現役力士データ
２０１３年（平成二五年）
最近入幕してから力をつけている力士たち。
この中から将来の横綱大関が誕生するだろうか。
| パラメータ
技リスト スキルリスト |
重（総合的な重さ）、力（総合的な力の強さ）、速（総合的なスピード）技（総合的な技能）、バ（身体バランスの良さ） 技リストは、数字がレベル（低１＜５高）英字が頻度（多a>e少）を表す。 |
| サブチャート | ■間合い：密 （密着した状態。がっぷり） 接 （廻しには手がかかるが、胸は合わせていない状態。食い下がり、半身など） 近 （体は接しているが廻しには掛からない距離。おっつけ、ハズなど前捌きの応酬が見られる） 離 （離れて突っ張りに適した距離。）、 遠 （遠距離。リーチを生かした突きがあれば一方的に攻められる間合） ■その他各パターン・傾向の得意不得意、傾向の強さ。☆＞◎＞○＞△＞× |
| 解説 | 現況（25年1月） / 得意技・パラメータなどの解説 /注目ポイント |
| 臥牙丸 最高位:小結 グルジア出身 木瀬部屋 26歳 | |||||||||
| 取り口：前進・パワー型 | 型：左おっつけ右のどわ | 得意手：寄り、突押 | 188cm/210kg 超巨漢肉厚 | ||||||
| 重 | B12.0 | 寄 | E 7.5 |
モロ手突き4a 右ハズ押し2a 左おっつけ3b 右突き放し2c 極め 3a がぶり寄り2c はたき 2c 小手投げ 2d のどわ 3b |
腕返し 1c 素首落とし2d 突っ張り 1d 掬い投げ 2c モロハズ 2c 外掛け 2d 引き落とし2d 左差し寄り2c 渡し込み 1d |
＜立合＞ 右のどわ 3b ぶちかまし2b カチ上げ 2c 左おっつけ2c 左差し 2c はたき 1d 頭b肩d胸c 手b変化d |
＜心＞ ツラ相撲 強引 晩成型 初日× |
＜技＞
出足 詰め× 引張込み ワキ甘い |
＜体＞ 腰高 懐深い ユルフン |
| 力 | B12.0 | 押 | C11.0 | ||||||
| 速 | F 5.5 | 投 | E 6.0 | ||||||
| 技 | F 5.5 | 粘 | E 7.0 | ||||||
| バ | F 5.5 | ス | E 6.5 | ||||||
|
間合い |
||||
| 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| △ | × | ○ | ◎ | △ |
| 速攻 | 遅攻 | 柔 | 剛 | 猛攻 | 堅守 | 型 | 対応 | パワー | テク | 闘志 | 沈着 | 安定 | 大勝 | キラー |
| ○ | △ | × | ◎ | ◎ | × | ◎ | × | ◎ | × | ○ | △ | ○ |
| ★略歴・近況 敢闘賞の活躍で上位に進出した23年11月はわずか２勝と跳ね返されたが、翌場所は12勝と自慢の馬力が炸裂。２場所ぶりの敢闘賞を手土産に春場所は新三役に昇進した。しかし上位相手にはなかなか通用せず６勝に終わる。7枚目に落ちた名古屋では10勝と中位では抜けた実力を見せつけたものの、上位対戦圏ではなかなか勝ち越せない。体力以上のものを発揮しないと壁は破れない。 ★25年展望・続報 強豪に打ち勝つ型を身につけて、まずは再三役を。中位での大勝ち・三賞も期待できるが、小幅でも平幕上位で勝越して実力を示したい。攻略法を練られてパワーを生かしきれないことが増えている。動ける程度に体重をコントロールしたい。 |
| ★取り口解説 巨体をぶつけてからの突き起こしが武器。右のどわを効かせた前進力は脅威的で、一気に突いて出ることが多い。引き技に頼らず、前へ前へと出ていく相撲だ。根は左四ツで自分から左を差して右で抱えて寄る形も圧力があり、これから安定して勝っていくには武器にしたい形だ。 ★パラメータ・スキル解説 大迫力の上体のわりに足は細めでバランスが悪そうだが、多少の揺さぶりには対応する足腰の強さは持ち合わせる。差されて苦しくなる負けパターンが多い。ツラ相撲は相変わらずで、初日を落とし続けている点も改善したい。 |
| ★ピックアップ ■部屋初の三役 春場所の三役は、北の湖部屋にとっても初めてだった。5月場所から再興された木瀬部屋所属に戻り、こちらでも初の役力士となりたい。 |
| 碧 山 最高位:小結 ブルガリア出身 春日野部屋 27歳 | |||||||||
| 取り口：前進型 | 型：左差し右上手/突っ張り | 得意手：寄り、突押 | 190cm/175kg 大型肉厚 | ||||||
| 重 | C10.0 | 寄 | D 8.5 |
右四ツ寄り3a 左前褌寄り2b 左上手投げ2b モロ手突き2b 突き落とし2c 突っ張り 3b はたき 2c 右のどわ 3c 小手投げ 2c |
上突っ張り1c ハズ押し 2c 掬い投げ1d いなし 1d 蹴返し 2e |
＜立合＞ 左おっつけ2a 右のどわ3b 右差し 2c 張差し 1d 抱え込み2d 張差し 1d 頭a肩d胸d 手c変化e |
＜心＞ 引き癖 |
＜技＞
向う付け ワキ甘い |
＜体＞ 懐深い 腰痛 |
| 力 | C10.0 | 押 | D 9.0 | ||||||
| 速 | E 6.5 | 投 | E 7.0 | ||||||
| 技 | E 6.5 | 粘 | E 7.0 | ||||||
| バ | E 7.0 | ス | D 8.0 | ||||||
|
間合い |
||||
| 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ◎ | ◎ | × | ○ | × |
| 速攻 | 遅攻 | 柔 | 剛 | 猛攻 | 堅守 | 型 | 対応 | パワー | テク | 闘志 | 沈着 | 安定 | 大勝 | キラー |
| ○ | △ | △ | ○ | ○ | × | ○ | △ | ○ | △ | ○ | △ | ○ |
| ★略歴・近況 21年の入門からスピード出世。幕下上位で１年停滞したが、十両は幸運もあり２場所突破。23年11月の新入幕では敢闘賞の活躍を見せた。自己最高位となった24年5月にも11勝、候補者多数のため三賞からは漏れたが上位進出に成功。すると翌場所、初の上位戦で琴奨菊に勝ったものの１勝６敗と苦戦したものの、そこから急激に巻き返して勝越し。新三役を射止めた。 ★25年展望・続報 入門からわずか３年での新三役。だがさすがに家賃が高く役力士に全敗、４勝に終わった。同時期に上がってきた東欧勢の臥牙丸には負けたくない。どちらが先に再三役を果たすか。 |
| ★取り口解説 右四つで上手を引きつけ、または突き放して前に出る相撲。大柄ながら腰の下りた寄り身はなかなか形が良いが、全体にまだ荒いところが見られる。守勢に回ると案外脆く、引いてしまう癖も出る。 ★パラメータ・スキル解説 圧倒的ではないが、力強さが感じられる。押し、寄りは半々。しばらくどちらかに徹するのも一つだ。技を磨けば腰の重い四つ相撲で勝負できるが、現状やや脇の甘さが目に付く。 |
| ★注目ポイント ■田子ノ浦魂 24年２月、師匠田子ノ浦が急逝。弟子たちは出羽海部屋と春日野部屋に分かれて移籍した。部屋頭の碧山は春日野部屋所属となり、栃煌山、栃ノ心らと競い合う環境に。亡き師匠は現役時代、鳴り物入りで入門した久島海。大きな期待にもかかわらず遂に三役に届かなかったが、初めて育てた関取が悲願の三役の座を勝ち取った。 |
| 松鳳山 最高位:前頭筆頭 福岡出身 松ヶ根部屋 29歳 | |||||||||
| 取り口：突押・技能型 | 型：左差し右上手/突っ張り | 得意手：押し、投げ | 177cm/135kg 小兵中肉 | ||||||
| 重 | E 6.5 | 寄 | E 7.0 |
右上手投げ3a 上手出投げ2b 下手出投げ2d 掬い投げ 3b モロ差寄り2c 上突っ張り3b 左腕返し 2b 右前褌寄り2c モロ手突き3b |
小手投げ2d 下手投げ2c ハズ押し2c 内無双 1e 渡し込み 1d 肩透かし2c 突き付け 2b ひねり 2d 巻き替え 2c |
＜立合＞ モロ手突き3a モロ差し 2c 左差し 2c 張差し 2c 右喉輪 2d 右上手 2d 頭c肩b胸d 手b変化d |
＜心＞ にらみ 仕切り遅い スロ‐スタ-ト 尻上がり 晩成型 |
＜技＞
俵伝い まわりこみ 回転○ 速攻 |
＜体＞ 重心低い 敏捷 上体柔軟 リーチ伸 |
| 力 | D 9.0 | 押 | D 9.0 | ||||||
| 速 | C10.5 | 投 | D 9.0 | ||||||
| 技 | C10.0 | 粘 | D 9.0 | ||||||
| バ | D 8.0 | ス | D 8.5 | ||||||
|
間合い |
||||
| 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| △ | ○ | ◎ | △ | × |
| 速攻 | 遅攻 | 柔 | 剛 | 猛攻 | 堅守 | 型 | 対応 | パワー | テク | 闘志 | 沈着 | 安定 | 大勝 | キラー |
| ○ | △ | △ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | △ |
| ★略歴・近況 急激に力をつけた28歳。新鋭と言える勢いだ。賭博処分明けから変身。連続幕下優勝で十両に復帰すると、十両も2場所で突破して23年ご当初九州で新入幕。正攻法の相撲で着実に番付を上げ、24年7月は3枚目で勝越し。東前頭筆頭の秋場所は上位の壁に阻まれたが、ご当初九州では序盤３大関撃破で大いに盛り上げ、部屋初の三役昇進を決めた。 ★25年展望・続報 大関相手にも取り口を工夫して見事に対応。上を狙うなら今の勢いを生かすしかない。 |
| ★取り口解説 立合いのモロ手突きで先制し、回転の速い突っ張りをアゴの辺をめがけて繰り出す。突っ張りだけでなく、左四ツで右の浅い上手を引いても十分。出し投げや、深く差しての掬い投げ、体に似合わぬ豪快な右上手投げと動きの中から鮮やかな技を決める。特に大きな上位相手には突っ張りでは分が悪いとみるや、両差しの相撲で翻弄。狙ってできるところがすごい。モロ手突きの立合いが多かったが、四つ持ち込む立合いも使い始めている。しかし頭をつけることはめったになく、力相撲。 ★パラメータ・スキル解説 持ち味は速攻と素早い動き。柔軟な肩関節から繰り出す突っ張りは伸びがあって見た目以上に威力がある。体は大きくないが力相撲も取り、胸があった状態から強引な投げを打てる。上位相手に苦戦していることはあるが、序盤の出遅れから最終盤に粘って連勝というパターンが多い。十両復帰後、千秋楽は１年以上全勝だった。 |
| ★注目ポイント ■眼光 幕内経験1年ながら、眼光鋭く色黒、胸毛の風貌は長年取っているかのような貫禄。 |
| 髙 安 最高位:前頭筆頭 茨城出身 鳴戸部屋 23歳 | |||||||||
| 取り口：突押型 | 型：突っ張り/左四つ右上手 | 得意手：突押、寄り | 187cm/155kg 中型筋肉 | ||||||
| 重 | D 8.0 | 寄 | E 7.5 |
上突っ張り3a モロ手突き2a 左四ツ寄り2c 上手投げ 2c おっつけ 2b はたき 2b ハズ押し 2c のどわ 2c 左腕返し 2b |
廻し切り 2c 張り手 1d 上手出投げ2c 掬い投げ 2c 突き落とし2c 腕捻り 1c 外掛け 1d 小股掬い2d ひねり 2d |
＜立合＞ ぶちかまし2b モロ手突き2c 右のどわ 2c 張差し 1d おっつけ 2c 突き落とし1e 頭b肩d胸e 手c変化e |
＜心＞ 引き癖 強引 ツラ相撲 気迫 詰め× |
＜技＞
ワキ甘い |
＜体＞ 腰高 |
| 力 | D 9.0 | 押 | D 9.0 | ||||||
| 速 | D 8.0 | 投 | D 8.0 | ||||||
| 技 | E 6.5 | 粘 | E 7.5 | ||||||
| バ | D 8.0 | ス | D 9.0 | ||||||
|
間合い |
||||
| 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | ◎ | ○ | △ | × |
| 速攻 | 遅攻 | 柔 | 剛 | 猛攻 | 堅守 | 型 | 対応 | パワー | テク | 闘志 | 沈着 | 安定 | 大勝 | キラー |
| △ | ○ | △ | ○ | ○ | △ | ◎ | △ | △ | ○ | △ | ○ | ○ |
| ★略歴・近況 23年7月に新入幕を果たした平成生まれの若武者。幕内でも大きな壁に当たることなく上位へ乗り込んだが、さすがに役力士には通用せず。中位では大勝ちする力を見せており、24年９月は兄弟子稀勢の里とともに全勝ターンと盛り上げた。ただ７月は前半平幕に８連敗、好調だった９月も最後に３連敗し三賞を逃すなど、平幕相手でも流れを失えばガタガタと崩れるあたり、まだ本物の実力は固まっていないか。 ★25年展望・続報 将来性を感じさせる大物。活躍しながらまだ縁のない三賞、上位で勝ち越しての新三役が今年の目標となるが、目先の星に走らず三役定着できるだけの安定した相撲を身につけたい。 |
| ★取り口解説 激しく突っ張って前へ出る相撲が中心。幕内昇進後は突き押しが目立つが、左四つでも相撲を取れる。さらに馬力相撲を追求して地力を磨きたいが、突っ張りの他に型を作れば安定感も増しそう。 ★パラメータ・スキル解説 体型的に腰高で、懐に入られやすい当たりは兄弟子稀勢の里同様。寄って出た時に逆転技をよく食う。連勝連敗の多い方で、特に前半は激しい。24年はそれぞれ初日から、春５連勝、夏７連敗、名古屋８連敗、秋８連勝、九州は４連敗が２度と両極端だった。 |
| ★注目ポイント ■立合い かます立合いが中心だが、上背のある方なのであまり頭を下げても流れが悪い。カチ上げ気味に当たって突き放す立合いがスムーズに映る。元来器用なのか張り差しを狙ったりもするが、ワキの甘さと腰高を助長する懸念がある。 |
| 魁 聖 最高位:前頭筆頭 ブラジル出身 友綱部屋 27歳 | |||||||||
| 取り口：本格型 | 型：右四つ左上手 | 得意手：寄り、突押 | 193cm/170kg 大型中肉 | ||||||
| 重 | C10.5 | 寄 | D 8.5 |
右四ツ寄り3a 突っ張り 2b 右突き放し3c 左おっつけ2a モロ手突き1d 右腕返し 2c 左上手投げ2d 掬い投げ 1d 小手投げ 1d |
巻き替え 1c 引きつけ 2b 極め 2c はたき 1d ハズ押し 2c モロハズ 1d |
＜立合＞ モロ手突き2b 右差し 1b あてがい 2c 右カチ上げ2c 右突き放し2c はたき 1e 頭b肩c胸c 手c変化e |
＜心＞ ツラ相撲 調整× 詰め× 息切れ スタート○ |
＜技＞
がっぷり○ ワキ甘い 引張り込み 被さり 外四つ |
＜体＞ 腰高 懐深い アゴ上り バッタリ 腰痛 |
| 力 | C10.5 | 押 | D 8.5 | ||||||
| 速 | E 6.5 | 投 | E 7.5 | ||||||
| 技 | E 6.0 | 粘 | E 6.5 | ||||||
| バ | E 6.0 | ス | E 7.5 | ||||||
|
間合い |
||||
| 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ◎ | ○ | × | △ | × |
| 速攻 | 遅攻 | 柔 | 剛 | 猛攻 | 堅守 | 型 | 対応 | パワー | テク | 闘志 | 沈着 | 安定 | 大勝 | キラー |
| △ | ○ | × | ◎ | △ | ○ | ○ | △ | ○ | × | △ | △ | ○ |
| ★略歴・近況 技量審査場所で新入幕、初日から９連勝で敢闘賞。怪物登場かと大きな期待を寄せられたが、その後は腰痛が出て不振に陥りまさかの十両陥落となった。ここから巻き返しに成功。馬力も戻り、復帰２場所目の名古屋は11勝４敗で2回目の敢闘賞。自己最高位の筆頭に上がった秋場所では、初日把瑠都から上位戦初勝利。健闘したが千秋楽に負け越して惜しくも新三役を逃した。 ★25年展望・続報 先述の把瑠都戦も相手の怪我によるところが大きく、まだ上位の前には通用していない。上位定着してハイレベルで揉まれて開花のときを待つ。 |
| ★取り口解説 どっしりとした腰の重そうな体格。右四つに組んで左上手を取れば力強いが、右差しの厳しさはまだまだ。たまに突っ張って出る馬力もある。 ★パラメータ・スキル解説 もう少し腰を低く構えられれば重さが活きる。被さりぎみなのでひねりなどの揺さぶりには弱い。腰の具合が悪いと前にも落ちやすい。体力は十分、速さはなくとも技能を磨きたい。序盤はうまく立ち上がるが、終盤は腰に負担が来るのか落ち込む傾向にある |
| ★ピックアップ ■新入幕での活躍 ５月場所、新入幕ながら勝ちっぱなしで勝越し第一号となる。９連勝は佐田の海以来31年ぶりの記録。大鵬の１１連勝に迫る勢いだった。恵まれた体、荒削りながらも正攻法の相撲。将来性を期待する声は多い。 |
| 舛 ノ 山 最高位:前頭四 千葉出身 千賀ノ浦部屋 23歳 | |||||||||
| 取り口：前進・パワー型 | 型：左ハズ右喉輪/左差し | 得意手：突き、押し | 180cm/180kg 重量肉厚 | ||||||
| 重 | C10.0 | 寄 | E 7.5 |
突っ張り 3a 左差し寄り2c 左のどわ 3a 右のどわ 3a 右小手投げ2c 左掬い投げ3b はたき 2b 小手投げ 2d 突き落とし2b |
モロ差寄り1d ハズ押し 1d 左腕返し 3b 突き付け 1e がぶり寄り2c 外掛け 2d 廻し切り 2c 極め 2c 上手投げ 2c |
＜立合＞ ぶちかまし3b のどわ 3b 右おっつけ1c モロ手突き2c 体当たり 2c 左差し 1d 頭b肩c胸e 手c変化e |
＜心＞ 気迫 突押徹底 強引 速攻 詰め× 強行 |
＜技＞
出足 呼び込み ワキ甘い 左半身
|
＜体＞ 丸い体 左足首 左肩 ケガ× |
| 力 | D 9.5 | 押 | D 9.5 | ||||||
| 速 | E 7.0 | 投 | D 8.5 | ||||||
| 技 | E 7.0 | 粘 | E 6.5 | ||||||
| バ | E 7.0 | ス | G 3.0 | ||||||
|
間合い |
||||
| 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| × | △ | △ | ◎ | ◎ |
| 速攻 | 遅攻 | 柔 | 剛 | 猛攻 | 堅守 | 型 | 対応 | パワー | テク | 闘志 | 沈着 | 安定 | 大勝 | キラー |
| ◎ | × | △ | ○ | ◎ | △ | ○ | △ | ◎ | × | ◎ | × |
| ★略歴・近況 高安とともに平成生まれの先頭を行く若手力士。22年に入って急激に力をつけて新十両、翌年新入幕を果たす。しかしその新入幕場所で足首を痛めて途中休場。その影響で本来の相撲が取れず十両で苦闘が続いた。怪我の回復とともに調子を取り戻し、24年7月再入幕。気迫のこもった押し相撲で11勝４敗、敢闘賞を受賞した。九州は自己最高位、序盤で肩を痛めながら気迫のこもった相撲は変わらず大関琴奨菊から初銀星。 ★25年展望・続報 上位に顔を出して横綱大関相手に全力で挑戦する姿が見たい。TVでもよく取り上げられて人気も上昇中。 |
| ★取り口解説 丸い体でガツンと当たって怒涛の勢いで突っ張って出る。捕まりかけると左から思い切り掬うか右から小手に振って相手にまわしを許さず、決して止まらずに攻め続ける。押し相撲のわりにやや簡単に差しすぎる嫌いがあるが、左の返しは強い。真上から振りかぶるような叩きは激減している。 ★パラメータ・スキル解説 先天的に肺が小さく長い相撲が取れないという致命的なハンデを抱える。そのため意地でも速い相撲を取ることに徹し、多少強引だろうが思い切って攻め続ける。毎番後腕を右手で支えるほどに左肩を痛めながら、その左で返して掬って前に出る根性は見事。 |
| ★注目ポイント ■平成生まれ対決 高安との対決は十両まで全敗。24年秋場所では、高安が10勝４敗で勝てば敢闘賞、舛ノ山は７勝７敗でお互い譲れない千秋楽に幕内初顔合わせ。戦前の予想は不利だったが、相手を上回る気迫で押し出し。 |
| 栃乃若 最高位:前頭筆頭 出身兵庫 部屋 25歳 | |||||||||
| 取り口：スケール型 | 型：左四つ右上手 | 得意手：寄り | 195cm/170kg 巨人中肉 | ||||||
| 重 | C11.0 | 寄 | D 8.0 |
左四つ寄り3b 右上手投げ2b モロ差寄り3b 浴びせ倒し2c はたき 2c 下手投げ 1d モロ手突き2c 腕返し 2b 跳ね上げ 2c |
巻き替え 1c 廻し切り 1d 突き落とし1d 引きつけ 2b 突っ張り 1c 右おっつけ2d 切り返し 1e 右差し寄り2d 泉川 1d |
＜立合＞ モロ差 2c 左差し 2c あてがい1b カチ上げ1d 左上手 1d 右上手 1d 頭d肩c胸a 手e変化d |
＜心＞ 勝負弱い ツラ相撲 連敗癖 |
＜技＞
差し身 引張り込み 肩腰上手 体入替え 受身○ |
＜体＞ 懐深い 前傾○ アゴ上り 腰高 上体柔軟 右肘 |
| 力 | D 8.5 | 押 | E 7.5 | ||||||
| 速 | E 7.0 | 投 | E 7.5 | ||||||
| 技 | E 7.0 | 粘 | D 8.0 | ||||||
| バ | E 7.5 | ス | D 8.0 | ||||||
|
間合い |
||||
| 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| ○ | ◎ | △ | △ | △ |
| 速攻 | 遅攻 | 柔 | 剛 | 猛攻 | 堅守 | 型 | 対応 | パワー | テク | 闘志 | 沈着 | 安定 | 大勝 | キラー |
| △ | ◎ | ◎ | × | × | ◎ | △ | ○ | ○ | △ | △ | ○ |
| ★略歴・近況 低迷する元高校横綱。22年の新十両から３場所で新入幕。その後も着実に番付を上げて注目の大器と期待されていたのが１年前。大関をも体力と独特の相撲で苦しめていた。24年はご当初春場所を前頭筆頭で迎え、初日稀勢の里を押し倒す最高のスタートを切ったが、５勝10敗と三役挑戦失敗。再挑戦といきたかったが、肘を痛めて絶不調に陥る。翌場所平幕相手に２勝13敗と信じられない成績に終わると、平幕下位、十両に落ちても二桁黒星が続き急激に番付を落とした。 ★25年展望・続報 ケガを直して本来の大きな相撲を見せて欲しい。九州では状態が回復したのか十両で13連勝、復活の狼煙を上げた。どん底からの巻き返しだ。 |
|
★取り口解説 相手の突き手を両腕で下からあてがって、掬い上げるようにして捕まえようとする。左四つ得意だが、まずはどちらか差して寄る。この長身に両差しを許せば相手はなすすべない。胸はがら空きになるが、好調時はそれでも全く下がらない受けの強さがある。 ★パラメータ・スキル解説 立合いはしっかり腰が割れて安定感があるが、胸を出すこともあって上体は高くなりやすく、相手に頭を付けられやすい。差し身の相撲だけに肘の故障は辛い。 |
| ★ピックアップ ■大関戦 初挑戦は巨漢の把瑠都に力負け。しかし翌日日馬富士を体力で圧倒し浴びせ倒し、さらに優勝争いに絡んでいた琴奨菊も懐の深さを活かして叩き込んだ。そして先述の春場所、稀勢の里の突き押しを正面から受け止めてあてがい、相手が苦しくなって引くところに付け入ってドンと巨体を押し倒した。強いなあと感心したものだが、この場所から急落が始まった。 |
| 富士東 最高位:前頭七 東京出身 玉ノ井部屋 26歳 | |||||||||
| 取り口：突押・前進型 | 型：突っ張り/左差し | 得意手：突き、押し | 181cm/180kg 重量肉厚 | ||||||
| 重 | C10.0 | 寄 | E 7.0 |
突っ張り 3a 左のどわ 3a 右突き放し3b モロハズ 2c 突き落とし 3b はたき 2d 左差し寄り2b がぶり寄り2d 左腕返し 2d |
モロ手突き2d 小手投げ 2d 左掬い投げ2c 上手投げ 1d 巻き替え 2d |
＜立合＞ ぶちかまし2b 右突き放し3b おっつけ 2b 左差し 1c モロ手突き2d 右前ミツ 1e 頭a肩e胸e 手d変化e |
＜心＞ 詰め× |
＜技＞
出足 速攻 リーチ伸 回転○ 摺り足○ |
＜体＞ 丸い体 重心低い 巨腹 |
| 力 | D 9.0 | 押 | D 9.5 | ||||||
| 速 | E 7.5 | 投 | E 7.0 | ||||||
| 技 | E 7.0 | 粘 | E 7.5 | ||||||
| バ | E 7.0 | ス | D 8.0 | ||||||
|
間合い |
||||
| 密 | 接 | 近 | 離 | 遠 |
| △ | △ | ○ | ◎ | △ |
| 速攻 | 遅攻 | 柔 | 剛 | 猛攻 | 堅守 | 型 | 対応 | パワー | テク | 闘志 | 沈着 | 安定 | 大勝 | キラー |
| ◎ | × | △ | ○ | ◎ | × | ◎ | × | ◎ | × | ○ | × |
| ★略歴・近況 早くから期待されながら８年かけて23年新十両。そこからは勢いよく半年後で新入幕で10勝の活躍。ところが上り坂もここまでで、7枚目から負け越しが続く。得意の押し相撲が決まらず四つになることが増えて不振に陥る。初めはあと一番という負け越しが続いたが、24年春は10敗、夏は12敗と幕内で通用しなくなった。十両に落ちて本来の相撲を取り戻し、１場所で復帰すると新入幕場所以来の勝越しを決めた。 ★25年展望・続報 痛い目にも遭って幕内の水に慣れてきたか。 |
| ★取り口解説 激しい突っ張りを得意とする。回転の早い突っ張りで相手を遠ざけることもできるし、意外とよく腕の伸びる威力ある突っ張りもある。重心が低い分、突っ張りがアゴの下あたりの良い高さに入る。左四つでもそれなりに取れるが、腰が浮きやすく出足が止まると苦しい。 ★パラメータ・スキル解説 押し相撲に適した丸い体型。持ち味の当たりと突っ張りをさらに磨き、もう少しスピードが出れば手ごわい存在になる。四つに取り組んでも面白いかもしれないが、腹を活かしての寄りくらいで投げなどの技に乏しい。 |
| ★注目ポイント ■立合いの狙い ぶちかましが強そうだが、案外戦略的な立合いをする。カチ上げやおっつけで差し手を封じてから突き放したり、両手で最初から突き放したり。相手によっては自分から四つに組みに出たりもする。しっかり当たれれば四つでも攻め切る力はある。 |