場所連続負け越しで陥落となった。9月に復帰したものの、1点負け越しで再度陥落。すぐに復帰したかったが、九州は4勝に終わって大きく後退。波はあるものの、勢いに乗れば強い。
 色々な技を繰り出す速攻相撲。立合いのスピードがあるが、やや腰が高い状態から頭を下げて突っ込んでいくため、やや危なっかしい印象である。組んでも投げあり、足技ありと粘り強い。若いが故障持ちで、取り口も怪我しやすそうでハラハラする。

 逆転の足技も飛び出す。突き押し相撲だが、食い下がっても出し投げを打ったりとまずまず取れる。

「ケガとの付き合い」 膝のケガは慢性化し、それと付き合う術も持っているが、危うさと隣合わせ。下がっては厳しいと、前への速攻に徹するという相撲はいかにもケガの功名だが、不利な展開でも勝負を捨てないため、強引な技で逆転を狙うことも。若いうちに大きなケガを負ってしまった力士の難しさ。

 

  光 龍  前頭    モンゴル 花籠   26   187/155
   突押型  [突っ張り]    
D09 E07
突っ張り  3a
右のどわ  2a
右おっつけ2c
はたき    2b
引き落とし2b
突き落とし2b
上手投げ 2c
ひねり  2c
モロ手突き3b
上手出投げ2c
張り手  1d
いなし  2b
左四つ寄り1c
巻き替え 1d
小手投げ 2d
ハズ押し 2b
引っ掛け  1e
小手投げ 2c
<立合>
ぶちかまし3b
モロ手突き2c
かち上げ2c
のどわ 2c
はたき  1e
 
頭b肩c胸d
手b変化d 
<心>
エレベ-タ
ツラ相撲
初日○
まった
<技>

 

 

<体>
 
 

      
D08 D08
E06 E07
E06 E07
E07 E07

   

間合い

速攻 遅攻 猛攻 堅守 対応 パワー テク 闘志 沈着 安定 大勝 キラー
     
 19年に元太寿山の花籠部屋初の関取となり、20年には新入幕を果たす。十両では力を発揮するが、幕ではまだ勝ち越せない。21年中は1月に落ちて以来復帰できなかったが、九州場所の10勝で運良く幕内に戻れそうだ。今年こそ幕内での勝ち越しを。
 突き押しが中心。起こしておいての突き落としもうまい。体力があるので前へ出る力があるし、四つになっても重く、不利はない。前へ出る威力を磨けばスキのない万能大型力士として活躍しそう。

 全体的なバランスはいいが、スピードや攻め口がまだ物足りないか。立合いの勢いがさらにほしい。

「突き押し」 威力のある突きと、細かい突っ張りで相手と距離を取ると攻撃力がある。巨漢山本山を土俵下まで吹っ飛ばしたこともある。

  木村山  前頭    和歌山 春日野   28   183/165
  突押・撹乱型  [上突っ張り・右ハズ押し]    
D09 F05
上突っ張り3a
右ハズ押し3a
引き落とし3b
突き落とし2c
右のどわ 2b
左おっつけ2b
いなし  3c
モロ手突き2d
はたき  3b
掬い投げ1d
小手投げ1d
掛け投げ1e
右おっつけ2c
 
 
<立合>
ぶちかまし2b
右のどわ  2b
右突き放し2c
突き落とし2c
いなし  2b
左おっつけ2b
頭b肩c胸c
手c変化c
<心>
引き癖
突押徹底
 
 
<技>

変化技○

まわりこみ

 

 

<体>
重心低い

      
D08 D08
D08 F05
E07 E07
E07 E07

   

間合い

× ×
速攻 遅攻 猛攻 堅守 対応 パワー テク 闘志 沈着 安定 大勝 キラー
     
 16年、東洋大から入門。前相撲から取り、毎場所6勝1敗で各段優勝こそないが幕下上位までは一気に上昇。そこから2年ほど苦労して十両へ上がった。20年3月に優勝、翌場所も11勝でわずか3場所で入幕を果たした。しかし以降通算5場所とも勝ち越しならず。22年も十両から出直し。
 どっしりした体格。立合いぶちかましは威力があるが、出足相撲ではない。突っ張りからのいなしで崩しながら攻める。立合いも左へ動くことが多い。

 ちょっと引き、いなしが多すぎる嫌いがある。威力を磨きたい。

「突き押し徹底」 これまでに寄り切りで勝ったのはわずか1番。組んでの技はほとんど決めていない。これだけ徹底する力士も珍しい。

  千代白鵬   前頭   熊本 九重   26   178/135
  スピード型  [突っ張り・左差し右おっつけ]    
E06 E07
突っ張り 3a
ハズ押し  2a
右おっつけ2c
左差し寄り2b
はたき  3b
引き落とし3b
掛け投げ 3d
下手投げ2d
のどわ  2c
突き落とし3c
張り手  2c
肩透かし2d
上手出投げ1d
両差し寄り2d
モロ手突き2d
たぐり  2d
すそ払い1e
小股掬い1e 
<立合>
ぶちかまし3b
モロ手突き2c
かち上げ2d
おっつけ  2d
張差し    2d
いなし  2e
頭b肩c胸c
手c変化c
<心>
気迫
番付運○
土俵際
横攻め
じらし
 
 
 
<技>

引き足○

 

<体>
重心低い
怪我×
左ひざ

        

        

        

      
E07 D08
C10 D08
D08 E07
E07 D08

   

間合い

×
速攻 遅攻 猛攻 堅守 対応 パワー テク 闘志 沈着 安定 大勝 キラー
×      
 20年に十両優勝して11枚目から一気に新入幕。十両でも不安定な成績だっただけに不安視する声もあったが、定着に成功し、21年3月には10勝の活躍。同い年で三役経験のある豊ノ島も下手投げで破り、自己最高位の6枚目に。急成長が楽しみだったが、稀勢の里戦で強引な掛け投げで自爆、足に重傷を負ってこれまでの着実な歩みが水の泡に。治りが悪く、十両でも勝ち越せずにまた休場、下位まで転落してしまった。ご当地九州でようやく下げ止まって幕下転落は免れた。心機一転、再スタートを切りたい。
 重心の低さを生かした押し相撲。鋭い当たりから、前後左右への動きの良さが目立つ。組んでも取れるのも特長で、出し投げを打ちながら横から攻めて体格の不利を補う。

 引き足の速さは大きな特長。捕まえようとする相手からするりと逃げる。昨年は前へ出る力が増して活躍したが、ケガで持ち味の粘りがなくなっている。

「掛け投げ」  柔道経験もあるためか、足を飛ばすこともあるし、逆転の豪快な掛け投げも披露するが、昨年はこれが仇となった。これまでの対戦相手にはなかった稀勢の里の馬力を、半身で片足で踏ん張って投げに行ったが、支え切れ無かった。十両では何度か成功していたが、幕内で通用するにはしばらく封印。

  玉 鷲  前頭  モンゴル 片男波  26   190/155
  押し相撲型  [左右突き放し/左のどわ右抱え込み]    
D08 E06
左のどわ  3b
小手投げ  3c
右のどわ 3b
ハズ押し 3b
右おっつけ2b
モロ手突き2c
突っ張り  2c
左おっつけ2c
極め  2c
右上手投げ1d
切り返し  1e
突き落とし2c
掬い投げ1c
吊り   1e
はたき  2d
足取り  1e
ぶちかまし2c
<立合>
ぶちかまし3a
右突き放し2c
左のどわ  2d
モロ手突き2d
いなし    1e
右おっつけ2d
頭a肩d
胸d手c変化e
<心>
ツラ相撲
晩成型
<技> 
速攻
出足
挟みつけ
抱え込み

      
<体> 
右肘
懐深い
腰高
バッタリ
 

      
D09 C10
E07 E07
E06 E07
E07 E07

  

間合い

速攻 遅攻 猛攻 堅守 対応 パワー テク 闘志 沈着 安定 大勝 キラー
× × × ×    
 19年後半から急成長。幕下優勝で初の上位進出、ワンチャンスで関取に。十両も負け越し知らずで4場所で突破。20年9月新入幕を果たすが、なかなか定着できない。しかし、十両優勝で3度目の入幕となった11月場所は10勝を上げて幕内で通用するだけの地力を発揮した。22年の有望株。7枚目からスタートを切る。 
 長身のがっちりした体から繰り出す突き押しが武器。前に出る意識が強く、最近の押し相撲の力士には珍しく叩き込みなどの決まり手が少ない。突っ張りというよりもハズ、のどわを中心とした押し相撲タイプ。

 体力を生かした攻めが可能。これから上位で活躍するにはこれといった得意技が欲しいところではある。ちょっと前に落ちやすいか。

「極め」 190センチほどの体格を生かし、突き押しを凌いで差し込もうとする相手の腕を極めてしまうことも多い。右で極めて左の押しで挟みつけて出る攻めに迫力があり、二番目に多い決まり手は小手投げである。
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