現役力士データ　29年⑤新鋭力士

基本データ	四股名等の基本的なデータ年齢はその年の誕生日後のもの。取り口：相撲の取り方を独自の分類で表記（⇒相撲解体新書のページ参照）型　　：得意とする形　　得意技：公式のものに近い表記で体格　：身長は1cm刻み、体重は5kg刻みで掲載前後の平均的なもの。体格分類は「解体新書」参照
パラメータ持ち技リスト特性	パラメータ　15～１（0.5刻み）で表示。（上位項目はランクを併記。今年から基準変更）　S(15-14.5)A(14-13)B(12.5-11)C(10.5-9.5)D(9-8)E(7.5-6.5)F(6-4.5)G(4-) 体格：スケール感、重量感、懐の深さなど体格面の総合値力　：馬力、腕力、相撲力、小力などパワーに関する総合値足腰：バランス、踏ん張り、柔軟性など総合的な下半身の強さ速　：スプリント力、アジリティ、レスポンスなどスピードに関する総合値技　：相撲勘、前捌きの良さ、技の鋭さ、タイミングなど技能に関する総合値離　：突き、押し、引き技など離れて取った場合の総合的技量組　：寄り、投げ、その他組み合って取った場合の総合的技量それぞれに下位項目を設けているが、それ以外の要素も加味して計上している。吊り、極め、掛け(足技のみ)、足取り、反りは、最も代表的なものをピックアップ。持ち技リストは、数字がレベル（低１＜７高）、英字が頻度（多a>e少）を表す。決め技、崩し技は便宜上分けているが、それほど厳密に分類しているわけではない。（技名の前に左右がついていない場合は、どちらもある、または特に差がない場合。）特性は、心：精神面・癖、ジンクス、その他の特徴など　　　　　技：技量面、技リストで表しづらいテクニックなど　　　　　　体：体格・体力面、ケガなど詳細は、＜データ解説ver2.0＞を参照
サブチャート	■傾向　　●が指向の強さを表す。　（持ち味は剛か柔か、型を徹底するか多彩な取り口か、速攻かじっくり理詰めか、　気性・取り口は動か静か、四つに徹すか突き・押しに徹すか、四つは左・右どちらを狙うか） ■Ｖ争いの展開（上位陣のみ）/活躍の傾向は、得意・傾向が強い順に、「 ○、△、×、無印」で示す。 ■間合い:密（密着した状態。がっぷり胸を合わせた状態）接（廻しには手がかかるが、胸は合わせていない状態。向付、半身など）　　　　　　近（体は接しているが廻しには掛からない距離。押し合い、前さばきの応酬）　　　　　　離（体が離れ、突っ張りに適した距離）　　　　　　遠（遠距離。前掛かりに腕を伸ばして届く距離）　　　　　得意とする順に、☆＞◎＞○＞△＞×で示す。 ■総合値：パラメータの平均値。矢印は前年との比較（0.1以内の増減は「→」）
解説	略歴・前年評価・当年期待(29年1月時点)　/　取り口・パラメータとスキルに関するコメント

御嶽海最高位:小結　長野出身　出羽海部屋　25歳
取り口：前進型				型：左差し右押付		得意手：突き,押し,寄り		179cm/150kg 平均中肉
体格	E 7.0	懐	6.5	＜決め技＞突っ張り 4a モロ手突き2d モロハズ3c 肩透かし2c はたき 2c 左四つ寄り1c 両差し寄り1d 小手投げ1d 上手出投げ2c 掬い投げ　2d	＜崩し技＞右おっつけ3b 右のどわ　3c 右ハズ　　3c 左突き付け3c 左のどわ　3c 右突き放し2c いなし 3c 外掛け　２ｄ	＜立合＞ぶちかまし3a 右おっつけ1b 左ハズ　2c 左差し　2d 左上手　1e 　頭a肩d胸d 手c変化e	＜心＞速攻シンプルつっかけ	＜技＞回転○ 出足早差し身	＜体＞重心低い丸い体腰高
		重	7.5
力	D 8.5	馬力	9.0
		怪力	7.5
足腰	D 9.0	安定	9.0
		粘り	8.5
速	C 9.5	出足	9.5
		敏捷	9.0
技	D 8.5	技巧	8.0
		キレ	8.5
離	C 9.5	突	9.0
		押	9.5
		引	7.5
組	E 7.0	寄	8.0
		投	6.5
		捻	6.0

★略歴　　東洋大4年時に２冠を獲得、27年春幕下10枚目格付出資格を得る。出羽海部屋へ入門、久々の大物入門に沸く名門の期待に応えて年内に入幕を果たした。翌年には初の三賞、さらに新三役へ躍進。若手の旗頭として世代交代の舵を切れるか。

★前年　【上位躍進】初場所は好スタートから暗転、途中休場を挟んで何とか残留の星。しかし春10勝、夏は11勝で敢闘賞と連続二桁で前頭筆頭へ躍進。上位挑戦は照ノ富士を破ったものの5勝10敗と跳ね返されたが、翌場所5枚目で再び二桁10勝。部屋勢では17年の普天王以来となる三役を手中にした。

★当年　【上位突破】初の負け越しも経験したが、十分な戦果を得た。三役に何度か顔を出すくらいに安定した力をつけたい。実質2年目のジンクスも心配だが、いかに乗り切るか。

★取り口　　頭から当たって素早い突っ張りで前に出る。内から手が出てくるタイプの突っ張りで、相手の突き押しをすり抜けるように繰り出す。そして中に入ってのハズ押し、両差しでとどめ。肘の張りもよく、左を差しても前へ出られるし、先にいい形に組んで一気に攻める策も取る。あまり引き技には頼らない。

★パラメータ・スキル　（7.6→8.4）身体は大きい方ではないので、四つで取れるとはいえ止まると苦しい。リズムの良い相撲、スピード勝負を仕掛ける。

逸ノ城　最高位:関脇　モンゴル出身　湊部屋　24歳
取り口：スケール・堅牢型				型：右四つ両まわし		得意手：寄り、投げ		190cm/200kg 超巨漢肉厚
体格	Ｂ12.5	懐	12.5	＜決め技＞左上手投げ4b 右下手投げ3b 右四つ寄り3b 左前褌寄り3c 左四つ寄り2c はたき　　3b 小手投げ　2c 掬い投げ　2d 上手出投げ1d 突き落とし2d ガブリ寄り1d	＜崩し技＞右首捻り 4c 引き付け 4a 右腕返し 2c 抱え込み 2c 巻き替え 1d 極め　　　3b モロ手突き3d おっつけ　2c	＜立合＞左前褌　3b 右差し　2a 体当たり2b 右カチ上げ3c 張差し　1d 左上手　2c 引張り込み2c はたき　3d 頭e肩b胸a 手e変化d	＜心＞慎重つっかけ淡泊	＜技＞ワキ甘い被さり体入替え呼び込み右半身振り回し首押さえ	＜体＞リーチ長立ち腰腰痛
		重	13.0
力	Ｂ11.0	馬力	10.0
		怪力	12.5
足腰	F 6.0	安定	7.5
		粘り	5.5
速	F 6.0	出足	6.0
		敏捷	6.0
技	F 6.0	技巧	5.5
		キレ	6.5
離	E 7.5	突	8.0
		押	7.0
		引	7.5
組	C 9.5	寄	9.5
		投	10.0
		極	8.0

★略歴　　相撲留学、実業団を経て、26年1月外国人力士としては異例の幕下15枚目格付出。幕下、十両を2場所で突破。そして新入幕の秋場所で怪物と称される活躍。豪快な相撲で沸かせながら1敗で勝ち進み、46年ぶりの新入幕金星など1横綱2大関を倒した。白鵬には完敗で優勝は逃したが13勝、2場所目には関脇という新記録でニューヒーローとして期待されたが、三役にも定着できず低迷している。

★前年　【乱調低迷】1月は2勝13敗と散々。下位では大勝したが、上位復帰の5月は日馬富士から金星を獲ったものの二桁黒星。7月は好スタートも9勝どまり。そして9月は腰痛が悪化し全休。さらに平幕下位でもまさかの負け越し。負け方もあっさりしていた。腰痛が深刻か。

★当年　【臥薪嘗胆】調子がよければ、本来の重さが発揮される。実力を発揮できない苦しい時期が続くが、幕尻からダイエット作戦で復活を期す。

★取り口　　胸で当たって右四つ狙い。下手が取れれば十分で、振り回しての寄りを見せる。左上手にも掛かれば盤石。入幕当初は右が入らなくても右で首を抱えてひねりながらの豪快な上手投げが打っていたが、最近は右四つ左上手を取って早めの寄りを心掛ける。右半身になると攻め手がなくなり、長期戦になることも。

★パラメータ・スキル　（9.1→8.4）体重は200キロを大きく超え、持て余し気味。当初は腰の重さを支える太い足腰を評価していたが、腰痛の影響か粘りなく土俵を割る場面が目立ち、片手で振り回すような豪快なパワーも鳴りを潜めた。四つ相撲は若干まとまってきた感はあるが、ワキが甘く両差しを許して防戦に回るケースが目につく。200キロを割る大減量の可否は.....。立ち合いの踏み込みは良くなったようだ。

大砂嵐最高位:前頭筆頭　エジプト出身　大嶽部屋　25歳
取り口：パワー型				型：右差し左上手、上突張り		得意手：寄り、投げ		189cm/150kg 長身筋肉
体格	C10.0	懐	11.0	＜決め技＞上突っ張り4a 掬い投げ 3b 上手投げ 3b 右四つ寄り3b 上手出投げ3c はたき　3b うっちゃり2c 突き落とし3c 小手投げ 3c モロ手突き3c	＜崩し技＞張り手　　4a のどわ　2c 肩透かし1e 右突きつけ2c 両前褌寄り1e 両差し寄り1e 引きつけ　3b 吊り 1d 巻き替え1d	＜立合＞モロ手突き3b 左上手　 3b 右差し 1c はたき　　3c 右カチ上げ5c 体当たり2d おっつけ1d 頭d肩b胸c 手c変化d	＜心＞強引引き癖ツラ相撲ラマダン	＜技＞ワキ甘いバタ足棒差し呼び込み引張り込み	＜体＞腰高立ち腰内股筋肉質右上腕左肩両膝体質硬いケガ×
		重	9.0
力	C10.5	馬力	9.5
		怪力	11.0
足腰	E 6.5	安定	6.5
		粘り	6.5
速	D 8.0	出足	7.5
		敏捷	8.5
技	F 6.0	技巧	5.5
		キレ	7.0
離	D 8.5	突	9.0
		押	7.0
		引	9.5
組	D 8.5	寄	8.5
		投	9.0
		極	9.0

★略歴　　初のアフリカ人力士、イスラム教徒として話題を集め、番付についてからわずか8場所目で関取に。十両も連続10勝で25年九州には入幕。新入幕で初めての負け越しを味わうなど粗削りな相撲の弱点を露呈したが、パワーで武器に上位進出。横綱初挑戦から2日連続の金星を獲得したが、猛威を奮った顔面へのカチ上げが批判を浴びて封印、怖さは減退したが、体力を活かした相撲で一目置かれる存在。膝のケガのため休場がちで力を出し切れず十両に低迷。

★前年　【故障連続】怪我が多くてまともに場所を務められていない。27年九州で負った膝の怪我の治療のため、初場所を全休して十両陥落。13勝で優勝して力の違いを見せつけ、翌場所中位に復帰して9勝。早くも上位に復帰したが、また膝の怪我が振るわず初日から休場して十両陥落。今度は調子が戻らず、途中休場もあって負越してしまった。

★当年　【回復優先】繰り返し痛めている膝の状態が心配される。故障しないよう強引な相撲からの脱却を図っているが、ケガとの縁は切れない。

★取り口　　かつては裏拳のような手首を当てるカチ上げから張り手ぎみの荒っぽい突っ張り、叩きでねじ伏せた。長身を活かして右四つに組み止める相撲が向上しており、右はかいなが返る方ではないが突き付けるように使い、リーチある左で上手を引き付ければパワーが活きる。ムキになって張り手を繰り出し自滅することも。

★パラメータ・スキル解説　　（8.5→8.3）スピードは特筆するほどではないが、大柄の割に機敏に動き、激しい相撲を取る。右上腕を痛めたが怪力は健在。体力の生きる右四つの相撲は進化、出し投げも見せるようになった。力を発揮できるかは、膝の怪我次第。

琴勇輝　最高位:関脇　香川出身　佐渡ヶ嶽部屋　26歳
取り口：突押型				型：モロ手突き		得意手：突き		176cm/165kg 重量筋肉
体格	D 8.5	懐	6.5	＜決め技＞モロ手突き5a 右のどわ　4b 左のどわ　3c 引き落とし3b 上突っ張り4a 突き落とし2b 両差し寄り1d 掬い投げ 1e	＜崩し技＞右突き放し3b おっつけ　3c ぶちかまし2d 引っ掛け 1e 渡し込み 1d いなし　　2c	＜立合＞モロ手突き5b ぶちかまし3b カチ上げ　1d はたき　2d 突き落とし1d 　頭b肩e胸e 手b変化d	＜心＞突押徹底つっかけチョン立ち強行引き癖	＜技＞ワキ甘い電車道	＜体＞前掛り体質硬い腰高左ひざ
		重	9.5
力	B11.0	馬力	11.0
		怪力	10.5
足腰	E 7.5	安定	7.5
		粘り	7.0
速	D 9.0	出足	9.5
		敏捷	8.0
技	E 7.0	技巧	6.5
		キレ	8.0
離	B11.0	突	12.0
		押	10.0
		引	9.0
組	E 6.0	寄	6.0
		投	5.0
		極	6.0

★略歴　　高校相撲で実績を残し、中退して入門。期待通り３年半で関取、25年初場所には21歳で新入幕を果たした。1場所で陥落したが13勝2敗で十両優勝し復帰、着実に力をつけていたが、九州で左膝に重傷を負った。回復まで時間はかかったが、持ち味の突き押しが通用し始めて28年には上位でブレイク、関脇に昇進した。審判部にも注意され、立合い前のひと吠えはついに封印。

★前年　【大躍進】初場所は自己最高位の4枚目で9勝。筆頭に進んだ春は、初の上位総当たりだったが、3日目日馬富士を押し出す初金星、さらに2大関を破って横綱大関戦を終えると、そのまま一つも落とさず12勝3敗。優勝争いに絡んで殊勲賞を獲得した。予想以上の成長を見せて夏は小結を飛び越して新関脇。鶴竜を押し出すなど1横綱2大関を破ったが、惜しくも7勝8敗で連続勝ち越しは６でストップ。三役定着が期待された名古屋は2勝に終わって快進撃はひと段落したが、翌場所8枚目では当然のように10勝。力をつけた。

★当年　【旋風再び】28年、最も伸びた力士と言っても過言ではない。名古屋場所は大敗したように少し覚えられた感はあるが、まだまだ力をつけていけるはず。押し相撲らしく波に乗って嵐を起こしてほしい。

★取り口　　徹底した突き押し相撲。重いモロ手突きで先制して、そのまま突っ張り、モロ手突きでとどめを差すのが得意の形。モロ手突きの連発で決めることもある。はたきもあり、立ち合いでもたまに見せるが、絶好調時はそれに頼らない。

★パラメータ・スキル　　(7.7→8.6）　身体も一回り大きくなり、急激に力を増した。突き押しを受けていた横綱大関が予想以上の威力に後退する場面が目立った。警戒されてくる今年は、機敏さも磨きたい。

千代鳳　最高位:小結　鹿児島出身　九重部屋　26歳
取り口：押し相撲型				型：左四つ/右四つ両廻し		得意手：押し、寄り		179cm/180kg 重量肉厚
体格	C 9.5	懐	7.0	＜決め技＞吊り寄り　3b 左差し寄り3b 右前褌寄り2c 突っ張り　2c 両差し寄り2c モロ手突き2c はたき　 2c 右下手投げ3b 掬い投げ 2d 首投げ　　1e	＜崩し技＞右のどわ 4c おっつけ　3b ハズ押し　2c ひねり　1d 外掛け　1e たぐり　　2d 引きつけ3b 左腕返し2c 突き付け 2c 浴びせ倒し2d	＜立合＞ぶちかまし3a 両差し　　3c おっつけ 2b 左差し　　2c 右のどわ　3c モロハズ　2b 突き落とし2d 頭a肩e胸e 手d変化e	＜心＞ご当所○ 強引ツラ相撲顔から立合遅い	＜技＞逆四つ○ 棒差し	＜体＞前傾○ 丸い体巨腹体質柔軟重心低い反り身内股ケガ× 左膝左ひじ
		重	10.5
力	E 7.0	馬力	7.0
		怪力	7.0
足腰	C10.0	安定	10.5
		粘り	8.5
速	E 6.5	出足	7.0
		敏捷	7.0
技	E 6.5	技巧	7.0
		キレ	6.5
離	D 8.5	突	7.5
		押	9.0
		引	7.5
組	E 7.5	寄	8.0
		投	7.0
		吊	7.0

★略歴　　入門当初は５場所連続で休場と苦しんだが、回復すると高い能力を見せ順調に出世。24年春に10代で関取となる。25年に入幕。1場所で陥落したが、再入幕から2場所で新三役に昇進した。家賃が高いと思われたが、横綱鶴竜、大関琴奨菊を正面から破り5勝。期待の若手として兄千代丸とのコンビで売り出したが、膝の怪我で十両陥落するなどその後は怪我で停滞している。

★前年　【停滞続く】前々年に続いて初場所2日目から休場。再出場して何とか幕内残留。以後3場所連続勝ち越して4枚目まで戻したが、1つしか勝てずに途中休場。相変わらず怪我が多い。

★当年　【復活期待】下位でも大勝ちできず、存在感が薄れている。身体を鍛え直して上位に嫌がられる相撲を取りたい。

★取り口　　　基本的には押し相撲だが、四つになることも多い。一気に出るスピードはないが、腰が重く差して寄っていく力がある。どちらかといえば左差しが十分、頭をつけて差し手を突き付けるように出るか、吊り寄り気味に持っていく。低さ、前に落ちない下半身の安定感を活かして相手に引かせるのが持ち味。

★パラメータ・スキル　（7.9→7.9）突き押しで出ながらの差し身が持ち味。元は四つ相撲で、組むと意外に多彩な技がある。投げは下手からの方が得意。柔らかさ、足腰の良さもあるが、ケガが多いので無理な残し方は心配。重心低く前傾姿勢で、引き技に落ちないしぶとさが魅力。

貴ノ岩　最高位:前頭三　モンゴル出身　貴乃花部屋 26歳
取り口：正攻法型				型：左四つ右前褌、突張り		得意手：押し、投げ		181cm/145kg 平均筋肉
体格	E 7.0	懐	7.0	＜決め技＞右上手投げ3b 上手出投げ3b 右前褌寄り3c 左前褌寄り2c 下手出投げ3d 突っ張り 2c はたき 3b 下手投げ 3c 掬い投げ 3c うっちゃり 2d	＜崩し技＞左おっつけ2b 右おっつけ2c のどわ　　2c まわし切り4c 巻き替え　2c 投げ寄り　2d 外掛け　2b 裾払い　　1d 二枚蹴り　1d 切り返し　1d 吊り　 1d	＜立合＞ぶちかまし3b 右前褌　　3b 左前褌　2d 体当たり　2c 張差し　 2d 左ハズ　　2b 右おっつけ2b はねあげ1d 頭a肩c胸d 手d変化e	＜心＞番付運× ムラッ気寸前× ツラ相撲チョン立ち	＜技＞ヒザ送り足癖まわりこみ	＜体＞足腰柔軟前掛かりバッタリ左足首
		重	7.0
力	E 7.5	馬力	7.5
		怪力	8.0
足腰	D 9.0	安定	8.5
		粘り	9.0
速	D 9.0	出足	8.0
		敏捷	9.5
技	D 8.5	技巧	8.5
		キレ	9.0
離	D 8.0	突	8.0
		押	8.0
		引	8.0
組	D 8.5	寄	8.0
		投	9.0
		掛	9.0

★略歴　　鳥取城北高への留学を経て入門した貴乃花部屋初の外国人力士にして、初の新入幕力士。1年で幕下上位まで進出したが一時停滞。故障で三段目落ちしたが、復帰してから一気に関取まで走った。番付運も悪く十両では1年半もまれたが、26年初場所で新入幕。2場所目で10勝したが、それ以外は勝ち越せずにいた。28年になってようやく定着、初の三賞も得て、飛躍が期待される。

★前年　【上位進出】4度目の入幕を果たした初場所で約2年ぶりの幕内勝ち越し。名古屋は10枚目で12勝を挙げて敢闘賞を受賞。終盤は三賞を争う実力者の宝富士、嘉風にも真っ向勝って7連勝で締めた。翌場所は3枚目、初めての横綱大関対戦圏。両関脇を破り照ノ富士も出し投げで下して大関戦初勝利と前半は健闘したものの、上位の層は厚く5勝止まり。

★当年　【開眼間近】今年こそ定着、その上を狙うという期待には十分応えた。きっかけをつかめば一気にブレイクする要素を持っていると思う。

★取り口解説　　おっつけなどである程度押し込みながら四つに組んで勝負するが、そのまま突き押しで前に出ることも。得意の形がはっきりしないが、左四つで右の浅い上手を取ると形が良く、多彩な技が出る。器用さゆえか、相手に合わせた取り口が目立つ。

★パラメータ・スキル解説　　（7.6→8.2）ついに幕内で通用。力も技も速さもあり、組んでも離れても取れる万能型。体格的には平均よりやや下回るだけに、際立った型や技が欲しい。左右への体の開きは鋭い。

大栄翔最高位:前頭九　埼玉出身　追手風部屋　24歳
取り口：突押型				型：突っ張り		得意手：突っ張り		180cm/150kg 小兵中肉
体格	E 6.5	懐	6.0	＜決め技＞突っ張り　3c モロ手突き3b モロハズ 3b 左のどわ 3b 上手投げ 2d はたき　2d うっちゃり 2d ちょん掛け1e 突き落とし2d	＜崩し技＞右おっつけ3b 右ハズ　3c いなし　3b はねあげ2d いなし　1d 引っ掛け1e 下手ひねり1e	＜立合＞ぶちかまし2b モロ手突き2c 右突き放し3c 　　頭a肩e胸d 手b変化d	＜心＞速攻	＜技＞出足早ノビ○	＜体＞重心低い前掛り
		重	6.5
力	E 7.5	馬力	7.5
		怪力	7.5
足腰	E 7.5	安定	7.5
		粘り	7.5
速	C 9.5	出足	9.5
		敏捷	9.5
技	E 7.0	技巧	7.0
		キレ	7.5
離	D 8.5	突	8.5
		押	8.5
		引	8.0
組	Ｆ 6.0	寄	5.5
		投	7.0
		捻	6.5

★略歴　　　埼玉栄高で実績を残し、24年春大翔栄のしこ名で初土俵を踏むと、序ノ口優勝デビューなど期待どおり1年で幕下へ。一度陥落するが三段目優勝で幕下上位へ進出すると、1年ほどもまれた末に26年7月新十両。中位から下位で停滞していたが、初めて上位に上がった27年7月、ワンチャンスで新入幕を決めた。

★前年　【幕内十番】初場所で2度目の入幕を決めると、春場所は初の幕内勝ち越しを二けた勝利で飾り前頭一桁へ。波に乗るかと思われたが、翌場所からは６、５、５と星が伸びず十両陥落となった。

★当年　【幕内定着】地力を磨く時期。ひと回り大きくなり、馬力を増せば得意の押し相撲で出世できそう。十両2枚目に戻し、3度目の入幕を狙う。

★取り口解説　　小兵ながら腕の伸びの良い突っ張りが武器。動きがよく、馬力で劣る相手にもいなしを駆使しながら懐に入ってのハズ押しなどで対応。元は四つ相撲で、左を差すとしぶとく、豪快なうっちゃりもある。

★パラメータ・スキル解説　　（7.5→7.5）スピードを活かして出足で一気に出るが、やや前掛りで、押し込みながら前に落ちるたり、後ろに回られる場面が目立つ。なかなか力も強そうだ。

平成29年　＜home＞＜データ解説＞＜現役＞＜平成＞＜昭和＞
上位陣	白鵬日馬富士鶴竜琴奨菊稀勢の里豪栄道照ノ富士
三　役	髙安栃煌山栃ノ心隠岐の海嘉風宝富士魁聖玉鷲勢
古　参	豪風松鳳山荒鷲安美錦豊響北太樹佐田の富士蒼国来阿夢露豊ノ島
中　堅	妙義龍碧山遠藤千代大龍臥牙丸佐田の海德勝龍旭秀鵬誉富士千代の国英乃海青狼
新　鋭	御嶽海逸ノ城大砂嵐琴勇輝千代鳳貴ノ岩大栄翔
新入幕	正代輝大翔丸明瀬山錦木北石番磨千代翔馬北勝富士石浦

剛○●●■●○○柔			型○●●■●○○彩			速●●●■●○○理
動●●●■●○○静			四○○●■●●○押			左○●●■●○○右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	8.4↑
	○	△	○	○	○	△	×

剛○●●■●○○柔			型○●●■●○○彩			速○○●■●●●理
動○○○■●●○静			四○○●■●●○押			左○○●■●●●右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	8.4↓
△	◎	×	◎	△	×	△	○

剛●●●■○○○柔			型○○●■●○○彩			速○●●■●○○理
動●●●■●○○静			四○●●■●●○押			左○○●■●●○右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	8.3↓
○	△		◎	○	△	△	○

剛●●●■○○○柔			型●●●■●○○彩			速●●●■○○○理
動●●●■○○○静			四○○○■●●●押			左○○●■○○○右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	8.6↑
△	○		×	×	○	○	◎

剛○○●■●●○柔			型○○●■●●○彩			速○●●■●○○理
動○●●■●●○静			四○○●■●●○押			左○●●■●●○右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	7.9→
△	△		△	○	◎	○	△

剛○●●■●○○柔			型○●●■●●○彩			速○○●■●●○理
動●●●■●○○静			四○○●■●●○押			左○●●■●●○右
活躍型			間合い					総合値
殊勲	大勝	安定	密	接	近	離	遠	8.2↑
	○		△	◎	△	○	△