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高田川部屋 所属二所ノ関
創設時は高砂)
創設 昭和49年 現師匠
安芸乃島
前師匠
開祖
前の山
勢力
 D
実績
 D
伝統
   C


概略

 高砂部屋の元大関前の山が引退直後に独立。役力士も出していたが、平成10年に一門を離脱しただ一つ無所属の部屋となっていた。二所一門の貴乃花部屋から移籍した元安芸乃島が部屋付きを経て二代目師匠となり、23年から二所一門に所属している。期待の若手は多い。

主な力士 (赤は現役。優は優勝、三は三賞、金は金星)

  小結  剣晃(殊1敢1金2)、前乃森
  幕内  鬼雷砲
  十両  卓越山、前進山、
大雷童、竜電

四股名の特徴・その他

 前師匠の時代には「前」の入る四股名が多かったが、現在は「安芸」が見受けられる。いずれも師匠の現役名から。

 稽古場の映像配信などの新しい取り組みで話題になっている。

■歴史

大関前田山が独立  高砂部屋、入門時の師匠前田山譲りの激しい突っ張りを武器に大関に昇進。大関としては一度も二桁に届かず、いまだ疑問の残る無気力相撲判定で休場に追い込まれ1年半で陥落した。そして平幕で引退するとすぐに独立した。

関取誕生    10年経ってついに関取が誕生。第1号となった前乃臻(のち前乃森)は、幕内10場所に終わったが三役に昇進した。平成に入ると鬼雷砲が続いて幕内に昇進した。最も活躍したのが小結の剣晃で、貴乃花ら上位力士相手にも張り手を繰り出すあたり、前田山の流れを汲む部屋らしい。特に大関貴ノ浪を得意にして三賞2回、上位に定着していたが9年に原因不明の病気に倒れて翌年現役のまま死去したのは惜しまれる。

高砂を破門、無所属へ  剣晃が亡くなる直前の理事選で、高田川は理事に当選する。しかし、高砂一門の候補擁立に従わず強行出馬したため紛糾し、北の富士の陣幕が退職する騒ぎとなっている。高田川も一門を破門されて部屋は無所属となった。以降は大雷童の十両に上がっただけで、部屋の勢いは下降線を辿った。

安芸乃島が後継、二所へ  16年に元安芸乃島の千田川が移籍、部屋付きとなる。元関脇安芸乃島は金星、三賞ともに史上最多を誇る名力士で、15年に引退して二子山部屋付。16年からは弟弟子の貴乃花が二子山を継承した貴乃花部屋付となっていたが、師匠と折り合いがつかずに高田川が受け入れた形となった。21年には停年の近い前の山の高田川と名跡交換し、部屋を継承。さらに23年、前年に貴乃花部屋らが離脱していた二所ノ関一門へ加入することが認められた。安芸乃島としては現役時代の一門への復帰となるが、高田川部屋としては高砂一門破門から13年にして移籍を果たしたことになる。破門された部屋の移籍は、出羽海から高砂へ移った九重部屋以来。

■現状・展望

 師匠となった安芸乃島は、部屋付時代から精力的に活動して有望力士を入門させ、大きな期待が寄せられている。やや伸び悩んでいる印象。ただ、九重部屋のように一人が上がれば堰を切ったように大挙して昇進ラッシュが起きてもおかしくない陣容であり、目が離せない。24年11月には期待の一人・竜電が直弟子として初めて関取となった。

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